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日系スタートアップから外資系大手に移動しました

この9月から、グローバル10万人規模の外資系大手企業で働いています。

1ヶ月半経過したので、今感じていることなどを記録します。

なぜ外資系大手に行ったのか

もともと外資系で働きたい意思はあったのですが、フルリモートの求人はなく、それが昨今一気に増えたからというのが1番の大きな理由です。

2010〜2017年に外資系企業と外資系転職を目指す人の間に立った採用の仕事をしていて、いつかは自分も当事者になりたいという気持ちがありました。

入社してみて気づいたこと

1) 女性管理職、特に30〜50代で活躍する女性が、とても多い

来年から私は40代になるのですが、今後のキャリアについてなんとなく不安がありました。日系スタートアップの世界は、最先端で勢いがあって大好きですが、現状はたくさん働ける人が中心になって率いていく世界。私は今子供が小さいため17:30以降はPCを閉じてしまいますし、管理職志向がないので、この先周囲のみなさんの役に立つには、専門性を極め続けることと、みんなのやりたくない仕事も率先して引き受けること・・・うーん、それは自分にとって、面白い仕事なのだろうかと考えていました。

現職に入社したら驚いたことに、管理職ではない自分はどちらかというと若手側?の部類で、30〜50代の女性マネージャーたちに温かく迎え入れられるという体験をしました。「焦らなくて大丈夫」「慣れるまでに1年かかるのが普通だから」と声をかけていただき、ここなら、自分は登山初心者のような気持ちで、まだ全然見えない山頂を目指して、長い道のりをワクワクしながら歩けそうだ、と思いました。

ちなみにマネージャー陣はマネジメントの役割をきちんと担っていて、メンバーからのフィードバックが反映される組織。マネジメント研修がとても充実しているようなので、ここでなら、いつか管理職をやってみたい!と思うようになりました。

2) アジアパシフィックの同僚がむちゃくちゃ優秀

私の所属するチームは、日本人は私だけで、主にやりとりをするのはAPJC(Asia Pacific Japan & China)のHeadであるシンガポール、そしてBuddyがいる上海、グループワークを一緒にしているインドなのですが、おそらく20〜30代中心で(年齢の話をすることはないので知らない)、とにかくみんなめちゃくちゃ優秀です。

議事録作成、資料作成一つとっても、コンサルファームレベルですし、会議では、年次など関係なくみんな積極的に発言しています。互いの意見を尊重し、違いを認め合い、ポジティブなやりとり(と冗談)しかなくて、学ぶことがとても多いです。

3) 日本市場をよく知らないと務まらない仕事

日本人は自分だけなので、「日本ではどうなの?」と、どの会議でも必ず聞かれます。前職のCASTER BIZ recruitingで、2年で8社ほどのスタートアップの採用活動に入らせていただいて、使わなかった媒体はない、携わらなかった職種はもうない、と言えるくらい、本当に幅広い経験をさせていただいたおかげで、自信を持って今ここに立っていられるなと思います。キャスターに感謝!!

4) 殺伐とした雰囲気はなく、むしろとても温かい

外資系というと、成果主義でリストラに合うんじゃないか、と思われる人もいるかもしれませんが、多分それは会社によるんだなと思います。私が今いるところは、10年以上働いている人もとても多いですし、互いを牽制し合うような人はどこにも見当たらなくて、とても温かい雰囲気です。

5) 何時に働いてもOK

世界中から仕事をしているので、誰が何時に仕事しているかはお互いに気にしません。私は朝5時〜7時に集中したい個人ワークをして、子どもの朝支度&保育園に送ったら、8時半〜17時過ぎまでMTGやチームワークなどを行なっています。海外とのMTGでたまに22時〜MTGが入ることはありますが、頻度は多くありません。この先アジア以外の国々とのプロジェクトが増えてきたら、おそらく生活リズムを変えた方が良いと思いますが、今のところ朝型です。

これからやっていきたいこと

採用活動の戦略的なところから企画の実行まで、必要だと思うことはなんでもやっていくことが自分のミッションです。

前任者がいなくて、決められたタスクは何もないので、海外の成功体験からも学びながら、日本独自の目指すところを決めて、一つ一つ形にしていきたいと思っています。

あと個人的には、女性のキャリアを応援したいという想いがあります。働く時間や場所に制限があるからと、第一線で活躍することを諦めている方や、自分自身の成長の優先順位を下げている状況に、なんとも言えない気持ちを抱えている方と、ぜひお話ししながら、こんなキャリアもあるよという提案をしていけたら嬉しいです。

40代になっても、50代になっても、ママになっても、昨日より今日、今日より明日、できることが一つずつ増えていく生活を続けていきたいなと思っています。

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