リモート環境での組織のコミュニケーション課題を解決する、オンライン対話サポートツール「emochan」
みなさん、こんにちは!
オンライン対話サポートツールの「emochan(エモチャン)」です😊
emochan では現在、コロナ禍のリモート環境によって加速する組織のコミュニケーション課題を、日々の対話で解決するツールを開発中です。
今回の記事では、オンライン対話サポートツール「emochan」を開発するに至った背景や問題意識、また開発中のプロダクトの概要、そして現在提供中のテスト版についてご紹介します。
オンライン対話サポートツール「emochan」の開発背景
企業の成長過程において、組織のマネジメント構造が発達してくると、経営と現場の距離が広がり互いの意図がうまく伝わらなくなる、組織内で顔と名前が一致しない状況となりチームを超えて協業するときに意思疎通がとりにくくなる等、組織のコミュニケーション課題が生まれます。
最終的には、部署間や社員間、経営と現場間の心理的距離が生まれ、軋轢や相互不信を招き、生産性や離職率に悪影響を及ぼす原因にもなっていきます。
このようなコミュニケーション課題の原因のひとつは「対話不足」にあります。
仕事上のコミュニケーションは、論理的に物事を決めて伝えていく「議論・伝達」が中心です。しかしながら、組織を構成する従業員のモノの見方や価値観、立場は多種多様であり、組織の人数やマネジメント構造が拡大してくると、論理的に議論・伝達しようとしても、各々の解釈や意味づけを合致させることは容易ではありません。
さらに、新型コロナウイルス感染拡大をきっかけにリモート環境下での業務が中心になり、非対面・非同期時間が増えたことで、その課題は深刻化しやすくなっています。
このような課題を解決していくためには、各々の解釈や意味づけの違いについてお互いに自覚し、共通認識を生み出していくための「対話」の機会を日々の業務時間のなかにつくりだすことが重要だと考えています。
コロナ禍以前は、オフィスでの立ち話や業務後のいわゆる飲みニケーションなどの偶発的に生まれていたコミュニケーションの機会によって、深く意図せずとも課題をケアできていたところもあります。しかし、リモート環境下においては「議論・伝達」がメインのオンライン会議ばかりとなり、近況を共有し合う「日常会話」や、日々の振り返りを分かち合うような「対話」の機会は少なくなってしまいました。議論・伝達の手前にある、関係構築のための日常会話・対話のコミュニケーション機会が減ったために、前述した組織のコミュニケーション課題はこれまで以上に加速しています。
そこで、最新の学術理論を基盤に組織開発やファシリテーションを行う株式会社MIMIGURI監修のもと、オンライン対話サポートツール「emochan」の開発に着手しました。また、法人向けのツールとして、年明けにリリース予定です。
株式会社MIMIGURIがこれまでの実践と研究の中で培ってきた知見を、汎用的に使えるツールに落とし込むことにより、日々の業務のなかで対話の場を無理なくつくることができ、かつ誰でも一定のクオリティ以上の対話の場を再現できるプロダクトを開発予定です。
オンライン対話サポートツール「emochan」の概要
「emochan」では、頻度と深度の異なる2つの対話サポートツールを開発中です。
日々の業務の中で無理なく使っていただくために、会議や1on1といった既存の機会を活用できるように設計されています。
また、両ツールともに「emochan bot」が進行をサポートします。属人的になりがちな対話の進行役を「emochan」に任せることで、誰でも一定のクオリティ以上の対話の場を再現可能にします。
▼開発中の画面サンプル
登録不要・利用無料のテスト版「emochan」を提供中
なお現在、各ツールともにテストとして、α版を公開しており、どなたでも登録の手間なく無料でお試しいただけます。
1)チェックインツール「check(チェック) α版」
オンライン会議冒頭の数分を使い、参加者それぞれが今感じていることや、自分の近況やコンディション、その会議に臨む所感などを共有することで、日々の会議を心地よく始められるようにするツールです。
お互いのコンディションを知ることができたり、近況が聞けてその後の雑談のきっかけになったりと、参加者同士が関係性を育んでいく上での下地づくりに効果的です。
週に数回、1回あたり5〜10分ほどの利用を想定しています。
▼現在公開中の「check(Alpha版)」はこちらから
▼使い方はこちらから
2)リフレクションツール「dive(ダイブ) α版」
ある出来事について振り返り、その内容をお互いにシェアしながら対話することで、仲間の価値観に触れるツールです。
出来事に対する仲間の意味付けや解釈、価値観について共有し合うことで、お互いをより深く理解するきっかけをつくることができます。
また、ツールを使い続けることで、事実と解釈を分けて考える習慣が身につき内省力を高める効果も期待できます。上司・部下の1on1や、マネージャー同士が集まる定例における、内省と対話の場づくりに活用いただけます。
月に数回、1回あたり30〜60分ほどの利用を想定しています。
▼現在公開中の「dive(α版)」はこちらから
▼使い方はこちらから
両ツールともに、本リリース前の試作段階のものであり、現在開発中のものとは仕様やデザインが異なります。
本リリースまで、ぜひこちらをお試しください。
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ここまで読んでいただいてありがとうございます👏
それでは、皆さんの職場が少しでもPlayfulになりますように🙌
🖥 公式Webサイト
カードゲーム版のemochanも提供しているので、公式Webサイトからぜひチェックしてみてください🙏
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