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ポケモンのマクワさんを推す

突然ですがマクワ、というジムリーダーをご存じですか?
ソード・シールドが発売して(実際出会ったのが一週間後なので、正しくは発売して一週間後)から4年以上経ちますが、とにかくマクワをひたすら推しています。

◆彼に出会って起きた変化
・テキスト表現への興味が向いて小説を書き続けるようになった
・ボディポジティブという観点とその良さに気が付いた
・情報を引き出すために『体癖』という学問を学ぶようになった
・鉱物への興味が高まり趣味のひとつになった
・ポケモンシリーズへの愛が一層深まり過去作や新作を追うようになった

などなど
実際の仕事に直接繋がっていたり、本当にいいことばかりで、今でも毎日毎晩彼のことを考えては、楽しく過ごさせていただいているのです

しかしあれほど世間でも話題になった剣盾ですが
片方のバージョン・ソード版でしか登場出来ず、非常に出番が少ないということもあり(シールドではお母さんのメロンさんが同じ場所でジムリーダーを務めています。つまり出番がすべて差し変わる仕様)
『マクワ』というキャラクターについて知らない人が非常に多いのです
なんならカードの世界では扱いが悪いことで大変有名で
マクワさんのいちファンとしては心を痛めるばかり

そこで非常に良いタイミングですので 『マクワ』について
ひたすら自分の持てる知識・想像を総動員しながら語らせて頂き
マクワのことをとにかく推している人間がいるということだけでも覚えてもらいたいと思います!
マクワさんが好きな方、興味のある方には資料や魅力の再確認のお手伝いになれば幸いです。
一万字を越える長い文章になりましたがどうしてもひとつの記事にまとめておきたく構成されております。ご了承ください。

※以下『ポケットモンスターソード・シールド』両方のネタバレを含みますのでご注意ください(ストーリーに関するものはありません)


マクワとは?


発足から間もない新進ジムのジムリーダー。その勢いは凄まじく、ダークホースのような存在として注目されている。努力家なマクワは、母であるメロンから英才教育を受けたものの、いわタイプへの憧れから別のジムの門を叩き、その道を極めている。

https://www.pokemon.co.jp/ex/sword_shield/character/191211_03.html

このサイトの説明を見たことない方も多いのではないでしょうか。
彼はポケットモンスターソード版のみに登場する6番目のジムリーダーで、いわタイプを専任にしています。肩書はハードロッククラッシャー。

ゲーム内で入手できるリーグカード/レアリーグカードはこちら

ジム戦の前にホップくんからもらえる
殿堂入り後のイベント終了後にもらえる

特徴的なのはその外見。白と黄色のツートンを外はねにし、さらに盛り上げるようにとげとげしい髪型を作り、同じく目を隠す大きなサングラスをしています。
他にも巨大でギラつくネックレスやいわを模した指輪でジャラジャラと着飾り、胴回りはとても太い巨躯の持ち主で、かなりの威圧感があります。
またファンサービスでポーズをとったり、長い前髪をかき上げるモーションもあり、ちゃらちゃらした雰囲気をひときわ際立たせます。

さらにバトルの時には、モンスターボールを投げるために捻りを入れたバク宙を決め、背中を向けて立ちはだかったりと非常に個性的。驚く人が多いのもうなずけます。

ダイマックスモーションはエンターテイナーらしく
片手投げしたうえでポーズまで決めてみせる余裕っぷりを披露。

このフットワークの軽さなら、さぞかし愉快で楽しませてくれる性格でしょう。

エンターテイナーがそれでいいのか…?

アレ……? すごいクールだなこのひと?

ジムリーダーと戦う前には「ジムチャレンジ」という、ミニゲームをクリアしないと権利が貰えません。
ここのスタジアムは全8つのジム中6番目ということもあり、ジムチャレンジの仕掛けも大仕掛け。
巨大な迷路になっていて、さらにトレーナーが待ち構えており、そして一定の地面の上に乗ると落とし穴に落とされ最初から戻されるという厳しい仕様。
なので『落とし穴探知機』なるもので探り探り歩くのですがこれが大変。
後半では砂嵐が吹き荒れ、視界が無くなります。

ちなみにこの時、天から謎の声を聴くことが出来るのですが、ソード・シールドで口調が代わり、ソード版ではおそらくマクワさん直々にアナウンスしてくれています。
なので出番に比例してやたらテキスト量だけは多いのです。
この時のやたら間の多いセリフがすごく好き。たまにエンターテイナーらしい盛り上げ方…?もしてくれます。素敵だね。

どういうこと???(好きです)
ジムチャレアナウンスの主は影ナレかつ公式で一切触れられておらず推測の域を出ませんが
マクワさんが言っている説を強めるこの間の取り方
ちなみにシールドだと明らかにメロンさんらしき口調になります

話題を戻します。
そんな鬼仕様を乗り越えた相手に『さっさと終わらせましょう』だったり
落とし穴に落ちずクリアしたチャレンジャーに
『それくらいでないとぼくの相手は務まりません』なんて言いはなっちゃったり……なんだか鼻につく振る舞いをします。

そして試合前にリーグカードを貰っているので、彼の情報を見ることもできます。
『試合に 負けると なにもいわず 控室に 引きこもるため レポーター泣かせ という 意外な 一面も 持つ』
実は負けモーションもよーく見るとしょんぼりしたお顔を見せています。
かなりの負けず嫌い。
しかしそこはエンターテイナーとして、あるいは高い矜持故、すぐにサングラスで隠してしまいます。

しょんぼり眉毛。砂が残ってると余計にわかりづらいね

うーん、面倒くさいよね!
彼、とってもわかりづらいうえに情報がバラバラなのです。
ではどんなところが良さなのかもじっくり語らせて頂きたいと思います

マクワの魅力

彼の魅力を一言で説明すると『ギャップ』これに付きます!
(マクワさんの話は無限にできるので全部魅力なのですが)
どう見てもぽっちゃり体型でがさつ、享楽主義で楽観主義の適当そうな外見から出てくる、ちょっと繊細で清潔感があり、ストイックな努力家気質の男は、正直自分の人生の中でなかなか目にすることがありませんでした。
それゆえに自分の中にあった先入観に気づかせてくれた新しさと衝撃にもあると思います。

いわタイプの概念開拓者・ハードロッククラッシャー

ここで歴代のいわタイプ専任トレーナーを見てください。

アプリ・ポケモンマスターズEXより

そうなんです。みな赤・茶色系統が中心かつ細身のため、歴代シリーズをプレイしていたひとほどトレーナーの見た目で専任タイプを『騙される』!
でんき専任だと思った人も多いと思います。
個人的には彼のふくよかさは過去のモブトレーナー『やまおとこ』から来ているんじゃないかなと想像していたり。
なんならマクワさんのことを知っていて、実際の会いに行った時でさえ、自分の頭はでんきタイプだと思い込んでおり、最初に出てくるガメノデスさんの色使いとのギャップに混乱しました。
スカーレット・バイオレットが出た今でも寒色系ベースのいわ使いは彼だけです。

彼はリーグカードで分かるように、『いわタイプで 連想される 無骨さを なくし スタイリッシュな 戦い』を掲げ、イメージチェンジに邁進しています。
設定資料集にも『セットした髪型』という記載がありました。
おそらく振る舞いや見た目は意図的にステレオタイプにならないように作っているのだと想像が出来ます。素敵ですね。
さらに(ゲームの仕様とはいえ)外見を飾っているのは自分だけ、手持ちのポケモン自体は彼らの力を活かすだけで特に飾りがないのも個人的にはとてもポイントです。

また最初の入門として序盤ジムが多かった歴代いわジムのなかで、シリーズ初の後半に戦えるいわジムでもあります。
いわ使いの四天王はサン・ムーンのライチさんがいますが、四天王のいないソード・シールドでは匹敵する実力者と言っても過言ではないかもしれません。

根っからのエリートトレーナー

派手な外見からは想像が出来ないほど丁寧かつ矜持のある怜悧な言葉を使います。
相手がトレーナーであれば挑発を忘れない。常に相手がライバルであることを意識し、なれ合いを避けることでストイックにふるまいます。
また話をする内容についても、ポケモンや勝負、自分のファン以外のことはほとんど話しません。
プライベートが覗ける(雑誌・ニンドリより)DLC前編のヨロイ島でも彼に会えるのですが、会話のほとんどにセキタンザンが出てきます。
8割がたセキタンザンの話しかしませんし、他のキャラクターでこれほど何か一つに対して話題が偏ってるひともいません。
みんな手持ちそれぞれのことだったり、交友関係だったり、今主人公との目の前の話をしています。

一回だけ聞ける挨拶がこれの男、好きすぎるが

彼が他のことには目もくれず、とにかくポケモンとともに休みもなく精進し続けている証なのだと思います。遊びだらけ外見と、遊びのない中身

トーナメントで当たった時だけ見せてくれるレアな表情

試合直前は基本的に何もしゃべりたがらないのもマクワさんの特徴です。トーナメントの衆人環境でも バチバチに、しかしまっすぐ睨んでくる男。
眉根に皺が寄っていっそ悲壮感さえ纏ってるように感じます。

それでもジムの勝負の後はデカい手で握手してくれます

しかしそんなプライドの高さと遊びのない生真面目さからたまに面白いことも言ってます。
なんとなく対人の不器用さが伺えます。いろんな人の輪っかの中心にいそうな見た目と振る舞いなのに……。

長い溜息
今日のトレーニングは中止です
曇り空の話からなぜかセキタンザンに飛躍した

そして一人称が「ぼく」で勝負の時以外は常に敬語。
二人称は通常は「あなた」、勝負の時は「きみ」に変化します。

ゲーム的にも、漢字一文字「僕」より容量が嵩むのに
あえてひらがなの「ぼく」にしているこのセンス、こだわりを感じるんですよね。衝撃を受けた表現の一つです。

キャラクターとしての育ちの良さが感じられ、これまたギャップが素晴らしい。それはおそらく彼の母親、メロンさんからの英才教育の影響を受けているのだと想像できます。

実質リーグカード3枚持ち!? 母親との関係

マクワさんを語るには絶対に切り離せないお母さん、メロンさんとの関係もとっても素敵なのです。
メロンさんの公式サイトの説明はこんな感じ。

こおりタイプのポケモンの使い手で、現ガラルポケモンリーグ最強と謳われるキバナに対して、唯一無敗を誇るジムリーダー。いわタイプの使い手マクワの母でもある。豪快な性格の持ち主で、ストイックなバトルを好み、相手の弱点を的確に突いていく。

https://www.pokemon.co.jp/ex/sword_shield/character/191211_04.html

彼はメロンさんからこおりジムリーダーの跡継ぎとして育てられ、しかしそれがマクワさんからの反発の原因となり、キルクスの街を巻き込むような大喧嘩に発展。結果今では顔を合わせていません。
それゆえか、マクワさんが作中でメロンさんのことに言及するのはなんとDLC前編のランダムセリフたったひとつのみ……!
とっても根深そうに思えます。

蒸し暑さに対する耐性を自分と母で比べてるマクワさん

ちなみにメロンさんのレアリーグカードでは顔を合わせていない親子が一緒にいる姿が見られ、マクワさんの非常に貴重な嫌悪丸出しの表情が拝めます。

肯定してもらっているのだから素直に受け取れればいいのですが、バックグラウンドも相まって、そうはいかない繊細さや不器用さがあるのかなと思います。普段はクールにふるまっていますが、非常に人間臭いです。
メロンさんのレアリーグカードにしかない(サイトにしかない情報もあるのですが)マクワさんの貴重な情報があります。
登場するソード版だけでは情報が完結しない、実質リーグカード3枚持ちの情報量の男なのです。

大喧嘩中の親子ですが、メロンさんのほうはなんとマクワさんのファンクラブ会員No1で、メロンさんなりに息子の事を認めてくれているようです。それがイヤで彼は嫌悪のお顔になってはいるみたいなのですが
ともかく本当に素敵なお母さんです。ありがとうございます。

メロンさんは豪快でおおらか、面倒見も良くTHEおかあちゃんな性格をしています。
フェミニンな見た目から飛び出してくるお腹を押さえた『アハハ』な笑い方は息子同様ギャップが激しく、超絶可愛いです。メロンさん大好き。(息子はフフと笑います)
今はそんなメロンさんですが、自分の長男に対してシビアな英才教育をしていたらしく……このギャップもときめきますよね。
とっても遊んでいそうでチャラついたでっかい男のマクワさんが、もともと母親から厳しい教えを受けていて、ジムの方針がシビアというギャップ
そして負けた時のせりふまでもほぼ一緒だったりと、とても影響を受けているのもわかります。

仲良しだね!

現在ふたりはジムリーダーとしての、チャンピオンの座を奪い合う、よきライバルであり、元々の師と弟子・跡継ぎの関係でもあり、そして実の母と息子でもある……大変複雑で素敵な関係ですよね。
ソードシールドのシナリオのテーマははっきりと『承継』にあるのですが、ここにも『承継』に纏わるひとつの物語がありました。
ソード・シールドでは、ジムリーダーは誰もがうらやむ高い地位にあります。
継承が約束された立派な椅子がありながら、それを蹴って、自ら違う椅子に座り、今も邁進し続けるマクワさんに纏わるストーリーは世界観の根幹にも触れる、非常に魅力的なものだと思います。
もっとも過去の話でもあり、描写はされてませんが……。

雪(こおり)と石(いわ)の交錯する街、キルクスタウン

与える男 -ガラルの人気トレーナーとして-

メロンさんも会員、ファンクラブ持ちマクワさんは女性ファンが非常に多いという設定があります。
実際作中でも最初の顔合わせのシーンでは一番黄色い歓声が多い。
写真集を3冊出していますが、『ファンの サポートで つくられた』そう。
つまり彼はただ自発的に写真集を出そうと思ったのではなく、求める声があって写真集を作るようになったと推測出来ます。
またDLC後編のスタートーナメントでタッグを組むと、ファンとの関わり方を覗く事ができます。

『ファンの みんなに 優勝を プレゼント ですよ』

常にファンのことを考え、彼のベストでお返しをしようとしている、それがマクワさんのトレーナーとしてのファンサービスです。
是非是非ポケモン勝負とは違うところで、いつも開いているというファンサ会も覗いてみたいですね。

一緒に優勝した時(複数回以降)

スタートーナメントで一緒に勝つとこんなことを言ってくれる
塩対応からの飴がとってもあまい『与える』男

マクワさんのところにいるいわジムトレーナーさんたちはみんな若く、ファンの一員でもあるのかマクワさんを熱烈に慕っている様子も見れます。
強火オタクみのある黒一点、ショウさんは必見です!

手持ちはトロッゴン(セキタンザンの進化前)、語るは全部マクワさん

個人的にマクワさんのようなふくよかかつトレーナーとしてとにかく真摯な男が、ガラル地方で人気あるというのが、夢と希望を持たせてくれてとっても好きなところです。ガラル本当にいい所だな。
現実もそうなりたいし、きっとなれるんじゃないかな。

ポケモンとの関係

設定と特徴がたくさんあるマクワさん、手持ちポケモンから想像できるところが多いのもすごく良いところです。
キョダイマックスセキタンザンは身長42m、キョダイマックスポケモンの中でも指折り入る背の高さの持ち主です。
体重はわかりませんが立派な体躯は猛々しいですよね。
それに合わせた最初のキョダイマックス時のせりふが上です。
マクワさん自体も約103kgのキョダイな重さを誇っています。

スタイリッシュな体重晒し

つまりキョダイセキタンザンの『でかい身体の強さ』と自分が作り上げた『強さ』を重ねていて、この体型はただの遊びや怠惰で生まれたわけではなく、セキタンザンを意識して作り上げた努力の結晶であるとも考えられます。
アプリ・ポケマスでは実際にトレーニングで身体づくりをしているという話も聞けます。
そもそも公式設定に『いわタイプへの憧れ』が記載されており、より一層想像が深まっちゃいます。素敵だよね。

またマクワさんはもともとこおり使いの母から英才教育を受けていたところを、いわ使いへと転向した過去があります。
ポケモンの世界のこおりタイプに対して、彼の切り札であるセキタンザンの複合タイプ、いわ・ほのおタイプに4倍弱点を取ることが出来るのです。
過去や生まれ育ちから影響を受けて、ポケモンや切り札を選んでいる可能性には親子の因果と強いドラマ性を感じますね。
いわタイプは弱点も多く、逆風強め。実際にゲーム中のトーナメントでも、システム上弱点が多いせいか苦しそうなところも見れますが、それをあえて勝負の結果がすべての世界の中で選んでいる気概もかっこいいと思います。

前述しましたがヨロイ島のマクワさんはセキタンザンの話ばっかりしていました。
それも相まってマクワさんはセキタンザンへ特別な想い入れがありそうな想像が出来ちゃいます。
シティボーイで髪の毛セットするくらい見目に気を使い、 いわタイプの無骨イメージ払拭を掲げるマクワさんの 切り札が、THE無骨で旧来エネルギーの象徴セキタンザンなの あまりにも良過ぎる。
あの背中を見せる立ち姿も、セキタンザンがキョダイマックスしたときにより見映えがいいものを選んでいるように見えました。

ジャケットの黒い部分がセキタンザンと一体化しており、よりセキタンザンが映える
マイベストマクワさん

なかなか褒めたり認めるセリフを言ってくれないマクワさんがしっかりと期待を伝えてくれてます。
マクワさんとセキタンザン、とってもいいコンビだぞ!

また、常にポケモンを『見せる・魅せる』ことに対して本編からDLCまで一貫し続けています。

ぼくのポケモンたち
ぼく『たち』
いわのすごさ

分りづらいものの、まっすぐさが素晴らしい、硬派なキャラなのです

ちなみに手持ちのいわポケモンも個性的で癖があり、かわいくかっこよくて素敵です

◆初期手持ち
・ガメノデス 
 からをやぶるからの攻撃が強い、いぶし銀
・ツボツボ
 なんとツクシくん(金銀・2世代)ぶりのジムリ手持ち採用・特性あまのじゃくでユニークかわいい
・イシヘンジン
 ガラルが誇るかわいいいわポケモン 癒しのトリッキー枠
・セキタンザン/キョダイマックスセキタンザン
 マクワさんぴったりの切り札

さらにトーナメントで満を持して入ってくるバンギラスはいわゆる最強600族。絶対に負けない気持ちが感じられて最高!
彼は草対策のためか、こおり技のれいとうパンチを覚えています。

殿堂入り後の百面相

ジムリーダーとしての面倒見の良さやコミカルで楽し気な表情もちょっとだけ見ることが出来ます

ここぞというところで顔の良さがわかります


困り顔
ビックリはポケマスで再現されています 見やすいね!
にっこり笑ってホップくんを褒める!

なかなか他人をほめないマクワさんが珍しくホップくんのことを褒めます。ひょっとしたら上の身内に名だたるものがいる者同士、注目していたり、シンパシーがあるのかもしれませんね。
その他の他者とのつながりとして、スタートーナメントで
サイトウさん、キバナさん、ルリナさん、クララさんとタッグを組む姿を見ることが出来、サイトウさんやキバナさんと勝負の時は掛け合いがあります。
それゆえかアプリ・ポケマスではキバナさんと一緒にいることが多かったり
しています。シティボーイの凸凹人気者コンビ、かわいいね。

またクララさんとのやりとりからマクワさん視点・ファンは「激しい」らしいことがわかります。
確かにマクワさんのひととなりや生い立ちを知ってると激しくなっちゃうかも!?

その他

設定資料では「目がかわいい」と記載されています。
サングラスに隠れていることが多いですが、確かに円らでかわいい目をしています。意図的に隠してるのかもしれません。
個人的に通常時にはハイライトがないのもツボです。よく見ると淡い色をしており、メロンさんよりもこおりのよう
レアリーグカードはスタジオの照明が当たっている表現かなと思ってます。
人前ではしっかりオンオフ切り替えてキラキラにできる男!
ガラルトレーナーたちの常時ハイライト率の低さ、彼らのストイックさを感じられる要素ですよね。
さらにハイライトでいろいろ表現しているのも好きです。

また、設定を見ると5人兄弟の長男のマクワさん。
年の近そうな妹(しっかりもの)と幼い3兄弟。3兄弟とはだいぶ年が離れていそう、親子喧嘩のいざこざ辺りで生まれていそうなので
そのあたりにもドラマの可能性がたくさん眠っている想像をしています。
いつか公式でその設定が出てくる・活かされる話も見たいですね!

メディアミックスに登場するマクワ

現在メディアミックスではポケマス・ポケスペ・薄明・GOTCHA!(MV)・カードゲーム漫画(パロディ)があります。カードゲーム漫画はパロディで似せた別人(テンカ君)設定なので割愛させていただきます。

ポケモンマスターズEX(ソーシャルゲーム)

2022年10月の頭に突然PVが発表され、その3時間後当日に実装というビックリ衝撃スピードで実装されたマクワさん。
2日後にメロンさん、次いでマサルくんとほぼ同時期にまとめてガラル陣が追加で実装されました。

CVは八代拓さん。ふんわり優しくも勇ましく、しかし時にはポップで愉快な声色だったり、マクワさんの持つあらゆる魅力を演じていただいてます。うれしいね!

変幻自在のサングラス
キバナさんと仲良く主役を張った2023年ホワイトデーイベント
トゲピーとゆびをふる、2023年エイプリルフールイベントでした
なんと写真集が増えました
2024年 ヒーローイベントでの一コマ ボタンちゃんからアクションがあったとか
ふたりがタッグ組むときの『あの天候』の内容を聞けちゃいました
ちなみに登場時のイベントではスタートーナメントでのキバナさんタッグを再現しているので
ポケマスプレイヤーならふたりのタッグチームを知っていて当然ですよね(?)
なんと地方を越えてルチアちゃん側からの言及がある

原作マクワさんよりも積極的にコミュニケーションを図り、周囲からたくさんのことを学ぼうとしている素直でまっすぐな部分が描かれています。
それを前提として、ジムリーダーとしての矜持の高さは健在。

ポケモンソシャゲの中で受け入れてもらいやすく、原作に比べるとモデリングも含めてずっとわかりやすいキャラクターになってます。
本当にありがとうポケマス先生!
特に2023年上半期は一日限定イベントでの登場率がとても高かったです。
原作では頑なに口を開かなかったメロンさんとの関係もしっかり語ってくれていたり、いわ使いとしての好みがタケシさんだったりとオタク大歓喜。

運がいいとフルボイスで聞ける夜のあいさつ
ここでお母さんの話が聞けるなんて原作では考えられません

◆ポケマスの親子関係

ポケマスでは独自の親子関係の設定があり、あいまいになっていた行間が埋められています。

ようやく聞けたメロンさんからのマクワさんの印象
衝撃の事実

メロンさんの『とある日』にてメロンさんのバディのラプラスが実はマクワさんに譲られる予定だった話が聞けます。
またマクワさんはメロンさんの『スタイルの押し付け』が嫌になって
いわタイプの道を進むことにしたのだとか。

本人曰く、いわポケモンを選んだのは反抗が理由だったものの、今はいわポケモンの魅力にとりつかれ、一生懸命その良さを伝えるために険しい道で戦っているそうです。素敵だね。
選択肢によって、こおりタイプが嫌いなわけじゃないとはっきり否定してくれるのも嬉しい。

ポケマスでもファンクラブ会員No1らしい でも親だから1号ともとれる素敵な塩梅の表現

メロンさんと組ませるときは、普段冷静な彼らしからぬ、チーム戦だということを忘れるぐらい意識バチバチの言葉を聞けたりもします。ポケマスでも複雑な親子関係、今後のイベントでの描写が楽しみですね。

◆追記
2024年2/9 サンクスデーイベントでとうとう親子の描写が追加されました!

感謝を伝えるため、マサルくんに料理を習おうとするパシオのトレーナーの中にマクワさんの姿がありました。

スズナちゃんのバディの生みの親として様子を見に来るメロンさん
メロンさんがファンクラブ会員No1の設定を拾いつつ 特別なプレゼントを渡すマクワさん
息子のいないところで感謝を噛みしめるメロンさん…!

見たかったものがここにありました!
本当にありがとう、今後ともよろしくお願いしますポケマス先生!

クッキーをたくさん作る姿も披露 マサルくんにも器用といってもらえました

ちなみにいわ使いの中で現在唯一『いし好き』スキルがないという特徴があります。

『石友』に囲まれて困るマクワさん

推測ですが比較的最近、しかも対こおりの反発から、いわポケモンと一緒にいるようになったからだと思っています。
生まれ育ちの中に岩や自然が近かった他のいわ使いと大きく違うので。

◆性能
いわタイプのテクニカル、レアリティは☆5
なのですが『ダイバーン』からのほのお強化性能、好きなタイミングで2回ほのお弱点を付与できる『タールショット』のデバフ性能が現在でも際立っており、実質ほのおタイプとして使われることのほうが多く、実際オススメです。
『ヒートスタンプ』でやけどの追加効果を狙うことが出来ると同時に
相手から攻撃を受け、ダメージになるとやけどに出来るパッシブも持っていて、タールショットも含めデバッファーとしても活躍しやすいです。
EX化するとカラーリングが赤とオレンジが強くなり、ほのおに寄って意匠までセキタンザンになるのもかわいいね。

『マクワさんが着るとかっこいい(ジムトレ談)』灰と白のいわジムウェアが
石炭の間から見える赤い炎を模した衣装になるのセンスが良すぎますよね
赤いサングラスはセキタンザンが攻撃するときに色が変わる姿を模しているのかも?


いわタイプに限定せず、バディのセキタンザン自体の魅力を伝えようとしているのかもしれません。
とはいえしっかり場を整えてあげるといわタイプのバディーズ技の威力もとんでもないことになります。

この動画にも登場!
余談ですが前述のホワイトデーイベントの直前に公開された動画だったため、この楽曲PV内にて、キバナさんと一緒にいるカットをフライングで見ることが出来ちゃいました。新しい出番にわくわくしながら待たせてもらいました。

ポケモンスペシャルソードシールド(漫画)

https://www.shogakukan.co.jp/books/09143329

メロンさんとけんか中で周囲を振り回しているところから始まり、ポケモン勝負のために半ズボンで雪の中ずっと待ち続けて風邪をひいて倒れたり、
ファンと見栄を気にしていたりと
明るく楽しいバトルジャンキーな側面が強いマクワさん。
一番見た目の印象と差がなくて受け入れやすいファンキーさが魅力です。
出番はあんまり原作と変わりませんが、ジム以外のところで戦ったり話したりしている姿がたくさん見られてうれしかったです!

薄明の翼


ほぼカメオ出演ですがメロンとキョダイマックスで戦っていたり、おいしんボブで食事シーンとダンデさんに対する一言があったりホテルでファンからのプレゼントや手紙の開封式をしていたりなどなどあの世界でマクワさんが生きている姿が見られます

GOTCHA!


顔を合わせていない親子が揃ったと話題に

大サビでメロンさんと背中合わせのマクワさんがいます。
ふたりでネズさんのほうへとカメラを誘導する一瞬がカッコイイ!

おまけ

2021年のポケカグッズ、『Pokémon Trainers Offshot!』で出た描きおろしマクワさん

https://www.pokemon.co.jp/goods/2021/12/211203_to01.html
キラキラで童顔が強調されています かわいいね

ボールペンやクリアファイル、ぬいぐるみにチャームなど、オタクめっちゃうれしいグッズがたくさん出ました。
全然オフしてないけどそれがマクワさんなのかもしれませんね

名前の元ネタマクワウリとぬいマクワ

『新しき概念の開拓者』であり、そして親といざこざを持っている彼の元ネタの植物の花言葉のなかに「古くからのつながり」があるのは大変エモーションだと思います。

まとめ

マクワというキャラクターは、見た目から内面までとにかくギャップの塊
スタイリッシュでシティボーイの裏腹に人間臭くて泥臭い生い立ちと性格。
4年経った現在でもほとんど他ではみられないほど新しく挑戦的で、いつだって自分の心を離しません
正直まだまだ語りつくせないほどで、彼について書いた小説はゆうに300万字以上、150本以上あります。
彼はソード・シールドではっきりと立場が違うため、シールドの方ではもしかしたらジムリーダーをあえてやっていないんじゃないか、なんて想像が出来たり、
またもともとこおりタイプの母親のもとで師事していたということで、隠れた手持ちにこおりタイプがいるんじゃないか、なんて余地がたくさんあるのも魅力のひとつです。

過去のアニポケでしたらサトシさんと冒険するのにうってつけでしたよね。
いわジムリーダーで大兄弟の長兄、アニメのタケシさんの影響も受けているのかもしれません。温故知新、新しきを開拓しながらも『古くからのつながり』を地で行く、いわ使いらしいキャラクターです。

そんなふうに新しい視点を提供し、ポケモンシリーズの世界を、さらに現実の可能性を広げ、より豊かにしてくれました。
彼の存在は見る人の感性の試金石になりうると思っています。
マクワさんが特別な意味を持ち、今後たくさんのひとに長く愛され続けることを願っています!
長い記事でしたがお付き合いありがとうございました!

ちなみに皆さんはマクワさんを見たとき、知った時どう感じましたか?
自分は盾のメロンさんのレアリーグカードだったので『うわっドラ息子…!』と思い、すぐに横のテキストを読んで認識を改めました。
メロンさんにもマクワさんにもその節は失礼いたしました。
もしよければ彼について話してもらえると大変喜びます!

セリフ参考:https://wiki.xn--rckteqa2e.com/wiki/%E3%83%9E%E3%82%AF%E3%83%AF/%E5%BC%95%E7%94%A8


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