ドラマ「silent」
最終回を見終えた。観てよかった。
個人的には、第2話のラストから、第3話に至る流れが好きだった。踏切を挟んでの電話。群像劇の視点切替。
他にも、このドラマは、スマホを作劇に活かしたフレッシュなアイデアがたくさんあって、巧みだった。
作品全体に、作り手たちの「純粋に良い作品」を作ろうとする本気の姿勢が、首尾一貫して表れている。脚本はもちろん、撮影・照明・音響・ロケ・大道具・小道具・衣装、端々に至るまで。血が通っている。こういう志で生み出された作品が話題を呼び、商業的にも成功する‥というのは、見ていて嬉しい気分になる。
‥正直を言うと、途中で、登場人物たちの心根の清らかさが眩しすぎて、思わず目を背けそうになったが、最後まで観れたのは「無限まやかし」というYouTubeチャンネルの支えが大きい。このチャンネルが、脚本の技術的解説をしてくれていて、それを聞くのが喜びだった。
このチャンネルと並走したおかげで、作品の味わいを何倍も増すことができた。感謝。
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