喪中ハガキ
お母さんの一周忌の日取りが決まったり
わたしの名前で出す初めての喪中ハガキを作ったり
本当にお母さんはもういないんだ。
と、実感する日々。
ちょうど去年の今頃くらいから、お母さんの体調が良くないのかも、という不安が始まったんだった。まさかその次の年に喪中ハガキを作ることになるなんて。
つい先日、友人がSNSで「親が死ぬのってそんな重要なこと?私にとったら大した事じゃない」って書いてて思わず止まってしまった。
その人にしたら確かに大した事ではないのかもしれない。いつまでもお母さんの事を想ってメソメソしているわたしは滑稽に見えるのかもしれない。親が子より先に逝くのはごく自然な当然の流れであって、そんないちいち騒ぎ立てるほどの事ではないのかもしれない。
でもわたしにとってのお母さんは、誰よりも何よりも特別な存在だった。母親と娘という関係を遥かに超えた、何者にも代え難い唯一無二の存在。絶対的な信頼関係を2人で築き上げてきた。なくてはならない人だった。お母さんがいなくなるなんて考えられないし、お母さんがいない人生なんて歩いていけない。ずっとこれから先も可愛いおばあちゃんになっていくお母さんを見ていたいと思っていたし、絶対に長生きしてくれると信じていた。
でも、もうすぐ一年。
お母さんのいないありえないこの世界も
もうすぐ一年です。
わたしはなんとかやってます。まだまだお母さんを思い出して涙したりします。でも毎日笑って生きています。どうにかなるもんだね。
喪中ハガキは比較的オシャレなデザインのものを選びました。お母さんがすごくオシャレな人だったからね。「あら、いいじゃない」とよく褒めてくれる人だったなぁ。またあの優しい笑顔で、いいじゃないって言って欲しいな。