見出し画像

Vtuber甲賀流忍者ぽんぽこさんのオリジナル曲カフカがエモエモのエモでヤバいから全人類聞けもう遅いの話


エモッ。

とりあえず上の動画を再生してくれ。話はそれからなんだ。



ぽんぽこさんの活動を追ってきた人ほど刺さる練りに練られた歌詞と映像である。そういうわけで今からそのエモさをぽんぽこさんファン以外のみんなに説明したいんだ!聞いてくれ!説明パートだ!


甲賀流忍者ぽんぽこさんといえばここ数年で勃興したVtuberというコンテンツの中でオンリーワンな存在感を放つ知る人ぞ知る個人勢Vtuberだ。

個人勢とは一般Youtuberと同じく編集やらなんやらの作業を個人でこなす系Vtuberだ。Vtuberの界隈ではみなさん聞いたことあるかもしれない「ホロライブ」やら「にじさんじ」などの企業所属いわゆる「企業勢」Vtuberが支配的であり個人勢の存在感は薄い。

レッドオーシャンと化したVtuber界で甲賀流忍者ぽんぽこさんと相方のピーナッツくんさんは企画生放送やらゲテモノ食いやらゆるキャラグランプリ出場など挑戦的な試みをしながら生き残ってきた。

その試みの一つであるVtuberコラボの祭典24時間生放送「ぽんぽこ24vol.5」にて発表されたのが上記ミュージックビデオ「カフカ」なのである。

作詞作曲はボカロPのEpochさんという方なのだが、ぽんぽこさんのこれまでの活動やファンへの思いや好きなものをカウンセリングかの如く聞き出し調査して作ってくださったということで私のような一般ファンに素晴らしく刺さるエモ楽曲になっている。

まず楽曲名「カフカ」。最初に連想されるのはかの有名な「変身」の作者であるフランツ・カフカだろう。Vtuberである自分とその魂(いわゆる中の人)を唄った歌詞にも「変身」という作品は適っている。

次に彼女が大ファンというボカロP「n-buna」さんの楽曲である「始発とカフカ」だろう。これも電車が登場する歌詞とMVに上手く当て嵌まる。

最後に滋賀県甲賀市の甲賀の語源となったとする説もある「鹿深」。Youtubeのコメント欄で見ただけのため真偽は知らないが彼女は滋賀県甲賀市在住を公言する彼女に相応しい。トリプルミーニング、既にEpochさんの類稀なる才能が炸裂している。

肝心の中身の歌詞も素晴らしい。

日頃から自己肯定感が低いと我々ファンの間で囁かれる彼女の自信のなさ、それでも開き直って前に攻め続けるいじらしさが相当エモーショナルに表現されている。

そっと溜息を切り取って、名前も顔も知らないあなたから受け取った花束を飾ろうか。

特に面白いと思ったのは上の一節だ。ぽんぽこさんの動画ではよくファンアートがアイキャッチとして動画の合間に挟まれる。つまりこれは編集に日々いそしむ彼女が動画の合間にあったかもしれないネガティブな部分を切り取って(編集して)名前も顔も知らないあなた(我々一般ファン)からの花束を飾る=ファンアートで隠しているよ。ということだ。

いやEpochさん秀ですぎで、このさりげない暗喩は平安貴族レベルだ。

正直一行ずつ歌詞に解釈を述べていきたいくらいの素晴らしい唄だがこれ以上は何か野暮な気がするのでやめる。Youtubeコメント欄でみんな考察してくれ!

それとアニメ映像も素晴らしく良い。飛び跳ねる少女はもう可愛すぎてそこだけずっと見てられるし歌詞に合わせてこれまた暗喩が散りばめられている。

たとえばこの冒頭の場面は今までで取ってきた写真が四角形に配置されてる。これはYoutubeのホーム画面を眺めるネガティブぽんぽこさんを表現してるんじゃないかと思ったり。

謎の電車や謎の少女に謎のクラゲともう妄想が止まらない。本当にエモ。

このMVを作成したまるばってんさん、咎白いくさん、すいしんさんはみんな学生ということで日本の未来が明るすぎてヒエ〜。

駄文過ぎて正直このMVのエモさの1000分の1も伝えられていない気がする。しかしとにかく特大エモなのでこれを味わいたい人は甲賀流忍者ぽんぽこさんのチャンネル登録twitterフォローして活動追っかけましょう!
ほら沼にハマるんだよ!ガチ恋リアコするんだよ!!




いいなと思ったら応援しよう!