方言で性格って変わる 4月9日(火)朝日記

元々ゴリゴリ関西弁の私は、東京で働き始めて以来、仕事では東京弁を喋っている。

新卒の頃、関西弁の敬語ってこっちの人にとっては失礼に聞こえるんじゃないか?って余計な心配をしはじめてから、特に目上の人との会話では関西弁が出なくなった。

私は耳がいいらしく、完璧な東京弁を喋れているようで、「えー?!東京生まれだと思ってた!」とよく言われる。

敬語もかなり慣れてきて、
「言わはる」を「おっしゃる」
「食べはる」を「召し上がる」
と即座に変換して口に出せるようになった。

周りには自然に聞こえているかもしれないが、私としては東京弁が出るたび、私じゃない顔のお面をかぶった感覚になる。
言葉遣いにつられて性格も変わっている気がする。

関西弁の私はかなり適当で、なんでもおもろかったらええやん的発想なのだけど、
東京弁の私は、細かいところが気になる真面目な性格になって、肩がこる。

最初は単純に仕事とプライベートの違いかなと思っていたけど、最近は友達と話していても、東京弁だとちょっと脳みそが固くなることに気づいた。

このnoteも東京弁で書いているので、普段の私の雰囲気を知っている人からすると、読み応えがかゆく感じるかもしれない。

………

と。ここまで書いたのが朝の私。
今は夕方の私なのだが、今日のお昼に上記の考え方がちょっと変わる体験をした。

会社の人とのランチ会で、とてもきれいな関西弁を話す人がいたのだ。
東京人にも通じるきれいな敬語だし、なんの嫌味もなかった。
つられて私も関西弁が出て、いつもよりも気楽に話せた気がする。

相手に失礼だと思って真面目な東京弁を無理やり練習するよりも、丁寧な関西弁を極めた方がみんな幸せになれるよなと、よく考えればふつうのことに気づいた。

東京弁は、新卒の時に自分自身がかけてしまった呪いなのかもしれない。
結構根が深いので、すぐには解けないけど、徐々に戻していこうと思った。

そんな、誕生日当日でした。

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