【禅_FXの体験談】1つの手法を安定運用できるまでに取り組んだこと
免責事項
本noteは、筆者が1つの手法を使いこなせるようになるまでに取り組んだことを過去の体験談としてまとめたものになります。そのため有料記事内では筆者の体験と習慣が記載されており、未来の相場における投資対象、時期、数量、売買の指定など、いわゆる金融商品取引法第2条第8項11号に該当する「金融商品の価値等の分析による投資判断」の助言情報は一切含まれていません。またストーリーの構成上、例として筆者の手法を紹介していますが、全て無料部分に記載しています。
上記のように筆者の体験と習慣が記載されているため、「購入して読めば将来的に何かしらの金融取引市場で利益を得られる可能性のある具体的な投資情報(どのような投資対象を、いつ、売買するか)」が記載されているわけではございません。特に投資技術の習得に関してはそれぞれの個人の状況によって異なりますので、投資活動は全てご自身の責任で実行してください。本記事を参照したことによるいかなる損害についても補償は致しかねます。逆にトレーダーとして成長できた、取引で利益が出たしてもそれは読者の方の自助努力によるものです。
はじめに
初めまして。禅_FXと申します。日頃SNSで仲良くさせていただいている皆さん、いつもありがとうございます。私自身、同じ手法を淡々とこなすことを信条にSNSに投稿をしています。その中でなかなか手法に自信が持てない、手法を固定する前に退場してしまう方が多いことに気がつきました。
確かに、私自身も手法を固定できるようになるまでは長い道のりがありました。そこでいざ言語化しようとすると膨大すぎてなかなか纏まらない。あれよあれよと書いていくうちに、一つの作品としてnoteにまとめることにしました。
内容としては相場の理解、手法の決定、検証、PDCA、悪癖の矯正と当たり前の事柄ですが、それらの全てが自分用に改善を重ねないと上手くいかないことであり、この辺りを粘り強くやりきれるかどうかが、手法を自分のモノにできる境界線なのかなと思います。逆にこれを暗中模索でやらなければいけないからこそ、退場者が多いのだと思います。「結局一つの手法を使えるようになるまでどのくらいの労力がかかるのか?」という問いの一つのサンプルとしてご参考になれば幸いです。
なお、私の傾向として数値系の検証はあまり細かくやりすぎず、流れを重視してトレードしています(要はおおらかなタイプ)。どちらかというとPDCAサイクルで自分自身の行動のよくない傾向、原因を掴んで対処し、手法や運用をチューニングしていく方法が得意です。
対象となる読者の皆様
【本記事はこんな方をイメージして書いています】
・FXを始めたばかりで何から手をつけていいかわからない
・サンプルと似た手法を使っているが上手くいかない
・手法をコロコロ変えてしまう
・全然ルールが守れない、同じ失敗を繰り返している
・いつまで経ってもマイナスでプラ転しない
・あまりにFXがうまくいかなくてもう嫌になってきた
【こんな方は目新しい情報はないのでご購入をお控えください】
・具体的な投資判断や助言が欲しい方
・サンプルと大きく異なる手法を使っている方(長期保有、スキャルピング等)
・自らの投資スタイルが確立できており、継続的に利益が出ている方
値段の設定について
色々と考えたのですが価値あるものには値段があると思う性分なので、僭越ながら値段をつけさせていただきました。効果は謳っていませんので保証できませんが、無駄な負けトレード1回分ですとか、しらみつぶしに改善行動を取った場合の損失時給換算など、まずはご自身が感じる価値観をよく整理し、目次をご覧になった上で、ご購入を検討ください。繰り返しですが読んだだけで儲ける方法は記載されておりません。
第1章 手法の固定化についての考え方
1.1手法を固定し、洗練させる重要性
トレーダーにはレベルがあり、以下のような階層構造で表現できます。SNSでキラキラしたアカウントを見かけますが、それはもうピラミッドのてっぺん部分、スポーツ界で言うとワールドクラスのスーパースターですね(それか問題のある詐欺アカウント)。一方でなかなかトータルプラスにならない人の方が多いのが相場の世界。SNS上では大きく稼ぐ方法の紹介や、サロンなどもありますが、結局はこのトントンかトータルプラスまでは自助努力でクリアすべきところです。しかしこれを自分自身で対処できないから退場者ばかりになるわけですね。
その鍵は手法を固定し安定化させることにあります。まずは1つの手法を完璧に。でも一方で「手法はなんでもいい」なんて情報もあったりしますね。だったら
どんな手法を使い分けても成果が出るはず。
それを私なりにまとめたのが次の図です。手法本来の優位性を発揮するには、ミスなく運用することが大事になってきます。いわゆるトントンの状態は「あと一歩!」と言われますが、手法本来の勝率を、運用ミスで押し下げている状態が多いと考えています。手法を固定化できていれば、この運用ミスを減らしていってトータルプラスに持っていけます。
しかし、いろんな手法をコロコロ変えてやった場合はどうなるでしょうか?この場合は手法本来の運用とミスがそれぞれ発生しますが、慣れない手法でやっているとどうしてもミスが増えてきます。手法自体も統計的に有利な状態まで数を確保できない。なので結局はトータルの成績が安定しないことになります。
これが私なりの手法をコロコロ変えてはいけない理由です。結論は「手法はなんでもいい」ですが「手法の癖をしっかり理解し、ミスしないレベルまで訓練する」が答えなのかなと思います。
1.2手法安定化までのステップ
ではどのようにすれば手法が安定するのでしょうか?筆者が今まで行った取り組みを振り返って、体系化すると次の図のようになります。断片的にはやらなければいけないとわかっているものですが、難しいところは行おうとしている手法に対して全ての要素が噛み合っている必要があります。
1.3チャートのセッティング
本書を読み進めていくにあたって具体的な手法がないと体験談が伝わりませんので私が使用している手法を記載します。ネットでも調べればカンタンに出てくるような非常にオーソドックスな手法です。環境足とエントリー足に分けて設定しています。
1)環境認識
4時間足を使用します。
設定するインジケーターは移動平均線とPIVOTです。
移動平均線①:20本を設定。
移動平均線②:120本を設定(≒日足の20日移動平均線)
移動平均線③:600本を設定(≒週足の20週移動平均線)
PIVOT :週次単位
2)エントリー足
15分足を使用します。
設定するインジケーターは移動平均線とPIVOT、出来高です。
1)の環境足と違うのは移動平均線①と出来高だけです。
移動平均線①:80本を設定(≒1時間足の20本移動平均線)
移動平均線②:120本を設定(≒4時間足の20本移動平均線)
移動平均線③:1920本を設定(≒日足の20本移動平均線)
PIVOT :週次単位
出来高 :Tradingviewの出来高インジケーターを使用
1.4エントリーのタイミング
①環境認識足で価格と移動平均線の位置関係を把握します。価格が日足と4時間足の20本移動平均線の外側にあることを確認します。
②節目付近で直近の高値安値を突破したら押し目買い・戻り売りでエントリーです。ターゲットの目安は週足PIVOTの範囲内で、1対1で設定します。週次PIVOTが狭い場合はスペースがないので見送りです。
どうでしょうか、オーソドックスなトレンドフォローの手法ですね。実際に売買手法としてはこれ以上でもこれ以下でもなくこれで全部です。
しかし、今から数年前、筆者がこの手法を知って試し始めた頃は、全然上手くいかなかったのです。自分がエントリーしたところでは逆行する割に、見送った途端にトレンドが発生したり。全然ルールと違うことをしてしまったり。自分は負けてばっかり。結局しらみつぶしに情報を集めては一つ一つ解決する日々が流れました。
今振り返ってみると、この手法に限らずちゃんと使えるようになるまで、理解しなくてはいけないことや習慣として取り組むべきことがたくさんあったのです。それはトレーダーそのものとしての成長の部分であり、人から投資に関する助言をもらったり手法ありきでどうこうできるような部分ではなかったのです。
ここからは長い時間とたくさんの労力を掛けて取り組んできたことを1つ1つ体験談としてご紹介します。あくまで筆者自身の経験の話になりますが、少しでも似たような悩みをお持ちの方の参考になれば幸いです。
第2章 相場の原理原則を理解する
2.1 環境足で流れが出るためには3つの条件が必要
これが今も一番大事にしていることであり、当初は無意識に疎かにしていた部分でもあります。始めたばかりの頃は「相場がいつ動き出すのか、トレンドを逃さないようにしないと」とチャートにかじり付いていました。こちらは4時間足のチャートです。初心者の頃は結果を見れば流れが分かりましたが、事前にいつ頃流れが出そうなのか想定をしておくことができませんでした。
しかし今はそんなことはありません。というのも特に4時間足以上の環境足で流れが出るためには、3つの条件が必要なことに気がついたからでした。この3つの条件が揃いそうな時だけチャートを見ればいいのです。その3つの条件とは
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