視野が狭まっていたので、物理的に視野を確保した話。
発達障害ではないものの、グレーゾーンで凹凸がある私は、ひとつの事に集中してしまい、日常生活で困る事がある。
今朝などは、トイレに向かいながら「周りをよく見る」「次の行動を考える」を意識しようとしたのだが、トイレから出て手洗いうがいをしてご飯をよそう段になった時、ご飯と手元しか見えなくなる感覚に陥った。他の物が目に入らない。状況をメタ的に認知出来ても変わらない視野の狭さに困り、考え方を変えた。
物理的に、視野を確保することにしたのである。車を運転して出勤しようというとき、正面・サイドの窓・サイドミラー・バックミラー・スピードメーターというルーティンで、顔を動かして視線を向けるようにしたのである。意識や目線だけを変えるのでは、目の前しか見えなくなる。それは危険だ。だから、考え方を変えて、きちんとキョロキョロするようにしたのである。
職場でも同じだ。周りの人が見えなくなると、仕事が分からなくなる。○分毎にと決めて、やる事リストを確認し、居る人の顔をひとりずつ見る事を徹底した。顔を見れば、その人が何をやっているのかが分かる。あの人がこれをやるなら、私はこれが出来るだろうか……と、考えを巡らせるきっかけ、チャンスを掴む事を目的としており、不調にしては動けていて、効果は上々である。上々と言っても他の人よりは動きが遅いのであるが。
27にもなってこんなことで、とは思うものの、こればっかりは仕方あるまい。工夫して、生きていくしかないのだ。
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