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【エンジニア座談会】フロントエンドチームが目指す理想のチーム

SaaS型プロダクトを自社開発するエモーションテックにとって、エンジニアの存在は必要不可欠。エンジニアといってもフロントエンドからバックエンドまで役割はさまざまですが、今回はユーザーが目にする部分の開発を担うフロントエンドチームをご紹介。メンバー5人に、チームの普段の様子やエモーションテックで開発を行なうおもしろさ、これから目指したいチームの理想像についてうかがいました。

●参加者のプロフィール

根田和幸さん(上段左)
2018年12月から業務委託でジョインしたのち、2020年10月に正式入社。現在は旧システムのライブラリのアップデートを担当。エモーションテックの変遷を知る古株エンジニア。

門田見侑大さん(上段右)
学生時代に創業期のエモーションテック(当時はwizpra)でインターン。他社で経験を積み、2020年1月に入社。テックリードとして、プロダクト全体の設計をはじめ、エンジニアの採用やインターンのメンターを担当。チームを牽引する頼もしいリーダー。

髙橋拓也さん(下段左)
2021年7月から業務委託でジョインしたのち、2022年7月に正式入社。Webやアプリの開発、デザインなどの経験を経て、現在はフロントエンドの構築を担当。“黄色い人”でおなじみのチームのムードメーカー。

山田修平さん(下段中央)※リモート参加
通信・保険・不動産業界や官公庁などでの開発業務を経て、2021年1月から業務委託でジョイン。新規のフロントエンド開発にあたっての調査や検討、開発の実務までを担当。仕事の丁寧さからメンバーの信頼が厚い敏腕エンジニア。

鈴木美優さん(下段右)
新卒で官公庁系のIT企業に入社し、システム開発やサーバ構築などを担当。フリーランスを経て2021年10月にジョイン。サービスの新機能開発に向けて要件整理や技術調査などを行なう。新風を吹き込むチーム唯一の女性エンジニア。

エンジニアチームのメンバーがエモーションテックへの入社を決めた理由

―はじめに皆さんがエモーションテックにジョインしたきっかけを教えてください。

根田:ビジネス領域としておもしろそうだと思ったのがきっかけです。当初は業務委託でジョインしたのですが、会社の雰囲気が良かったので正式入社しました。フラットなコミュニケーションができることに加え、会社としてどんどん成長していて、ポジティブな未来をイメージできたのが決め手です。

高橋:Angularを使った開発が得意で、その知識を活かせる環境に魅力を感じました。自分のスキルがプロダクトにマッチしていて、役に立てているという実感があります。

門田見:もともと学生時代にエモーションテックでインターンをしていました。前職では別の会社で働いていたのですが、転職を考えたタイミングで今西さんにコンタクトをとったところ、自分に任せてもらえる業務や期待されている役割がフィットしていると感じて入社を決めました。

EI.6 – “出戻り”エンジニアが考える、Emotion Techの魅力とは?

鈴木:主人が転勤族で、勤務地にとらわれない働き方をしたいと思ってフリーランスとして独立しましたが、リモートワークが定着してきたので会社員に戻ろうと考えていました。転職サイトを通じてエモーションテックを知り、企業理念に共感して、CX/EX領域への興味も湧いたので応募しました。

山田:統計解析関係の分野に関心があったのですが、まったく経験がなかったので挑戦してみたいと思ってジョインしました。一番の決め手は、社員の皆さんの人柄でしたね。

チームができたことで“守り”から“攻め”の開発へ

―フロントエンドチームは2021年1月に立ち上がったんですよね。

根田:以前はフロントエンドエンジニアが私1人しかおらず、ワンオペで業務をこなしていた時期がありました……。

門田見:もともと僕はバックエンドの開発を担当していたんですが、改修が一旦落ち着いた段階でフロントエンドの開発を手伝うことになりました。根田さんと僕、そしてそのタイミングで山田さんもジョインして、3人体制でフロントエンドチームが発足したんです。

根田:1人だと守ることしかできなかったのですが、チーム体制になったことでやれることのスコープが広がって、攻めの姿勢でいられるようになりました。技術について相談できる相手がいるかいないかでは、大きな差がありますね。

門田見:その後、高橋さんと鈴木さんもジョインして、現在は5人体制のチームです。みんな成長意欲が高いので、設計について議論することが増えました。個々人が持っているノウハウを共有する機会も多いです。

根田:メンバーが増えて気持ちに余力が生まれたことで、自分の目先のタスクだけではなく、より広い視野を持てるようになりました。また、他部署とのコミュニケーションを取ったうえで開発を進めることができていて、以前よりも向き合うべき開発や設計などに意識を向けられるようになったと思います。

門田見:チーム体制になったからこそ、ひとりで抱えて悩むことがなくなりましたね。

―普段はどんな雰囲気のチームですか?

鈴木:にぎやかで話しやすい雰囲気だと思います。私はこの中では社歴が一番浅いのですが、何でも気軽に相談できますし、課題がある時にはみんなでモブプロをすることもあります。みんなで共有しながら進めていけるので助かっています。

山田:みんな明るくて、基本的に人と話すのが好きですよね。特に高橋さんはオールラウンダーで、開発はもちろんしゃべりもピカイチです!

高橋:今度何かおごります(笑)。

門田見:山田さんはとにかく仕事が丁寧で、頼りにしています。鈴木さんは視野が広くて、いろいろな角度でものごとを見ていますよね。

高橋:鈴木さんの発言には何度もハッとさせられています。プログラマーとしての基礎体力もすごいなと。

鈴木:私も今度何かおごります(笑)。

新プロダクトの開発に向けてチーム力の底上げを目指す

―今、フロントエンドチームが特に注力していることを教えてください。

門田見:今後の大きなミッションとして新しいプロダクトの開発があるので、チームとして力を注いでいく予定です。ただ、既存のプロダクトのメンテナンスも重要なので、運用の仕組み化にも取り組んでいます。

鈴木:Angularでの開発スキルを上げることもチームの目標のひとつで、高橋さんが「Anglar勉強会」を開催してくれています。

高橋:勉強会の内容は、フロントエンドの開発で使っているフレームワークの基礎のおさらいです。AngularはGoogleが開発しているフレームワークなので安心感があって、一般的なWebアプリケーションを実装するなら、公式が出しているライブラリだけでほとんど完結します。他の技術を使う場合はライブラリの選定に時間がかかりますが、それが必要ないので開発に集中できます。

門田見:エモーションテックに入社したら、Angularマスターの高橋さんがやさしく教えてくれます。

高橋:Angularは、他のフレームワークに比べると使えるようになるまでに時間がかかると思われがちで、エンジニア界隈では「学習コストが高い」と言われています。でも、あまりコードを書いたことがない人でもすぐに使えるようになる場面を何度も見ているので、フロントエンドをやっているエンジニアならすんなり使えるようになるはず。Angularを使っているからといって怖がらずに、安心して入社してほしいです(笑)。

―エンジニアの仕事のおもしろさはどんなところでしょう?

山田:実際に手を動かして開発することそのものが楽しいですが、新しい機能がローンチされた時には大きな達成感があります。

高橋:自分たちが手がけたサービスを、たくさんの人に使ってもらえるところがおもしろいですね。「書いていてつらいコードはどこかに問題がある」という経験則から、自分が書いていて楽しいコードを書くことを大切にしています。

鈴木:プログラムを書いている時はパズルを解いている時のような楽しさがあります。ボタンの位置ひとつでユーザの使い勝手が大きく変わることがあるので、いかに簡単な方法で課題を解決できるかを考えるのもおもしろいですね。

門田見:エンジニアの仕事は不確実性が高いことへのチャレンジで、過去の自分の行動の答え合わせが常にできる点がおもしろいと思います。自分の成長は業務に適宜反映する努力を忘れないようにしています。

根田:自分が書いたコードによって誰かの困りごとを解決できることが、エンジニアの仕事の醍醐味ではないでしょうか。エモーションテックは自社開発のサービスを提供している会社だからこそ、それを実感しやすいと思います。

勝手に開発して、勝手に失敗して、勝手に成長できるチームへ

―皆さんの今後の個人的な目標を教えてください。

鈴木:先ほどお話しした通り、Angularの知識をさらに深めたいと思っています。エモーションテックには高橋さんというAngularの使い手がいるので、日々勉強させてもらっています。

高橋:私はこれまでフロントエンドをがっつりやってきたので、バックエンドやデータベースの領域に関しては少し苦手意識があります。もっと知識を増やしたいですね。

山田:エモーションテックでは、責任のある業務や経験のない分野の開発を任せてもらっています。可能な限りバグを出さない開発を行なうことがモットーなので、今後も一つひとつの仕事に丁寧に取り組んでいきたいです。

根田:これから新しいプロダクトの開発が進んでいきますが、旧システムがその間も安定的に稼働できるように管理をすることと、新システムにうまく移行できるように下準備をすることが、私の大きな役割です。モダンなAngular開発環境について高橋さんから教えていただいているので、学んだことを開発に活かしていきたいと思います。

門田見:フロントエンドチームは今、とてもいい状態だと思います。ただ今後は、あわよくば僕がフロントエンドの開発をやらなくてもいい状態に持っていきたい(笑)。フロントエンドが嫌いなわけではないんですが、自分が頑張らなくてもチームがまわる状態にして、責任だけは僕が取るので。

―目指したいチームの理想像はありますか?

高橋:チームメンバーのスキルの底上げをして、さらにレベルの高い議論ができる環境を目指したいです。先ほどお話しした勉強会は、それに向けた取り組みのひとつとして継続していきたいですね。

山田:これから新規開発が進んでいきますが、よりスピード感を持って動く必要があります。チーム全体として力を発揮するためには、一人ひとりのスキルアップが欠かせないと思います。

根田:エンジニアチームというと“陸の孤島”のような会社も少なくないですし、以前は弊社もその傾向がありましたが、最近、ビジネスとプロダクトをつなぐ「Biz-Devチーム」ができて、部署間の垣根が少しずつなくなってきています。エンジニア側はシステムの営業やカスタマー視点での理解を深め、他部署の人達にも技術に関心を持ってもらえると、今よりおもしろいことになると感じています。なかなかできていませんが、ミッションごとに部署を横断したチームを作って動けるといいかもしれません。多角的な視点でサービスを見ることで、世の中により高い価値を届けられるのではないかと思います。

鈴木:私も、チームとしてビジネスサイドとの距離感をもっと縮めていきたいです。今よりさらに、プロダクトを実際に使ってくださっているお客様の声を聞き入れやすい状態にできたらいいですね。そのために、自分たちから積極的に情報を取りに行く必要があると思っています。

門田見:フロントエンドチームのメンバーはみんな優秀ですが、強いて弱点を挙げるとすれば、自分で決断する勇気がないことかもしれません……。やってみて失敗しても、そこから学ぶことはたくさんあるので、チーム全体で経験値を上げていきたいです。個々人がいい意味で勝手に開発して、勝手に失敗して、勝手に成長できるチームを目指したいですね。

フロントエンドチームが求めるエンジニアとは?

―今後、どんな方にフロントエンドチームにジョインしてもらいたいですか?

鈴木:エモーションテックには、会社全体としてチャレンジを受け入れてくれる雰囲気があるので、いろいろなことに積極的に挑戦していける方と一緒に働きたいです。フロントエンドチームに関していえば、日々の仕事は担当者ごとのタスクベースで進みますが、“担当者はあくまで担当者であって、タスク自体はみんなのもの”という意識を持っているので、何でも相談しやすいです。

山田:CX/EX領域に興味がある方はもちろん、新しい技術に明るい方だと嬉しいですね。エモーションテックは社風の良さも魅力なので、元気な方がジョインしてくれたらますます社内が活気づきそうです。

高橋:何かひとつの分野に尖ったスキルを持っている方にジョインしてもらいたいです。例えば、システムの状態管理に強みを持っていたり、アクセシビリティに配慮したデザインの制作が得意だったり……。あとは、Angular以外のフレームワークやライブラリの知見がある方だと嬉しいです。私はAngularにどっぷり浸かっているので、今の技術を客観的に見られる広い視野を持った方がいると助かります。

根田:エモーションテックが手がけるビジネスは、これからまだまだ発展の余地があります。解決しなければならない課題もたくさんありますが、新しい世界を見られるチャンスだと思います。先入観にとらわれず、いろいろなことに好奇心を持って取り組める方が来ていただけると、楽しく仕事をしていただけるのではないかと感じています。

門田見:エモーションテックはチャレンジを推奨している環境なので、何か自分でやってみたいことがある方にジョインしていただきたいです。ビジネス的にもまだ日本に浸透していない領域に取り組んでいるので、エンジニアリング以外の部分でもおもしろい体験ができると思います。あとはフロントエンドについて僕に教えてくれる方もお待ちしています!

※所属や業務内容は取材時点のものです。


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