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多くを語らない美学

今日は会社に出社した。
今月から働いている初対面の女の人と会ってランチに行った。
とても可愛らしくて、色白の、おしとやかな印象の女性。

ランチに行く道中。その人との会話はこんな感じ。
私「こんにちは、初めまして。よろしくお願いします。」
女性「こんにちは、初めまして。よろしくお願いします。」
私「〇〇さんはいつからうちの会社で働いてるんですか?」
女性「3月1日です」
私「もう慣れましたか?」
女性「はい」
私「新しい環境って慣れるまで大変ですよね」
女性「はい」
・・・・・
私「〇〇さんってここまでどのくらいですか?」
女性「30分くらいです」
私「どこに住んでるんですか?」
女性「千葉です」
私「うちに来る前はどんなお仕事してたんですか?」
女性「経理です」
私「大きな会社で、ですか?小さめの会社で、ですか?」
女性「大きな会社です」
・・・・・

お気づきだろうか。
一問一答形式の会話ということを。

私、結構、初対面の人とも打ち解けて話せるタイプなのだが、
今回ばかりは心が折れそうだった。
というか少し面倒くさかったw
女性から質問が全くこなかったし、こちらからの質問に対しても一言でしか返ってこないから、会話が深まらない表面的なものだったし、何よりつまらなかった。

ちょっと言い訳をすると、私、一対一だったらもう少し粘って会話もできて多分もう少し腹を割って話を聞き出せたと思うけれど、他にも年上の女性がいて、その人のご機嫌も取らないといけず。その年上女性に関しては、自分の話をしたいタイプの方だったので、初対面の女性だけの話題では気を悪くすると思い、話を突っ込めなかった。

でも多くを語らない美学っていうのがあるのかなとも思った。
全くもってどんな人かわからない。
多くを語らないけれど、感じが悪いわけではなく、逆にいい感じの応答。
だけど、一問一答形式なのだ。
男性からすると、こういう女性は、ミステリアスでよかったりするのかな。
私もベラベラ喋るタイプではないと思うが、喋らないタイプでもない。普通くらいw自分が受け身タイプの人間だというならば、相手が積極的に動けるあそびがあった方が良いのだろう。ちょっと少ないくらいがちょうどいいとも思った。多くを語らない美学ってあるんだろうな。きっと。

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