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リバーブックス日記 2024.10.18(金)

2024.10.18(金)曇り時々雨 20/26℃

本屋を始めてから曜日の感覚がなくなってしまった。
定休日の火曜はさすがわかるけれど、水木金あたりが全部同じに思える。

出勤前にいつものようにチャトラコーヒーによって1杯テイクアウト。だんだんホットを選ぶことが増えてきた。まほちゃんと年末の話をする。昨年、リバーブックス初めての年末年始は、大晦日から年明けまで年越し営業をした。その時にチャトラコーヒーさんに出店してもらって、まほちゃんがコーヒーを出してくれていた。今年も一緒にやりたいけど、去年と同じではつまらないので色々相談。話しているとアイデアがポコポコ出てくる。またみんなで楽しく年越しをしたい。

開店して、お隣りの富士市と東京で活動する建築家の勝亦優祐さんがご来店。勝亦さんにはリバーブックス開業時にもアドバイスをいただいていた。8月に開業した富士市の吉原商店街の建物をリノベーションを手がけたホテル「Arcade Hotel」用に本を選んでくれた。ホテルにリバーブックスのショップカードも置いてくれるとのことで、とてもありがたい。勝亦さんのヘアスタイルはキレイなアフロで、髭と合わせて似合っている。僕があんなアフロになったらどうだろうか、と少しだけ妄想。

自費出版を続けている関根愛さんの新しいZINE『憶えている 人 VOL.1』が入荷した。役者をしながら33種のアルバイトをしたという関根さんが、それぞれのバイト先で出会った人たちの記憶を綴ったオムニバス形式の一冊。僕はいつも入荷した本にパラパラ目を通すのだけど、つい読み耽る。葬儀会社の女性社員、ラーメン屋の店員、コンビニの人、リゾートホテルのお局スタッフなどなど、個性的な人だったり、親切な人だったり、嫌な人だったり。様々なタイプの人たちのことが描かれていて、関根さんの人間観察力とその描写に引き込まれてしまう。あとご飯の描写がとてもうまい。無性に豚骨ラーメンが食べたくなる。あとがきがない唐突な終わり方も、余韻が漂ってとてもいい。結局最後まで読み終えてしまった。今回はVOL.1とのことで、当然ながら続きがあるのだろう。

夕方、運送屋さんが台車で大きな段ボールを運んできた。明日から始まるguse ars(グセアルス)の展示作品だ。
村橋さんと岩瀬さんの2人組のアートユニットで、浜辺や川で拾った陶片の模様をパターン化したグラフィックな作品で多くのファンがいる。

リバーブックスにギャラリーを作った時から、頭の中にguse arsさんの展覧会をやりたいな、というイメージがあった。まだ店が走り出した頃にすでにお二人には展覧会をやりたいと伝えていて、あっという間にこの日が来た。明日は朝から設営なので、ワクワクしながら早く寝よう。


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