見出し画像

偏見ヒタヒタ、櫻坂46 三期生ライブ レビュー

櫻坂46 三期生ライブ Oct. 9 (Wed.) 大阪城ホール 配信

最初に言っちゃうと、いい意味で、何もかも「ちょうど良かった」。

自分のように三期生がみんな好きなら当たり前ですけど、いつ見ても気に入ったメンバーが目に入るし、単純にその回数も増えるので期別ライブっていいなって思った。グループ全体だって好きだからあんまり強く言うのはどうかとは思いますけどね(自分で言ってんじゃん)。

でも改めて思ったんでこれだけ言わせて:

「やっぱり三期みんなかわいい」。

すごくないですか、ひとりも「あんま好きじゃない」って思うメンバーがひとりもいない、「みんな好き」だなんて。

あとは気になったとこを挙げていきます。


自由自在

序盤の話なんですけど、しばーらく山下さんが抑え気味に見えたんですよ。表情も抑えがちに見えた。バックに徹するみたいな。気のせいかな。

でも高いダンス能力ゆえに簡単にこなせちゃってますって感じにも思えちゃったのです。

それが後半になるとちゃんとメリハリをつけていたかのごとく加速していった様は圧巻でした。

特に「静寂の暴力」は、最終日っていうのもあってか、より感情がこもっていたように思ってしまった。

村山さんのアオリ

以前”そこさく”でも思ったけど、村山さんの叫びって、いい。ニルヴァーナ カート・コバーンの雄叫びみたいな。それがライブのいいアオリに昇華されたように思えて正直嬉しく感じた。

そこ曲がったら、櫻坂?7月15日「おい!櫻坂46 全力で声出せんのか!」

その”大声選手権”では村井さんもかなり大声を出してましたから(ってわけじゃないけど)「Dead End」で、「承認欲求」では谷口さんのアオリも良かった。普段声小さめな印象のメンバーたちなので実は結構内に秘めているものがありそうって思えて、いいですねこういうの。

ちなみにこの日のライブで”MVP"を決めるとしたら村山さんです。以前の東京ドームでも思いましたけど、歌がしっかりしてて、表情も豊か。ダンスも長身(比較的)を生かして激しさも可憐さも十分ありで今後の進化も楽しみです。

マモリビト

「選抜入り」の結果とか「外仕事」とか三期生メンバーにも気にしてしまうことが増えたように思う一年半。

そんな中で小島さんに「マモリビト」のセンターが託されたこと、そしてこの三期生ライブでのパフォーマンスに結構大きな意味を感じるとは、正直予想していなかったです。

「咲かない人はいない」

あんまり選抜うんぬんなんて言いたくないけど、小島さんの選抜入りは残念ながらまだの状態。そんな時に、でもそんなメンバーが、まるで選挙の演説かと思うような、感情のこもった堂々とした”スピーチ”を行ったあと放った最後の一言「咲かない人はいない」は、このライブを目撃した人全員に刺さったと思う。

小島さんは”合宿”の時から質問することに躊躇せず、みんなのまとめ役にもなっていたっていうのもあるから単純に頑張ってほしいと思った。

「歌ありですか?」
”ダンスリーダー”に。

向井工作員

中盤に石森さんMCで行われたペンライトを用いた”二択クイズ”。楽しかったんですけど、村井さんが出した問題での向井さんの”撹乱”は笑ってしまった。

問題:村井さんが思う、「大阪」と聞いて思い浮かべるポーズはどっち?

「グリコポーズ」と思ったら「赤」。

「カニポーズ」と思ったら「青」。

ほとんどの人が「赤」だったのに…

向井さんが「優だよ?優で考えてね」って言ったあと「青」激増。かなり「『赤』は違うよ、『青』だよ!」って優しくいざなっているような感じだったのに正解がまさかの「赤」で笑った。

小田倉さんの涙

もう説明不要でしょう。ライブ後も三期生が集合して撮った動画とかでこちらにも強く伝わってきた。そりゃ悔しいよねって。

でも中嶋さんが「(小田倉さんが)この時間だけステージに立つことが、できます」って言ったあとの歓声はすごかった。

「ごめんなさい」で泣いちゃう人結構いただろうな。とにかく良くなってほしいです。

あと言いたいこと

「自業自得」、「静寂の暴力」、そして「夏の近道」はものすごく”強い”なって。特にこの三期生ライブラストの「夏の近道」で痛感したのはこの曲の”魔力”。

あれ、何なんですかねぇ?最初のピアノ。”陽射しとその中に”ってとこ。三期全員でMVを見たシーンがあった”ドキュメンタリー”を見ていたから余計に感じるのかな。あの頃(っていってもたかだか去年の話ですが)に抱いた三期生への希望とか期待、そしてこれから来る夏への高揚感。それから時が経って「すっかり立派になったね~」と親心になってしまう、まさに「三期生」な曲であります。

「自業自得」は今年出た坂道の曲ではトップだと思っているんですけど、やっぱり会場の空気が変わるし、その変わり方は単純に盛り上がれる「イエーイ!」だけじゃなくてちょっと不穏な感じもあって独特。でもやっぱり良くできた、コンパクトなポップソングっていう秀作。

「静寂の暴力」は公開からずっと、いい意味で、一緒。こんな曲を持てる三期生はラッキーだとさえ思う。「わたしたちは従来通りのアイドルグループじゃない!」って何万回宣言するより雄弁な証な気がします。今回のパフォーマンスは三期生のためのライブのラスト(アンコール除く)での披露だったっていうのもあって今までとはまた一味違う特別なものになったんじゃないでしょうか。絶対的な曲、曲に負けない振り付け、振り付けに負けないメンバーのパフォーマンス。もちろんそれらすべてが叶ったからこその結果です。

こんなとこかな。
じゃあ、またねー。






いいなと思ったら応援しよう!