Mark Levinson LNP-2L, ML-1Lオーバーホール
年明けの1/13に依頼していたLNP-2LとML-1Lがオーバーホールから戻って来ました。
LNP-2Lは何も不具合を感じてなかったのですが、2004年1月に整備済み品をオーディオショップから購入後18年間年間を通して通電していたため、一度点検して貰おうと考えました。
ML-1Lは昨年女友達から借りパクした個体ですがw、左右チャンネルでゲイン差があったたためオーナーに了解を取ったうえ思い切って2台一緒に整備に出してみました。
オーバーホール中はK.SさんがKrell PAM-1を1ヶ月に渡り貸してくださっていたため、寂しいどころか新たな機器に触れる喜びで一杯でした。この場を借りてKSさんにお礼を申し上げます。
整備が2/22に上がって返送されて来ました。LNP-2Lはモジュールピンをクリーニングしたのが1年前だったため、VUを含む全てのモジュールを外して無水アルコールでクリーニングし、T居さん推奨のシルバーコンタクトペンでコーティングしてから戻しましたw
シリアルナンバー2,000番前後に見られるシルバーのSPRAGUEコンデンサー4個もダメになっていたとのことで、一番音質の近いVISHAYのコンデンサーに変更されていました。
この部分のコンデンサーが付いていない個体も割と見受けられますが、主な用途はバッファーアンプとのことでした。
LNP-2Lのバッファーアンプには賛否両論があって、私が過去もう1台所有していた最終型No.2545をバッファーアンプ比較で使った経験がありました。
音質差がほとんど感じられなかったことと、そして何より電源に負担を掛けることがデメリットであると元RFの技術責任者のM氏より直接アドバイスを受けていたため、敢えて予備モジュール2個は使わずオリジナルのまま8個のモジュールで使用しています。
ML-1Lは見事に左右ゲイン差が直っており、ピタリとセンターに定位するようになりました。オーバーホール前はおとなしめの柔らかい音だったものが、ハイスピードでエネルギッシュなサウンドに変わっており驚きました。
さすが元RFのM氏が最後まで手放さず愛用された個体だと感じずにはいらませんでした。
今回ラックに戻すのに購入して18年間一度も付けたことがなかった木箱に入れてみました。LNP-2Lの木箱は過去手放したNo.2545の付属品で、この個体の木箱はネジ穴も開けていない未使用のまま冷暗所に保管していますw
かなりのパーツが交換されていて驚きました。整備を快く引き受けてくださったAudio DripperのK氏に感謝したいと思います。誠にありがとうございました。
3/10にAudio Dripperさんが整備ブログをアップしてくださいました。詳細が書かれています。
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