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【事例紹介・健康経営実行支援】コロナ禍で暗くなりつつあった社内を一変させた。何キロの減量に成功できたかという話題
※本記事は約7分で読むことができます。
「健康経営優良法人」企業の取り組みインタビュー
アイデアル株式会社
■ 取材企業 ■
・企業名:アイデアル株式会社
・業種 :IT・アプリ
・従業員:74名(2021年10月現在)
・所在地:大阪府
・認定部門:健康経営優良法人 中小規模法人部門 ブライト500(2022年度)
・会社HP:https://www.idea-l.co.jp/
健康経営優良法人2022
ブライト500に認定!
2021年5月から同年10月末まで、emphealは本質的な健康経営を求めるアイデアル社の支援を実施。結果、健康経営優良法人2022に初認定。
さらには初回申請にもかかわらず、ブライト500企業にも選定されました。
emphealとしても大変うれしく、社員一同歓喜に湧いています。
今後も形だけの健康経営ではない、従業員一人ひとりに根付く健康経営の支援を、これからも提供してまいります。
● [健康経営実行支援サービス]実施内容
(伴走期間:半年(2021年5月~10月))
① 健康宣言制作のためのファシリテーション及び制作支援
② 健康課題可視化・分析
(パフォーマンス・カルテにより健康課題を可視化し目標設定の策定支援)
③ 健康課題への打ち手提案・実行支援(②の分析結果から、必要な施策をご提案)
④ ヘルスリテラシー向上研修
⑤ 施策前後の効果検証、分析、新たな打ち手のご提案
⑥ 定例打ち合わせ
⑦ その他健康経営に関わる適宜のアドバイス等
※上記は健康経営実行支援サービスの一例です。支援内容は各社の課題、希望等ヒアリングした上でカスタマイズいたします。
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● 認定取得後、アイデアル株式会社のご担当者様にお話を伺いました。
ー 健康経営を取り組むにあたり、社外に相談してみようと考えた背景を教えてください。
2021年までの安全衛生委員会では、明確な目標が持てておらず、目の前の健康課題に取り組んでおりましたが、健康経営優良法人の認定制度があることを知り、健康経営優良法人の認定を受ける事を目標として掲げることで目的意識を持つことができるようになりました。
ただ、いざ認定を目指して取り組むと決めたものの、認定基準や評価のポイントが分からない状態が続き、次第に認定を受ける事が難しいのではないか、との雰囲気が出てきたタイミングで、別件でお世話になっているコンサルタントの方に健康経営のコンサルティング実績のあるempheal様をご紹介頂き、ご相談させて頂く運びとなりました。
ー emphealに依頼を決めた理由をお聞かせください。
empheal様のご提案で依頼を決めた大きな理由は2つありました。
1つ目は、取り組みの進め方です。
まず、従業員の健康状態の把握し、そこから見える健康課題の仮説を立て、
改善の取り組み施策を実施後に検証を行うと言った手法で、非常に理にかなった進め方であり改善される姿が強くイメージできた点です。
2つ目は、弊社に向き合って頂けるスタンスで、弊社と一緒になって課題に向き合う伴走型の姿勢です。
どの会社でも当てあてはまるありきたりなご提案ではなく、弊社の状況や従業員のことをよく知った上で納得感のあるご提案を頂きました。
実際、健康宣言を作成する際のブレストなどにも参加頂いたり、ウォーキングイベントでは弊社のチャットグループにも参加頂き、弊社目線でたくさんサポート頂き、empheal様に伴走頂けて本当に良かったと感じます。
ー 最後に一言お願いいたします。
emphealは仕事のやり方が親切で、ひとつひとつの仕事が丁寧、そしてスピードが早い。どれかが疎かになりがちだと思うが、親切で丁寧でスピードも早いのは、自社の社員にも参考にしてもらいたいと思えるポイントでした。
また、メッセージを伝えるのが上手で、我々も打ち合わせを重ねるたびに、
健康経営へのやる気が沸いて動かされました。
初めての健康経営の取り組みを、emphealに任せて良かったです。
※取材日:2022年3月10日
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(以下、2021年10月取材時記事)
健康を自己管理する意識が社員に芽生え始めた
大阪府大阪市に拠点を置くIT企業のアイデアル株式会社。
同社が健康経営に積極的に乗り出したのは、産業医に対する認識を改めたことにあった。
「せっかく契約して会社まで来ていただくなら、社員の健康問題にきちんと取り組もうと考えたのがスタートでした」と村尾茂昭代表取締役社長が言うように、約一年前に各部門から社員を募り、産業医とともに安全衛生委員会を立ち上げた。
その過程で『健康経営優良法人』の存在を知り、社員の健康を管理すると同時に、新卒採用の際に社員を大切にする会社としてのアピールや対外的にもPRになると考え、同法人取得の認定を目指すことになった。
同社が掲げた健康づくりのテーマは2つ。健康診断の再検査率を上げることと積極的に健康な体づくりを行うことだ。
前者はこれまでも予後状況のチェックを行っていたが、社員の健康課題を可視化するなど再検査に臨みやすい雰囲気づくりを心がけた。
後者は社員旅行にスポーツイベントを組み込むことで、社員が楽しんで運動できる環境を整えることに専心した。「それまでに痩せて、カッコイイ体をつくろうと体を鍛える社員も増えましたね(笑)」と村尾社長。
さらに歩数計アプリを活用し、チームごとに歩数を競い合うウォーキング企画にも社員の盛り上がりを感じたという。業種的にデスクワークが多く、運動不足になりがちだが、自分の健康を見つめ直す機会を与えられたことで社員の考え方も徐々に変化していった。
また、チーム制にしたことで、普段交流の少ない社員との関わりも増え、
さらに家族と一緒にウォーキングに取り組む社員もいたことで、社員同士や家族とのコミュニケーションの輪が広がる結果となった。
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健康な体づくりをブームで終わらせない!
健康経営を行うに当たって、最も変わったと思えるのは、会話の内容だという。
どれぐらい痩せたとか、太って入らなかった服が着られるようになったとかという話が職場で飛び交うようになった。社員同士で減量に対する対抗意識も芽生え、ミーティングでは最初に何キロ痩せたのかという話から始まり、
その数字によっては本題の発表以上に注目が集まる。
新型コロナウイルスの影響で社員の元気がなくなっていたところを、
健康経営が引き上げた形となったものの、課題も残る。
真面目すぎるが故のメンタル面での問題と在宅ワークによるトラブルだ。
普段から社内交流を図ったイベントや全社員を対象にストレスチェックなどを行っているが、社員が抱える不安や悩みに完ぺきに対応できるわけではない。部下や同僚の心身状況の変化に対応できる環境づくりなど、根気強く対策を練っていくつもりだ。
また、健康な体づくりに関しても一時的なブームではなく、習慣化させるためにも新たなエッセンスを加えていく必要性も感じている。
「今後は健康に対する社員の理解と意識を高め、外部の人に聞かれても自分たちの取り組みをはっきりと伝えることができるように浸透させたいですし、それを社風にしたいです」という村尾社長。
同社の健康経営に対する期待は広がるばかりだ。
※取材、文:株式会社empheal(エンフィール)