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vol・14「スーパーマリオRPG」

概要

任天堂とスクウェアで共同開発したマリオシリーズにおける初めてのRPG作品です。
基本的なマリオの世界観を壊すことはなく、しかし新しい要素や雰囲気もうまく掛け合わせられている秀逸な一作。
マリオという名前がついているだけあってアクション色も強く、従来のファンも楽しめる内容になっています。


内容

最初はいつものようにピーチがクッパにさらわれることからマリオの冒険が始まります。しかし、クッパ城にピーチを助けに行った時に上空から大きな剣の形をした敵が登場し、クッパ城に突き刺さります。
今回の敵はクッパではなく、カジオーという世界征服を目指している未知なる敵です。
カジオーの野望を阻止するためにマリオは冒険に繰り出していきます。

操作ですが、戦闘以外のパートは見降ろし3D視点のアクションスタイルでいつものマリオにかなり近い感じで直感的にプレイすることが可能になっています。
フィールドに配置されている敵と接触するとコマンド式バトルに突入する仕様になっています。

戦闘パートにもアクション要素は盛り込まれおり、敵に攻撃する時や防御するときなどにタイミングよくボタンを押すことによってモーションが変わり、攻撃力や防御力が上昇します。
武器が変わると演出も変わるので雑魚キャラとの戦闘も飽きずに楽しむことができます。
全体的にシンプルな操作なので初めて遊ぶ人にも親切な設計になっていると思います。

そんな中、新たなエッセンスとしてプレイヤーを楽しませてくれた要素をいくつか紹介したいと思います。

まずはクッパとピーチが仲間になるということ、当時はこの二人をプレイアブルキャラで操作するということ自体珍しかったので、とても斬新だったと思います。
特にクッパはいつも敵対していたので共闘というのは非常にファンの心をくすぐる演出でした。

次に、ジーノを筆頭とした新キャラクターの魅力です。
いつものマリオにはあまり登場しないようなクールなキャラクターで今作を少し違った雰囲気にしてくれる、とても良いエッセンスになっています。例を挙げると、ジョナサンジョーンズや、ヤリドヴィッヒ、カリバーなども含まれるかと思います。


最後にコミカルなギャグ要素です。RPGというジャンルの特性上キャラクターが喋ります。(マリオは喋りませんが)

その中で繰り広げられる、会話や行動などがクスリと笑わせてくれるようなコミカルな要素がふんだんに盛り込まれています。
さらにマロの「なにかんがえてるの」という技があるのですが、それは敵のHPや特性を見破るのが主な役割ですが、各敵に一言ずつコメントが用意されており、それが一部アニメのパロディになっていたりギャグになっていたりします。


感想

マリオ史上初のRPG、完成度も内容も非常に出来が良く、気軽にでもしっかりでも遊べる内容になっています。
BGMも耳に残るものが多く冒険を飽きさせません。
笑いあり感動あり友情ありの王道ストーリー、一度プレイしてみて損はないでしょう。

近年スイッチでリメイクされたのでそちらをプレイするのも良いでしょう、任天堂のリメイクは原作を忠実に再現してくれているので、過去作との違いを心配する必要もありません。

強いて言うならリメイク版は戦闘中に仲間が入れ替え可能という点、合体技の追加などによって原作に比べやや難易度が下がっているという事は言えると思います。
しかし、リメイク版ならではの強力な追加ボスの存在もありますので甲乙はつけがたいです。

難易度★★★
内容量★★★★
操作性★★★
お薦め度★★★★★

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