Voice UI/ UX Designer Meetup #2
声で世界を"越え"ていく、どうも、Robotics UX designerのさかっちです。
先日、Voice UI/ UX Designer Meetup # 2 というVUIのイベントに参加してきました。
せっかくなので、簡単にレポートします。
日付:20190320(水)
会場:hachidori株式会社
19:00 受付開始・開場
19:30 オープニング 趣旨説明
19:35 hachidoriの紹介/館内案内 会場スポンサー;hachidori株式会社様
19:40 インプットセミナー(飯塚 幸雄さま) 20min
20:00 VUIワークショップ (京谷 実穂さま) 90min
21:30 クロージング (集合写真)
22:00 完全撤収
司会:元木理恵さま
オープニング 趣旨説明
• 会話におけるUI/UX設計
• Voice グループの趣旨
音声を利用したインターフェースがひろがっていく中で、Voice UI/ UXデザイナーの学びを得る・共有する
hachidori株式会社の紹介/館内案内
坂口亮太さま(hachidori株式会社)
• CAST(シフト管理アプリ)
• Android Data Bindingに関する書籍を執筆
• チャットボットツールhachidori
プログラミングレスで開発できる
インプットセミナー「VUIを活用したUX」
飯塚 幸雄さま
フリーランス / HCD-Net広報社会化事業部
HCD-net認定 人間中心設計専門家
フリーランスでVUIを手がける
インターフェースとは
英語で接触面のことを表し、転じてコンピューターとその周辺機器、人間をの間の操作の手順、規則との意味にも使われる
例:マンマシンインターフェース
CUI
GUI
タッチインターフェース
VUI
我々の体験を大きく変容させる力を持っている
UXとは
開発にユーザー視点を取り入れる
ユーザーの視点から、機能・サービスを考える必要がある
HCD(Human Centred Design)プロセスの導入
(このプロセスを踏むことで、いいUXになる)
(1)人間中心設計プロセスの計画
(2)利用状況の把握と明示
インタビューやアンケート、フィールドワーク、ユーザー調査
ペルソナ、カスタマージャーニーマップ、体験シナリオ、
ストーリーボードなどで明示
(3)ユーザーの要求事項を満足させる設計による解決策の作成
設計書(会話モデル)、プロトタイプ、ペーパープロトタイピング、
モックアップ、Prott、XDなどで、プロトタイピング
(4)要求事項に対する設計の評価
ユーザーテスト、ヒューリスッティックテスト
A/ Bテストなどで評価
ただし、今のVUIでは、この段階を全てきっちり踏むことは少ない
現在のフェーズでは、「VUIを作り、そこから得られる体験」を重ねることの方が重要だと思う
今のVUIは、進化の途中
VUIワークショップ説明 「音声サービスの体験を設計してみよう」
京谷 実穂さま
株式会社Voicy VUI/ VUX designer
VUI/VUX設計の5つのステップ
(1)理想の体験を描く
(2)ユーザーゴールを設定する
(3)体験全体のシナリオを設計する
(4)会話のシナリオを設計する
(5)ユーザーテストを繰り返して調整する
強み
• ハンズフリー、視線フリーでながら操作ができる
• 遠隔から操作ができる
• ダイバーシティ
• 想像力が働く
弱み
• 情報の一覧性がない
• 受け取る側が一度に多くの情報を記憶できない
• 情報を取得する時間=音声を聴取する時間となるので、
• 活字に比べて時間がかかる場合がある
ワークショップ
(1)各テーマごとに分かれて以下の順で、VUXの案を出す
• デザインワークシート → 会話例
(2)各グループごとに発表
例)
• 女性の話を聞いて癒してくれるおばあさんアシスタント
• ランチ難民のサラリーマンの店探し
• 高齢者に、飲んだ薬について話をしてもらうアシスタント
• 朝グズる子供をあやすアシスタント
など
所感
• VUI / VUXについて、あまり詳しくない方にもとても分かりやすく、VUI / VUXのさらなる活用に繋がりそうなイベントだった
• HCD(Human Centred Design)プロセスの話は、VUI / VUXを作る際のみ ならず、お客様や一緒にお仕事をする人に体系的に説明するのにも、とても効果的だと感じた
• VUI / VUXのワークショップは、シートを使って視覚的に分かりやすく、お客さんなどでVUIについてあまり知らない方を対象にした場合に効果がありそう