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【No.16】3人の子供たちとの対話(後半)

【No.15】3人の子供達との対話(前半)はこちら


次女の反応

そして最後に当時中2次女。私の認識の中では、次女が1番姑と仲がいいと思っていたので、敢えて次女から質問されない限りは無駄に言わないでおこうと思っていた。だけど、先に私の話を聞いていた末っ子長男が次女とこの件についてすでに話してたらしく、「なんで私には言わないのか」と次女が言ってたことを小耳に挟み。聞きたくないだろうと思っていたのに意外だなと思いつつ、1人だけ直接私から話を聞いていないことに若干の疎外感を感じてるような報告も耳にしたので思い直し、次女にも話すことにしたのでした。

最後に話した次女の反応が1番驚きだった。姑の一連の話が終わった後、次女はこう切り出しだ。「具体的にそこまでとは思ってなかったけど、前々からばあばが要注意人物であることは知ってた。」彼女がそんなこと言うもんでほんとにびっくりした!

いつからそう思ってたの?って聞いたら、なんと幼稚園の頃からだって!そんな前から?!何でそう思ったのかと聞くと、今でも強烈に覚えてる小さい時に見たある場面について話してくれた。


子供の耳は聞きとっている

家族みんなでご飯食べるのに一室に集まってた時のこと。大人たちが何か話してて、姑が誰かのよくない話をし始めた時、私が「子供たちの前だからそんな話しないで下さい。」って姑に言ったという場面らしい。そのシーンを見た時から、「この人(姑)なんかあるんだな。」と思ったのが最初だったらしいのだ。内容は理解できてなかったけど、「よくない話」ということははっきりわかってたらしい。そんな小さい頃からわかってたなんて。もうびっくりたまげた!やはり、子供は聞いてないようで聞いてる。わかってないようでわかってる。そう痛感した出来事だった。

親の様子は空気で伝わる

あと、次女はこうも言っていた。隠したって私はだいたいわかってる。だからむしろ隠されるより包み隠さずどんなことであれ言ってもらった方がスッキリする。」だそう(汗)。静かに鋭いタイプの次女。次女のこの言葉を聞いて益々、あぁこの決断を決行して良かったかも、そう思った私だった。ひとりの個として、表向きの体裁を整えることはやめ、一旦摩擦は起きるとしても自分に嘘のないように生きることを選択し少しでも体現しようという決意でもあったから。


頼ることは必ずしも悪ではない

傷つけなくない他の家族には悟られないように、1人でできるとこまで頑張ろうと決めていた私。だけど、他の誰かにもわかって欲しい、知って欲しいという感情が湧く瞬間は、なかったかと言えば嘘になる。子供達3人はその若さですでに、この状況を理解し理不尽さや矛盾を理解できるんだなぁと感心したのでした。

あと、あまり口外せず近しい人にほど頼らない性格の私にとっては、この一連の子供達との会話から得たことは大きかった。周りに頼ることや自分の信念について伝えることは、そこまで悪いことでも迷惑なことでもないのかもしれない。

子供達に話してみて分かったこと

⚫︎末っ子長男に関してはこの会話を通したことで、これまで彼自身が自分の経験の中でモヤモヤしたり悲しかった出来事について吐き出すキッカケになった。
⚫︎次女の観察能力や感性、成長も知ることができ
た。
⚫︎子供達は案外、親に頼られることで信頼を感じるんだと知った。(バランスは重要だろうけど。)
⚫︎「親の生き方」が勝手に教育になってしまうことを親として再認識した。
⚫︎子供達との絆は深まる結果となった。

この一連の進撃のヨメの経験の中で、いかに収穫を得るか。この子供達との対話は大きかったかもしれないと思っている。

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