vol・24「マリオ&ルイージRPGブラザーシップ!」
概要
ニンテンドースイッチで発売されたマリオのアクションRPGです。
リメイクを除けば約10年ぶりのマリオ&ルイージのシリーズであり、据置型ゲーム機では初めての作品となります。
内容
ピーチ城の庭で過ごしていた二人は突然空に現れた空間に吸い込まれてしまいます・・・
辿り着いた先はコネクタクルランドと呼ばれる世界で、何者かによってバラバラにされてしまったことを知ったマリオとルイージは、コネクタクルランドを救うために冒険へと出かけます。
といったようなストーリーからもわかるように今回の大ボスはクッパではありません。
これもマリオ&ルイージRPGらしく、いつもとは違う雰囲気の良い要素だと思います。
操作ですが、フィールドアクションは基本的にマリオを操作します。
お馴染みのアクションであるジャンプとハンマーに加え、ルイージと共に行動するブラザーアクションがいくつか用意されています。
過去作からの大きな変更点があり、ルイージが自動で動くシーンが多くなったという点です。
ルイージのジャンプはBボタンに対応しているとはいえ、押さなくても勝手についてきます。
便利とも取れますが、少し寂しいような感覚も実際あります。
船島というその名の通り、船の形をした島を拠点にバラバラになった島々を冒険して、元の通りに戻していくというのがメインストーリーで、その途中に数多くのサブストーリーが散りばめられています。
ジャングルや砂漠の島から都会の島まで様々なフィールドが用意されており、探索の面白さは満載です。
さらに島をつなぐことにより、船島もどんどん賑わっていき進展を感じられるのも良い点だと思います。
コネクタルランドの人々は、見た目は近しいですが個性は千差万別で本シリーズらしい独特のセリフ回しや、少しダークでホラーな演出なども用意されていて、クスリと笑えたり、考えさせられたりするシーンが時折あります。
バトルについて、RPGというジャンルではありますが、非常にアクション要素の強いバトルになっています。
ハンマーとジャンプの通常攻撃でさえAボタンとBボタン両方の操作を要求されます。
通常攻撃に関してはさほど難しいアクションではありませんのですぐに慣れると思いますが、問題は敵からの攻撃を防御するときでしょう。
敵からの攻撃を受ける時、ジャンプやハンマーで回避かカウンターをすることができるのですが、冒険が進むにつれタイミングが非常に分かりづらく、そして難しくなっていくのでアクション慣れしていない人にはやや難易度が高いかもしれません。
攻撃面でもブラザーアタックに関しては非常に難しいものも存在します。
これらの難易度を緩和するためにプラグシステムというものが存在します。
防御を失敗しても自動的にダメージを軽減してくれるもの、難しいブラザーアクションでも勝手に成功してくれるもの、そして中にはアイテムを使っても減らないなど、非常に強力だなと思えるものも存在します。
回数制限はもちろんありますが、これらをうまく組み合わせ敵と戦うことで打開できるシーンも多く出てくると思います。
もちろん何度も敵と戦うことで、パターンを覚えるという事も大事になってくるかと思います。
感想
絆をテーマに描かれた今作、10年ぶりの新作という事で製作者様の気合を存分に感じ取れる作品に仕上がっています。
ストーリーもRPG特有の次が気になる感覚もしっかりと存在していて十分に楽しめると思います。
バトルのアクション難易度はやや高いのかなと感じる点もありますが、根気よくやればいつかはクリアできるレベルには設定されていると思います。
ただ、製作者様の気合が入りすぎていて、とてつもないボリュームに仕上がっているため、プレイするときは本腰を据えてプレイする必要がある点は注意点でしょう。
難易度 ★★★★
内容量 ★★★★★
操作性 ★★★
お薦め度★★