「卒業写真だけが知ってる」歌詞考察＆MV感想
何回目の桜だろう？
風に花びらが舞い散ってる
この季節がやって来ると
なぜだか切なくなってしまうんだ
終わりの季節なのか？
それとも始まりの季節なのか？
後になって振り向けば
全ては思い出の上書きさ
ずっと忘れられないのは
君と出会ったあの時
卒業写真だけが知ってる
好きだ 好きだ 好きだ 好きだ
僕が好きだったこと
もしもあの時告白してたら
今そばにいてくれたかな
最後の教室で君が
みんなとスマホで自撮りしながら
「青春が終わっちゃったね」と
呟いていたことを覚えてる
それぞれの人生が
いくつもの道に分かれていると
あの頃は何もかも気づかないまま手を振った
まさかそれが本当のサヨナラになるなんて…
卒業写真開くその度
今も 今も 今も 今も
胸が苦しくなる
左の3段目で微笑んでる
君のこと今でも好きだ
卒業写真だけが知ってる
好きだ 好きだ 好きだ 好きだ
僕が好きだったこと
もしもあの時告白してたら
今そばにいてくれたかな
あの頃からずっと（Yeah Yeah）
何にも変わらない （Yeah Yeah）
一生好きでいる （Yeah Yeah）
「私も好きだったのに…」
日向坂46「卒業写真だけが知ってる」歌詞分析：切ない青春の物語と未遂の恋
日向坂46のニューシングル「卒業写真だけが知ってる」は、卒業という普遍的なテーマを軸に、若者たちの心の揺れ動きを繊細に描き出した楽曲です。歌詞を深堀りし、楽曲が持つ魅力と含蓄を分析していきます。
春の訪れと切なさの共存
歌詞の冒頭から、桜の季節がやってくる度に感じる切なさ、そして終わりの季節なのか、それとも始まりの季節なのかという問いかけが投げかけられます。この矛盾する感情は、卒業という節目を迎える際の複雑な心境を如実に表しています。
思い出の上書きと変わらない想い
「後になって振り向けば全ては思い出の上書きさ」というフレーズは、時間が経つにつれて記憶が変化していく様子を歌っています。
しかし、「ずっと忘れられないのは君と出会ったあの時」と続くことで、最初の出会いの記憶がいかに強く心に刻まれているかが強調されます。
未遂の恋と後悔
「もしもあの時告白してたら」という繰り返されるフレーズは、主人公が抱える未遂の恋への後悔を象徴しています。卒業という区切りが、その想いをより一層募らせていることが分かります。
それぞれの道と永遠の想い
卒業後、それぞれの道に分かれていく友人たち。その中で、主人公は「まさかそれが本当のサヨナラになるなんて…」と気づかされます。しかし、卒業写真を見るたびに蘇る過去の記憶と、変わらない「好き」という感情は、時間の経過すら超越しているかのように感じられます。
歌詞から読み解くテーマ
青春の普遍性: 卒業、友情、初恋など、誰もが経験する青春の普遍的なテーマが描かれています。
時間の流れと記憶: 時間の経過とともに記憶が変化していく様子と、変わらない感情の対比が印象的です。
未遂の恋と後悔: 若者特有の未遂の恋に対する複雑な感情が歌われています。
永遠の想い: 卒業しても変わらない「好き」という感情は、聴く者の心に温かい余韻を残します。
まとめ
「卒業写真だけが知ってる」は、卒業という普遍的なテーマを軸に、若者たちの心の揺れ動きを繊細に描き出した楽曲です。未遂の恋や友情、そして時間の流れの中で変化していく感情など、聴く人の心に共感と感動を与える普遍的なテーマが込められています。日向坂46の透明感のある歌声が、歌詞の世界観をさらに深めています。
MV感想
曲は良い意味で分かりやすくて、テーマも「卒業」なので、もうこれはどっぷりハマればいいんじゃないかと。
映像を見てまず思ったのは
「あ、やっぱり小坂さんって映えるな」って。
”ひなあい”とかで見ると、ま、あれはバラエティなんで当然かもですけど、正直ここまでは分かんない。フォトジェニックな彼女の魅力がMVだと「これでもか！」って際立つんですね。
それは彼女の顔立ちもあるんでしょうけど、一つ一つの所作にも起因している気がしました。
冒頭、正源司さんに肩を叩かれて二人の後を追うっていう何気ないシーンからしてーー
首の傾げ具合とかーー
視線、
さりげない手の動きなんかが妙に「タメ」が出来てる感じで、MVの説得力が増しますね。
あとは、三期の３人が無邪気に踊るとこは微笑ましかった。
個人的にあんまりひねられるのが苦手なのですけどｗ このMVは、ちょっと語弊あるかもしれないけど、「これぞ！」みたいな内容できれいにまとまっていて好感を抱きました。
じゃあ、またねー。