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マルディーニがエンポリにやってきた!
鮮度が高いうちに。。。
ミランからダニエル・マルディーニがエンポリに加入しました.
買取りオプションと買戻しオプションが付いたローン加入です.
ついに,この日が来ました.
パオロ・マルディーニを見てカルチョにハマって25年.
その息子ダニエルが,現在推しているエンポリに加入です.
マルディーニの血がエンポリに・・・のようなカッコイイ感情なんかありません.
単純に,「大好きだったパオロの息子がエンポリに加入した,嬉しい!」だけです.
ただ,やっぱりエンポリでしっかりと活躍して欲しい.
ミラニスタの方たちとしては結果を残して買い戻したい気持ちだと思います.
私自身も現在はエンポレーゼでありながら,パオロ信者なので,
今まであれば「経験を積んでミランに戻って欲しい」という気持ちでしたが,
パオロがミランを去った今,そこは少し揺らいでいます.
買取って,エンポリに長くいて欲しい,これが正直な気持ちです.
結果を残す,これが全てです.
そうなると,23/24シーズンのザネッティ体制の戦術にハマるかどうかが非常に重要になってきます.
活躍できるかどうか,
プレー的な話は素人ですが,エンポリのスカッドや予想フォーメーションを考えながら素人なりに検証したいと思います.
【ダニエル・マルディーニの特徴】
これは,ドドン小西さんのnoteをご覧いただくのがベストです.
トップ下やLWGになるんですかね,得意とするポジションは.
中盤で前と後ろのハブ,広い視野,周りを活かすの上手い,背後からの飛び出し秀逸・・・最高ですね.
実際に,昨シーズンのスペツィアでのHeatmapはこんな感じでした.
![](https://assets.st-note.com/img/1689057256007-eUNl2qCrKB.jpg?width=1200)
スペツィアのフォーメーションが3-5-2かつ途中出場が多いのも理由だと思いますが,
左寄りに広い範囲で動いていますね.
【戦術は4-2-3-1】
先日行われたCoferenza Stampaを見る限り,ザネッティは昨シーズン終盤に採用していた4-2-3-1が良いかもね~と言っています.
そうなると,ボランチはマリン,グラッシ,バンディネッリ,ハース,ヘンダーソンで回すので,
3のトップ下かLWGでの起用が濃厚になります.
ただ,元々馴染みのある4-3-1-2を採用する可能性も表示に高いので,
そうなると,トップ下かLCHでの起用になるかと思います.
いずれにしてもマルディーニの特徴を生かすことができそうです.
【バルダンツィとの比較・エンポリの現状】
おそらく引き抜かれるであろうバルダンツィに代わってトップ下に入ると予想されるので,
スタッツを比較してみました.
まずはバルダンツィのHeatmapはコチラ
![](https://assets.st-note.com/img/1689057493271-zTm1ld6y6V.jpg?width=1200)
次にスタッツ比較です.
※マルディーニのスペツィアでの起用法や出場時間に左右されているので,あくまで参考
![](https://assets.st-note.com/img/1689057342267-tDBObr5sd2.png)
これを見る限り,ドリブル成功率と空中戦デュエル勝利率がバルダンツィより高いです.
身長差があるので当然ですが,OptaでのSuccessful Take-Onsが99だったことを考えると,
1対1で力を発揮できそうな感じです.
この動画を見ても1対1強い感じが分かりますね.
エンポリのビルドアップは,基本
・ルペルトのロングパスおよびくさび
・マリンの縦パスおよびサイドへの振り
です.22/23シーズンでは,
ルペルトロングパスをサトリアーノやカンビアーギが前線で受けて,くさびをバルダンツィが受けてました.
マリンの縦パスはバルダンツィが受けて,右サイドはエブエイ・アクプロコンビ,左サイドはパリ―ジ・カンビアーギです.
サトリアーノ,カンビアーギ,アクプロはドライローンだったのでレンタルバック.
パリ―ジはフィオレンティーナ加入間近.
バルダンツィは分かりません.
個人的にバルダンツィはもう1年くらいエンポリで無双したほうが良い気もしているので,
マルディーニとの同時起用もあり得ると思っています.
ミランにおけるブラヒム・ディアスとマルディーニのコンビ,みたいな感じで.
【予想ポジション・フォーメーション】
![](https://assets.st-note.com/img/1689058003989-oBqgyFq8tx.jpg?width=1200)
①4-2-3-1/バルダンツィ無し
この場合はトップ下が予想されます.
ボランチのマリン・グラッシは確定だと思うので,
ルペルトやマリンからのビルドアップに対して,マルディーニが中央で受けるか左寄りで受けるか.
②4-2-3-1/バルダンツィ有り
この場合は,LWGになると思います.
ちょっとこれが理想ですね,個人的に笑
①の場合だと,現状駒が無いので補強する必要がありますが,7/11時点で噂すら無いので不安です.
それであれば,バルダンツィがトップ下でマルディーニがLWG(右はピッコリで,CFはカプート)を務めることで,
分厚い攻撃になります.
③4-3-1-2/バルダンツィ無し
実際に4-2-3-1が上手くいく可能性は半々です.あくまでアクプロやカンビアーギありきの戦術だったので,
今シーズンどうなるかはやってみないと分かりません.
仮にうまくいかない場合は,「伝統」の4-3-1-2に戻す可能性は大いにあります.
その場合は,おそらくトップ下でしょう(中盤の3は左からバンディネッリ,マリン,グラッシ).
前のCFはカプート,ピッコリでしょうか.
なんとなく現実的な気がしますが,パリ―ジ・バルダンツィ・カンビアーギがいない状況でマルディーニが輝けるかどうかは分かりません.
※そもそもCFを補強しなきゃいけないし,エコング・ピッコリ・カプートじゃ物足りなさすぎます・・・
④4-3-1-2/バルダンツィ有り
これだとバルダンツィがトップ下になる可能性が高いので,マルディーニは中盤3の左側LCHと予想されます.
今まではパリ―ジがLSBだったので,LCHのバンディネッリが守備に追われる場面が多かったですが,
カカーチェだとパリ―ジには攻撃で劣るも守備は優るので,LCHのマルディーニが広いスペースで攻撃関与できると思います.
これも結構現実的ですね.
【まとめ】
ここまで書いてきましたが,実際には
・やっぱりバルダンツィいてくれると助かる
・CFの補強どうするよ
・RWGもいない・・・
というマルディーニ以外の側面で問題が多いです.
何とも言えませんが,
エンポリという比較的お金を出し渋るクラブが,「買取オプション」を付けてレンタルするということは,
期待も大きく,主力として考えている証拠なので,バルダンツィとは違ったトップ下を求めた上での補強と思っています.
マリンのFKやCKで頭に合わせることもできますし,ポストプレーもできるので,
昨シーズンとは違った攻撃を演出してくれることを期待します.
とにもかくにも,マルディーニがエンポリに来ました.
プロビンチャ特命係長としては奇跡に近い出来事です.
今シーズンはついにエンポリユニフォーム(もちろんマルディーニのネーム入り)を買う予定です.
シンプリスト・ミニマリスト生活をしている自分がユニフォームを買うことはなかなか無いので,
このタイミングでエンポリのユニフォームを買うのも「縁」だと思っています.
新シーズンが楽しみだ.Forza Empoli!!!