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【No.14】ヨメの反撃

これまで姑がどんな種類のエネルギー泥棒であるか、その習性と本質について記録してきたけど、その姑を前に嫁の私がどういう反応になって、何を思いどういう対策をとったのかのまとめを記録したいと思う。


第一段階|直接ご本人に言葉で伝える・諭す

いいことよりも悪いことを、「ある」ことよりも「ない」ことを、いちいち口に出して不平不満悪口批判にしてしまう姑に、なんとか幸せになってもらいたいと姑ご本人に言葉で伝えようと注力した。

・そう言う話はそのお友達本人に伝えるべきでは?
・そういうマイナスなことを思って誰かに話して自分で聞いてるんだから、自分にも良くないよ。
・ニュースを敢えて避けてる人間(私)に、わざわざ事細かにニュースの内容説明しないでください。
・せっかくお友達と神社巡りしてきても、そんな愚痴言ったら全部ないことになるんじゃ?
・そのお友達にそんなに文句あるなら、お誘い断ればいいんじゃ?
・そんなに長電話嫌なら、出なきゃいいんじゃ?
・そんなに嫌なら行かなきゃいいんじゃ?
・その人の問題なのに、どうしてそんなにあなたが騒ぐ必要があるの?
・自分で決めたことですよね?
・思うのは自由ですが、わざわざ口に出して言わない方がいいですよ。

【結果】
・永遠に同じ種の話をし続けてくるので全くわかってない。
・おそらく、自分の発している言葉かいかに愚痴不平不満悪口なのかにすら気づいてない。
・被害妄想も強すぎるため、いちいち注意して共感を示さない「相手(私)」に不満を溜め始めた様子に。
・「もう無理だ」と悟る。

※この時点ではまだ、姑には悟られないように、できるだけ騒ぎを大きくしないように、夫にもまだ私の状態と姑の話は伝えず自分1人でできるとこまでやろうとしてた期間。

第二段階|「私はこれ以上聞きません」を伝える

第一段階を半年以上頑張ったけど、一向に変わる様子もなく、何を言われているのか気づくことすらなかったので諦めたあと、「私はもう聞かない」と言う意向を明から様に「嫌」という表情で伝えるように。もう限界がきて、体裁整えてご機嫌取るなんてことも、もうこの時点で無理になっていた。

「ごめんなさい、私そういう話これ以上聞きたくないのでしないでください」
話続ける姑の声を途中で遮ってまで伝えたが、全く止めずに最後まで言い切っていた。

わかってはいたが、やはり他者は変えられない。

第三段階|姑と顔を合わせる時間を極限的に減らす

「私にネガティブな話を一切しないでください。」も全く伝わらず、顔を見るのも話しかけられること自体にもアレルギー反応が出てしまうように。身体も壊し数ヶ月寝込んでしまったことで、「1秒たりとも姑のどうでもいい話に時間を使わない」覚悟をした。

自分自身がコントロールできる事柄に集中する方向へシフト。

①食事の準備でキッチンに立ってる時間をできるだけ減らす。
・短時間で完成する簡単メニューに切り替える。
・姑が外出中にほとんどの準備を終わらせる。

②晩ごはんの食事中の同席を完全に辞める。
・私は晩ごはんは抜く食生活に変えると伝える。
・料理完了し食卓に並べたら、私はすぐ2階へ引っ込む。

③お風呂は、姑が自室で静かになる9時以降のみに入る。
・完全拒否になるまでは、私がお風呂に行くたびに出てきて話しかけてくるのであまり効果なし。

※このあたりで、間違いでかかってきた姑からの電話で、本人繋がってることも知らずに外出先の義理妹に我が家の愚痴文句を言ってる会話を聞いてしまう事件発生。はい、終了となった。
この完全拒絶状態の私の様子に気がついた姑は、私に何があったのかと夫に聞いてきたことで、とうとう夫に私に何が起きてるのかを話さないといけなくなった。

第四段階|【完全拒否】一切の関わりを日常から完全になくす

・お風呂以外1階に行かないことを徹底。
・2階だけでほとんどの日常が回るように模様替え。
・1階のキッチンに全く立たなくてもいいように2階で料理ができるように模様替え。
(いくら1階での料理時間を極限的に短くしても、1階に行く限り姑のどうでもいいしんどい言葉を聞かされることからは逃れられなかった。)
・キッチンの調理器具全てと洗面所周りに置いてあったものは全て2階へ移動。
・ゴミ出しと洗濯は、どうしても1階に降りないと無理なので夫に代わってもらう。
・出かける時は、音を立てずに玄関の出入りする。
・玄関で音がするたび出てきてどこいくのか聞いてくるので、無音の技を習得。笑
・私だけではなく、家族全員姑との晩御飯同席なし、全員2階で食べる日常に変更。
(姑からもう晩御飯もお構いなくと申し出があったため。)
・私が姑の姿を見ないだけでなく、私の姿を姑に一切見せないことを徹底。
(夫が姑の嫁に対する文句を言わせる可能性をミリでも減らすため)
・それでもたまにうっかり出くわすが、目を合わせることはせず透明人間に徹する。
(最後に無理矢理話をさせられた時、私に「睨まれた」と夫にくだらない文句を言いつけてきたので、目も合わせるべきではないという判断に至る。)

結果 |どっちみちややこしい

・直接姑に聞かされる日常的な愚痴不平不満悪口がほぼゼロに。
・心身ともに疲労感が絶大的に改善され、自分のやるべきことに体力も時間も回せるように。
・本当に心も体も軽く楽になる体感を得たことで、これまでどれだけエネルギーを奪われていたかを再確認。
・ただ、愚痴不平不満悪口を言う相手が減り、完全拒否した私に対する文句が姑の中で増えたことで、夫が新たな標的になった。
・私への文句を夫に言いつけ始め、結局夫を通して姑の負の言霊が耳に入ることは間接的とはいえゼロにはならなかった。
・子供達までも姑の文句の標的になり始める。

結論|物理的距離を離す

・物理的距離を、私だけではなく夫も離さないと、家族単位でエネルギーは奪われ続ける。
・できるだけ遠くに内密に引っ越し計画を立てる。

同居する前からの試行錯誤も含めるとお義父さんが亡くなったあと、約10年かかって出た結論だった。

※夫が鬱状態で、3人の真ん中次女も体調不良に陥り不登校になったまま高校受験になったり、引っ越したくてもなかなか難しい状態が長らく続いたのでした。

毎日毎日くる日もくる日も細心の注意を払って存在感消して過ごしてた。とにかく漏電を止めることを決意しただけのことだったけど、なかなかに難しい判断の連続だった。だけど、それまでの人生の中で、1番自分と向き合えた期間だった。この悩ましい状況の中でしかあり得なかった精神性の鍛錬だった気はしている。

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