ヅカオタお終活
2024年10月13日。彩風咲奈が宝塚歌劇団を卒業する。
「さよならだけが人生」
宝塚に限らず人生は出会いと別れが続くものかもしれないが、私にとって彩風咲奈とのさよならは準備が伴う大掛かりな出来事になった。
彼女が去る日を受け入れられる準備、後悔ない10年がかりの軌跡をここに記録する。
彩風咲奈
2005年宝塚音楽学校に入学。2007年に93期首席で宝塚歌劇団に入団。
5度の新人公演主演をし、2021年に雪組トップスターに就任。雪組の生え抜きトップは2011年の音月桂(初宝塚・初代贔屓)以来の13年ぶり。
相手役は2021年〜2022年を朝月希和(花組→雪組→花組→雪組)、2022年〜を夢白あや(宙組→雪組)が務めた。
可愛らしい芸名とは反対に品性が伴う骨太でワイルドな芸風をもち、歌劇団関連の雑誌だけでなく舞台上からも真面目さが滲む役者だった。そして、近年の雪組独特の柔らかい雰囲気が大好きだった。
相手役の退団やコロナ、劇団員の死亡事件、彼女のトップ時代にこんなことが起こるなんて想像もしてなかった。けれど、私の想像を超えて彼女は強くしなやかだった。彩風咲奈というタカラジェンヌは、私の人生を豊かに色付かせるだけでなく、最後まで私を律し指針となるような人だった。
私は彼女を応援できたことを誇りに13日を迎える。
ずっと作ろうと思っていた考えを整理したりまとめる場所です。
思い出に残るエピソード、ヅカオタお終活の内容、悲しい事件への私の見解、13年に渡るひと部分を言葉で記します。
※ひたすらに雪組ファンです。