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1歳11ヶ月娘が考案した(?)言語習得法
1歳11ヶ月にして早々に運動嫌いの片鱗を見せ始めている娘。
公園に行っても動かない。
地面にお絵描きしてる。
もしくはどんぐりの殻を剥いている。
子どもはたっっくさん動いて遊んで…と考えていた私としては「ははは…(ま、そういう個性ね)」という感じなのだけど、
一方で「これはたぶん得意なのね」と思うことがある。
それは言葉、歌、ついでにダンス
最近替え歌にハマっているようで、
おさかな天国の
「さかな さかな さかなー さかなーをー食べーるとー」を
「ばなな ばなな ばななー ばななーをー食べるとー」
に変えたり、
糸巻きの歌を素っ裸で両腕をぐるぐるさせながら踊って歌い、最後の
「こーびとさんのーお・く・つ♪」を
「むーすめちゃんのーお・く・つ♪」
に変えてたりする。
すると、
「こんどは!!ぱぱのおくつ!!つくりまあーす!!!」と大声で宣言して、
最後をパパのお靴にしたり、ママのお靴にしたりする。エンドレス。
「ぱーぱのお・く・つ♪」で夫の足を両手でポンポンと触るのが可愛い。
他にもいろんな歌で替え歌を作ってるのでおもしろいなーと思いながら聞いてる。
イヤイヤ期にも言葉が通じるのはありがたい。
例えば私が手が離せない状態で、夫に娘の歯磨きを頼むと、「ママがいい!」と言って嫌がる娘。
「ママが良いんだね。
でもママ今ちょっとやる事があるからさ、パパに歯磨きしてもらってくれる?
それでちゃんと綺麗になったか『いー』って見せに来て?
もしまだ汚れてたら、その時はママが仕上げしてあげるね」
と伝えたら大人しく夫に歯磨きされ、後で「いー」っと歯を見せに来てくれた。
(私はすっかり忘れてたので、なんで「いー」ってやってるんだろと思ってたw)
乳幼児発達スケールで娘の言語能力を測ってみたら、実際の年齢1歳11ヶ月に対し、
言語理解3歳2ヶ月
言語表出3歳0ヶ月
程度の発達らしい。
この時期の言葉は個人差が激しいので、あと2年も経てば、至って平均的な発達になると思う。
なので今発達が早いからどうってことはないのだけど、娘が独自に考案した(?)言語習得法がおもしろいので記録しておきたい。
それは…
気になった言葉をひたすら大人に繰り返させる!!!
「指差しをして大人に単語を何度も何度も言わせる」というのはよくあると思う。
うちの子もたくさんやってた。
だけどここ数ヶ月の娘は文章を繰り返せと言う。
例えば…
娘「ママお靴履かせて?」
私「(自分で履けるのに甘えててかわいい…!!)いいよ!大事な大事な娘ちゃんだから!」
娘「もういっかい」
私「大事な大事な娘ちゃんだから」
娘「もういっかい」
私「大事な大事な娘ちゃんだから」
娘「もういっかい」
私「大事な大事な娘ちゃんだから」
娘「もういっかい」
私「大事な大事な娘ちゃんだから」
娘「もういっかい」
私「大事な大事な娘ちゃんだから」
娘「もういっかい」
私「大事な大事な娘ちゃんだから」
娘「もういっかい」
私「大事な大事な娘ちゃんだから」
娘「もういっかい」
私「大事な大事な娘ちゃんだから」
娘「もういっかい」
私「大事な大事な娘ちゃんだから」
娘「もういっかい」
私「大事な大事な娘ちゃんだから」
娘「もういっかい」
私「大事な大事な娘ちゃんだから」
娘「もういっかい」
私「大事な大事な娘ちゃんだから」
娘「もういっかい」
私「大事な大事な娘ちゃんだから」
娘「もういっかい」
私「大事な大事な娘ちゃんだから」
娘「もういっかい」
私「大事な大事な娘ちゃんだから」
こんな感じ。
自分が壊れた機械にでもなったように感じるw
「大事な大事な娘ちゃんだから」くらい文が短い時は楽なんだけど、もっと長文を繰り返させられたりする。
インターバル入ってまた繰り返させられる時も。
「もういっかい」を断っても別に怒られないんだけど、一体どれくらいまで言わされるのか気になってリクエストに応えてしまう。
やり切ると娘も満足するのか、後日同じ文を繰り返させられることはない。
私はほぼ読み聞かせをしないし、「あれは〜だよ」と言葉を教えることもない。
娘は以前読んだことある本の文を覚えているらしく、自分で絵本を勝手に開いて声に出しながら読んでるし、気になる事があれば娘から聞いてくれる。
娘の「言葉を学びたい!」という意欲に対して、私は「教えるひと」ではなく「ただの環境」になりたい。
言語習得の意欲も方法も娘自身に任せ、私は環境として、道具として、こき使われたい。
その方が娘自身の「育とうとする力」と個性を見ることができて楽しい。
その能力があることと、その能力を得る為にどうすれば良いのかが直観的にわかるというのはほぼ同義語
きっとこれ、みんな身に覚えがあるはず。
得意なことは、どうしたらそれができるようになるのか直観的にわかっちゃう。
私は英語が得意だったので、どうすれば英語ができるようになるか直観的にわかった。
一方で算数に関しては、今も昔も笑えるくらいポンコツ。
きっとこれ、子どもによって運動だったり、電車だったり、レゴだったり、食べ物だったり、
子どもの数だけいろんなバリエーションがあるんだと思う。
何に夢中になるのか、
その力を成長させるためにどんなやり方を考えつくのか、
その個性を見るのが楽しくて好き。