#018 寝かしつけ?したことない。子育てとミュージックライフ
それまでやっていた音楽活動を、妊娠出産を機にしばらく休業するミュージシャンは少なくない。でも私の場合は真逆で、しばらく休んでいた音楽を子どもが生まれてから再開した。
長女が1歳の頃にギター系コンテンツ(GSB ギター・シークレット・ブレイクスルー〜ギター挫折者救済30日間プログラム)を発売したのだけれど、既に決まっていた次の仕事があり、制作期間はわずか3週間。朝から晩まで企画構成、執筆、動画作成の日々が続いた。
なかなか構ってやれなかったある晩、長女はブランケットや枕を引っ張ってきて、私の椅子の下で眠っていた(この記事の画像)。
寝かしつけ、という言葉は私にはなかった。
子育て中の人が「子どもを寝かしつけていて...」と言うのをきいて、私はこれまで3人育ててきて、いわゆる寝かしつけはほとんどしたことがないことに気づいた。
本を読んでから一緒に寝ようね、とかはもちろんあったけど、子どもを寝かせるため「だけ」に時間を費やす、という概念がそもそもなかった。
母親である私が夜中までノートに何か書きつけたり、ギター練習やブログ更新、動画編集などに夢中になっていると、子どもたちは各々、夏はひやりとしたフローリングやゴザの上でベストスポットを見つけ、冬は親の足元に潜り込むなどして好きなところで眠る。
早く大きくなってママみたいになりたい!
子どもが生まれると、子ども中心の生活になる、という。
当然、子どもにはたくさんの愛と手助けが必要だ。
でも、子ども中心、大人なおざり(子ども>親)の生活は違うと思っている。
「子どもの頃は良かったな」そう思う人が多いらしい。
私は自分が子ども時代より、今の方がよっぽど幸せだと感じている。
子どもは、幼少期から青年期を経て大人になっていく。
子どもよりも大人の方がより多くの自由や権利があって然るべきだし、子どもたちが早くパパやママのようになんでもできるようになりたい、と競って成長するような家庭や社会を作りたい。
そうでなければ、何のために大きくなるんだろう?
子どもや若い人がもてはやされ、年をくったら相手にされない、そんなの嫌だと私は思う。
23歳の壁?そんなのカンケーねぇ!
例えば19年前、わたしは今より19歳若かったはず。
でもその頃、一緒に音楽活動していた作曲家から
キミも、いい年なんだから
と冷笑された。私は彼の元を離れた。
23歳の壁、という言葉もあるらしく、暗に、いやあからさまに(!)新人発掘のオーディションやコンテストの応募年齢上限を示していたりする。
昨日もtwitterで「30歳までに目が出なければ、音楽やめようと思ってた」というツイートをみつけた。
若いということは、それだけで生存競争において価値がある。
でも、20年前と今とでは、社会は大きく変わっている。
おっさん世代が見直され、アラサー、アラフォー、アラフィフ女性までもが自分のことを「○○女子」と言ってはばからない。
40代半ばを迎えた私に「キミももう若くないんだから」などとのたまう輩は、見渡す限り誰もいない。
ママだからって、何も諦めることはない。
そんな今だから、もう言い訳はきかなくなった。
いくつになっても自分らしく、を地でいく時代の到来だ。
子育て真っ最中の今は、今しか味わえない。
だったら、今の自分だからこその音楽表現、模索してみてもいいんじゃない?
ずっとやりたかった音楽の夢をかなえよう!
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