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【No.11】得意技9・悪者・被害者構図でっち上げ文法

姑の話は9割が不平不満批判悪口だったけど1割はただの世間話で、その1割の話の中でも違和感を感じるワードがそこここにあったんよね。最初のうちは分析しきれなかったんだけど、姑の基本習性を表すと言っても過言ではない癖を見つけた。それは、「〜された、言われた」と言う語尾の癖だった。それに気がついた時の彼女の話はこうやった。


悪者と被害者を仕立て上げる無駄な技

美容院に行って帰宅後の会話の中で、内容は忘れたけど「美容師の人と〇〇の話してて、〜って言われたのよ」と言う語り口。内容の詳細は思い出せないけど、至極一般的な話で彼女個人に特定していない話だったのだけは覚えてて、「美容師の人と〇〇の話してて、〜って言ってたのよ」でいい話やんって心の中でツッコんでた。そこから普段から注意して聞いていると、結構な割合で受動体で語尾を締めることが多いこと。人を悪者にするの大得意、もっと言えば自分を被害者に仕立て上げるのが大得意。


その語尾と基本習性の関係

「〇〇が〜言った」を「〇〇に〜言われた」に変換するその癖。まさに彼女の基本習性を表していると合点が入ったよね。

①姑には基本的にいつも受け身で、相手の出方次第で自分の出方を決める。
②そしてその判断基準は、「自分がいかにいい人だと思われるか」。

だからいつも無駄にやりたくもないし、やれる体力も気力もないのに、人助けとか言って呼ばれたからイヤイヤでも行くとかなんでもやりすぎる。そして「私がこんなにしたのに見合ったお返しがない!」と自分の思い通りのお返しがなかったらその人を非常識な人として正論かのように悪口を言い出す。
③そしてもう一つとても重要で代表的な習性は、「〇〇に〜って言われたからそうした」と人に相談するふりして責任転嫁するための「どうしたらいいと思う?」と聞き出して失敗した時の保険にする。人の言ったことを口実に言い訳して、「自分は悪くない」と主張する


根本的に起きていること

①自己不信頼
自分と言うものを全く持たない、むしろ持たないようにしている。自分のことを信頼していないが故に、常に結果の責任を取らないで済むように他者の言葉やあり方を利用する。
②自己フル無視
自分の本心をフル無視してる人。特に、「いい人を演じる上で邪魔になる本心」に対してカモフラージュを強めに試みる傾向があり、「自分はいい人なのよアピール」のために、人を「可哀想な人」もしくは「酷い非常識な人」に仕立て上げて自らを献身的なナンチンゲールや悟りを開いたブッダかのように扮して「私のおかげ」や「私は正論」と表現しまくるマウント法を利用する。

無自覚の本質

「〜言われた」と言う何気ない表現で見えてくるその人の本質。全員が全員ではないかもれないけど、当てはまる人も多くいると思う。少なくとも受動体を多く使う人の話の主語は、自分自身ではなく他者のことが多く、自分の言動に責任を持たず、常に他責の人が多いのではないかと観察する。

腹黒くてもいいから、その自分を全て受け入れている人の方がよほど気持ちがいいというか、自分でちゃんと自分を請け負ってるとも言える。無駄に毒を周りに撒き散らすのはもちろん褒められたことではないけど、それを隠すために必要以上に偽りの音で偽りの言葉を作り上げ「いい子で存在できてる」と思い込んでる姿も、見るに耐え難い光景であると思う。とても生きづらそうで、見てるだけで息がつまる気分になる。

他人ではないという難しさ

他人様なら、その人はそういう人生を満喫しているんだとただ静かに立ち去ればいいだけのこと。でもすぐそばにいる家族であった彼女の、真逆の批判をいつもまず思って口に出して「陰で」言ってるのに、表向きは「いい人」の仮面を被り、取ってつけたみたいな甘い優しい声を出してる姿を見ると、本当に吐き気がするぐらい気持ち悪くなった。

結婚当初、なんていいご家族に嫁げたのか感謝していた私としては、きっと気づかないフリをしたいことだったんだろうと感じている。ちょっとした違和感の積み重ねがいよいよだいぶ大事な価値観の違いが顕にされショックやったんやろうなと自分の感情をを振り返る。同居1年私の身体が壊れるまで頑張って彼女に伝えてみたけど、全く持って効果はなかった。

まとめ①|悪者・被害者構図でっち上げ型エネルギー泥棒


・なんの話をしていても、「〜言われた、された」と言う受動体で終わる癖がある。
・その話し方で、登場人物を悪者に、自分を被害者にすることで身を守ろうとする。
・自分のことを信頼しないことで責任逃れをする。
・ありのままの自分の受け入れ拒否。
・そんなで満たされるわけもないモヤモヤを、人を正論で批判することで誤魔化そうとする。
・本人無自覚で無意識のため、外圧を「学び」ではなく「被害」とし自分を正当化する。

まとめ②|学びと対策


・語尾を受動体で絞めることが多い人は要注意と心得る。
・そして関わらないようにしておいた方が無難。
・何を伝えても響かないと心得る。
・相談されても真面目にアドバイスしないことで責任転嫁の矛先にされることを回避する。

残念ながら、対策は「関わらない」しかない結論でした。

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