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【No.6】得意技4・主役キャスト

なんでも自分に主導権を持っていき、自分を主役にしたがる。その中でも、一番驚愕の出来事がこれだった。


論点をずらし主役キャストの座を手にいれた事例

私が姑との接触を完全に絶ってから、私の様子がおかしいことにすぐ気がついてた末っ子が、これまで彼が経験してきた姑(彼にとっては祖母)の言葉と行動についてボソボソと話し出した。夫の実家に引っ越して、姑との同居生活のため、小学6年生になるタイミングで他県への転校を余儀なくされた末っ子。前の学校と地域が大好きだったこともあり、新しい学校と地域と先生と合わず、毎朝玄関で気分が悪くなり、泣き出すほど嫌がる日々を過ごしてた頃。ある日玄関で泣く末っ子のところに姑が来て、「何が嫌なの?」って聞いたらしい。街が臭くて空が狭くて嫌だとか、給食が無理とか、先生が嫌だとか、前の場所に帰りたいと正直なところを話したら、「そんなにここの文句言わないで!」と言い捨てて怒ってその場を出て行ったらしい。

心病む孫にすらエネルギー泥棒

登校すべきと頭ではわかっていても、心も体も拒否することに苦しんでる小学生の彼にそんなことを。あんたが聞いたんやん。なんで怒られるの?と驚いて何も言えなかったらしい。私がこれまでの彼女を見てきて、この姑の態度を分析すると、「自分が」ずっと住んできた場所を全面的に拒否され、プラス「一生懸命この場所で生きてきた自分」が否定された気分になったんだと思う。すっかり論点の主役を自分にすり替えた姑は、仮にもまだ小学生の彼に感情的な言葉を投げ捨てて出ていったと言う事実に驚きを隠せなかった。

どんな話もすり替える神技

はっきり言って、この「主役キャスト強奪シーン」は我が家の日常あるあるシーンとなりつつあった。唯一姑も合わせて全員で食卓につく晩ごはん中の会話の中でも、どんな話も「私もそうだった」とか「私はわかるわぁ〜」とか「私と一緒よ」とか「そうそう、私はね・・・」と夫婦の会話だろうが、可愛いはずの孫の楽しい会話だろうが、いちいち自分を登場させ自分話を始める。「そんな話聞いてないけど」って話ばっかり聞かされた挙句、その後大体そん時起こった嫌な話や、その時の登場人物の文句に流れる。こうなると3人揃って固まって黙る子供達の様子に「これは良くない」と危機感を募らせてはいた。大体ご飯中なため、くっそまずい晩ごはんになる。相談しなくても、誘わなくても、とにかく何の話でも自分が真ん中にいないと気が済まない。

子供の方が利口

そう言う意味で言ったわけじゃないことに立腹され小言を言われることも何回もあった末っ子は、実はずっと姑のことを好きではなかったと私に告げた。3人の子供たちの中でも、おそらく彼が一番被害にあってる模様で(なぜか前から彼に当たりが強い)、私の拒否反応をいち早く察知し理解してくれ、生活の中でも助けてくれたのは有り難かったけど、そんな仕打ちを実の祖母から受けた心の傷を負わなくて済んでくれた方が断然良かった。こうして、どんな話題も自分を論点の中心にして(その場の主役キャストに仕立てて)、感情的にあたかも正論を言ってるかのように騒ぐのがこのタイプのエネルギー泥棒

家族の中心で駄々を叫ぶ(笑)

実家で同居の前も、一度引越ししてるんやけど、その時の物件決める時も夫でも私でもなく姑が決めるし(同席させたことを後に劇後悔!)、旅行計画の話も誘ってないのに自分も行くことに勝手にしてて計画そのものに口出しするし、ちょっとしたお出かけも誘わなかったらへそをまげる。どんなイベントごとにも自分が混じってないと「意地悪された」と捉えて騒ぐ駄々っ子なんだよね。

家族の舵取り奪還の岐路

私は、夫と私と子供たち3人の5人の家庭をまず作り上げたかった。姑が入ると彼女の考えのもと彼女の判断が下され彼女のタイミングで進められるのが嫌すぎで、夫と私の家族って感じが何年経っても感じられなかったのは確かやった。夫が、「こっちで決めるからちょっと黙ってて」と言っても、ムッとした態度を隠さず、違った方向からめんどくさいことを言ってくる人。その対応もめんどくさい夫は、黙ってるか何もしないと言う選択になっていった。本当に、エネルギー吸い取る吸い取る。楽しいはずの旅や外出の計画も、何度私の心の中だけで収めた事か。本当に思い出しても胸焼けしそう。

同居したことで、どうにも我慢ならない状況になり、私が嫁というユニフォームは脱ぎ捨て、私が私自身の毎日の主導権を持つ覚悟をしたことで、彼女への完全決別宣言できたことは、この一連の傷心や葛藤の流れのお陰であったと、今はそう思う。ま、決別せんでも仲良くみんな幸せに生きられることが1番やったけどね。

まとめ①|主役キャスト強奪型エネルギー泥棒

  1. どんな話題も自分話に仕立てることで主役を強奪する

  2. 聞かれてもない意見を聞かせることで主役を強奪する

  3. 主役になるのに喜劇か悲劇かは関係ない

  4. 孫すらエネルギー泥棒の餌食に

まとめ②|学び

  1. 主役キャスト強奪型は離れるしか方法はない

  2. 主役キャストを奪われる=「自分を生きる」から外れる

  3. 何を言われても「自分のエネルギーを守る」に集中

  4. 何を言われても「受け取りません」を貫く

  5. 全く反応しないか感情を出さないに徹する
    (反応自体がエネルギー泥棒の餌となるから)

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