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vol・25「スーパーペーパーマリオ」
概要
Wiiで発売されたマリオの2Dアクションゲームです。
ただし普通のマリオではなく、ペーパーシリーズのデザインのマリオが活躍します。
世界観もいつものマリオより少し大人っぽくユーモアも強めの作品になっており、独特な路線を突き進んでいます。
内容
今回もピーチ姫がさらわれます。しかし、敵はクッパではありません、ノワール伯爵とその一味、混沌のラブパワーを巡ってマリオとその仲間たちが躍動します。
今作最大の特徴は2D視点から3D視点への切り替えが可能という点です。2D視点では高い壁が行く手を阻んで通ることができない・・・などの場面で3Dに視点を切り替えることによって見えていなかった道を新たに見つけ、先に進んでいくというものです。
その他にも敵の攻撃をよけるなど、様々な発見があります。このシステムは単純にプレイヤーをワクワクさせてくれる要素になっています。
最初から全員使えるわけではありませんが、プレイアブルキャラクターはマリオ・ピーチ・クッパ・ルイージとマリオファミリーほぼそろい踏みの上、異色のメンバーとなっており、これもペーパーマリオの世界観ならではだと思います。
それぞれ固有のアクションが用意されており、場面ごとに使い分けてステージを攻略していきます。
サポートキャラクターにはフェアリンが登場して、ボムが使えるようになったり、ヒップドロップができるようになったりと、仲間になる度に新たなアクションが増えていきます。その数は10種類以上に及びます。
その他にもWiiリモコンを使った直感的な謎解き要素も多くあり、プレイヤーを飽きさせません。
もう1つ特徴的なのは、ペーパーマリオシリーズならではの独特の世界観でしょう。登場人物のセリフ回しが少しブラックな要素を含んでいたり、マネーラという敵がトラウマ的な変身を披露したりと色々な場面でいつものマリオとひと味違った雰囲気を感じることができます。
好みは分かれるかもしれませんが、個人的には非常に楽しいポイントだと感じます。
感想
シンプルなグラフィックや操作性ではありますが、ありそうでなかった視点のとても良くできた一作です。
マリオファミリーをただ動かす楽しみに溢れ、パーティ感も満載、それだけでなく新しい敵やキャラクターもうまく溶け込み素晴らしくまとまった仕上がりになっています。
今後似たような続編が作られることは望みが薄そうではありますが、気長に吉報を待ちたいぐらいお勧めさせていただきたい逸品です。
難易度 ★★★
内容量 ★★★★
操作性 ★★★★★
お薦め度★★★★★