【iRacing】SF EmperorD Cup向け情報
いよいよ明日今日に迫ったSF EmperorD Cup@Suzukaですが、皆様準備は万全でしょうか?もう準備はバッチリという方はよいのですが、もしセットアップやスタートの仕方とかわからなくて出るかどうか悩んでいる方がいたらこのページを参考にしてみてください。結果は大したことありませんでしたが現役でSF23車両を触っているエンジニアがいくつかポイントを紹介したいと思います。
基本セット情報
燃費&燃料搭載量
まず、SF23は、鈴鹿サーキット1周走るのに燃料を約2.5L使用します。
実はこの情報がかなり重要で、セットアップ自由のレースでは最初に合わせるべきです。サーキットを速く走るために何よりも重要なのが車両の総重量です。特にSF車両は軽自動車程度(700kg弱)しかありませんから、燃料搭載量によってラップタイムが大きく変わります。私が試した所、燃料を15L追加すると0.2秒以上もタイムが遅くなりました。つまり1L多く積むと1周辺り+0.02秒。そしてこの差はレース中も常に影響しますので、他車より1L多く積んだ場合は、今回のレースが12周なので合計すると0.24秒も損する計算になります。ということでドライビングの前に燃料から攻めるようにしましょう!
ではそんな燃料搭載量の計算をしていましょう。
iRacingの場合は実車と異なり、ギリギリまで燃料をしっかり吸えるのでもう少し攻めることは可能ですが、搭載量がわからない人はこの値にしておいてもらえれば問題ないかと思います。
セットアップについて
セットアップに関する内容をこの記事に書こうと思っていたのですが、既に本番当日に(現在11/18 0:40過ぎ…)
慣れない配信の準備に手間取ってたらレースまでの時間が無くなってしまったのでセットアップに関しては配信の中でプラクティス中に話していこうと思います。需要あれば後日noteにまとめます。
ドライビング関連情報
スイッチ類のボタン割り当てについて
SFのレースに出るうえで絶対に割り当てるべきボタンが2つあります。それは、オーバーテイクボタンと2ndクラッチです。
※クラッチパドルが2つある場合はこの限りではありません。
まず、ボタンを押した間だけ燃料流量が増加しパワーアップするオーバーテイクボタンはiRacing内でも実車同様に使えます。決勝中に使える時間は200秒となりますが、使った後は100秒のチャージタイムがありますので使いどころには注意してください。
またスタートの際に使用する2ndクラッチをボタンにでも割り当てておくと便利です。この後紹介する失敗しないスタート方法のところで使います。このボタンはON/OFFスイッチで問題ないのでコントローラー上にスイッチが足りない場合はキーボードのキーでも代用可能です。
失敗しないスタート方法
SF23で一番難しいのはスタートだと思います。グリッドついたらいきなりレースがスタートするので、タイヤのグリップも予測ができない。そんなあなたに失敗しないスタート方法を伝授します!
まず、実車の場合だとスタート前には、ステアリングについている2つのクラッチパドルを使ってスタートしています。片方を半クラ、片方を全切り状態にしておきスタートする瞬間に全切り状態のパドルを離すことで瞬時に半クラ状態になり正確にスタートが出来るというシステムになっています。
実車と同様に2つパドルがあればこの操作が簡単にできますがそうでない場合はかなり難しくなります。それを解決するためにあるのが2ndクラッチです。もう先の説明でお分かりかと思いますが、通常使うクラッチは半クラで固定し、2ndクラッチに割り当てたほうを押しておきスタートした瞬間に離せば、通常クラッチの半クラが有効になりますので、実車同様のスタートが可能です。
またスタートする際の具体的なターゲットは以下を推奨します。
シグナルがグリーンになったら2ndクラッチを離し発進。その後、半クラ状態を2秒ほど維持してから徐々に離していきます。スロットルは発進した直後にホイールスピンが無ければ徐々に踏み込んでいくと安定したスタートが切れます。
一番危険なのは繋いだ瞬間にホイールスピンしてしまい、そのままシフトアップしていくことです。これをやってしまうとかなりロスしてしまいますし、最悪の場合スピンに繋がることもありますので注意してください。
まとめ
今回はエキシビジョンみたいなものなのでまずはクラッシュとかが少ないレースにしたいので、そのための情報を上げさせて頂きました。
それでは皆様良いレースをしましょう!