NOCAPMATE Vol.02
はじめに
マジでありがとうございます!!!!!!!!!
この感謝は、「【NOCAPMATE Vol.01】が大盛況だったからVol.02をやれる」、ということに対する感謝です。需要のないものは簡単になくなる、悲しいですがそれが世の中ってもんです。
そんな中、メンツが発表される前から多くのお取り置きをいただいております。お取り置きしていただいた皆様にも、有り余るほどの感謝をしております。これマジで嬉しいんですよね。
どんなアーティストが出るとか関係なく、ただ自分や周りの人間のセンスを信用してくれる人がこれだけいるんだな、っていう証左でもあるので。とってもありがたいです。
前回も話しましたが、【NOCAPMATE】は僕自身が「音楽性・音楽に対する姿勢】が大好きでオファーしたアーティストばかりになります。
「日本の"Alternative"をもっと盛り上げる、ジャンルを超越したパーティーがしたい」という名目で始めた本企画ですが、今回もそんな奇跡みたいな企画が成立できそうです。上記の感謝は今回出演を決定してくださったアーティスト様にも捧げられています。本当に。
この企画に対する想いは前回の記事で書ききったところがあるのでそちらを見てください。今もその想いはまるで変わらないので。
さて、イケてるイベントにはイケてる演者がつきもの。
【NOCAPMATE Vol.02】に出演してくれるイカレたメンバーを紹介するぜ!!!
SUMMER SNOWMAN
(EASTA & KVGGLV)
Vol.01からKVGGLVが2大会連続出場となります。おめでとうございます!
KVGGLV君とは【NOCAPMATE Vol.01】を通じてとっても仲良くなりました。今では多肉植物を一緒に見に行ったり、パルコにimaiさんのライヴ観に行ったり、その帰りにノリでカラオケに行ったりするくらいには仲良しです。アイツめっちゃラップ上手いのに岡崎体育ばっか歌う。
今回はより一層彼のバリエーションを皆に知ってほしいという想いと、新たに友達になったEASTA君を皆に紹介したくて、SUMMER SNOWMAN名義での出演をして頂くことになりました。
EASTA君は僕はKVGGLV君より先に「ラップスタア誕生2021」でその存在を知っていました。FINAL STAGEであのAwichが涙した「Life is Good」での感動のステージは今でも鮮明に記憶に残っています。最近ではRedbull Rasenでも最高のメロディでカマしまくってましたね。最高!
彼もとても人が良い。初めて会った時からとても物腰の柔らかさを感じました。そして本当にパーティーが大好き。生粋のエンターテイナーなんだろうなと思いました。
SUMMER SNOWMANに関して、タイプの違うラッパーがUSのトレンドぽい部分を押さえていながらも、NOTYPE 9の作り出すアヴァンギャルドなビートにも軽々乗りこなす、ひたすらヒップホップの究極の形を目指すグループという印象。最初に見つけたとき、関西にこんなカッコ良いグループ居たんだなってめちゃくちゃ感動した覚えがあります。
何より本当に音楽が、ヒップホップが大好きなんだな、と改めて2人の姿勢から非常に感じるものがありました。こういう空気感ってただの流行からヒップホップを始めた人からは絶対に出てこないと思ってます。
そんな彼ら2人の作り出すサマスノワールド、ぜひ皆様もご堪能ください✌️
um-hum
神戸VARIT.でum-humを初めて観た時、圧倒的な独自性に舌を巻いたのを覚えています。
バイオグラフィーに"プログレッシブR&B"とありますが、彼等の音楽はその言葉だけでは形容し難いほどに多様な側面を含有しています。
初めて観てから時間が空き、その後大阪でワンマンを観ました。その時に以前とはレベルがふたつくらい違う彼等の成長を見て「もっと観に行かねば」と足繁く彼等のライヴに足を運ぶことになります。
Gt.ろん君の作る「異質」ということばがとても似合う、どこか冷えてて、それでいてポップな楽曲。そこにブラックミュージックに影響されたグルーヴを持つリズム隊に、フロントマン然とした眼光を携えたVo.小田乃愛の存在感が乗っかる。マジで美味。
メンバーのヴィジュアルプロデュース力も素晴らしい。アー写めっちゃ良くないですか?MVを見てもわかるように、彼等は自分の"魅せ方"をとても理解しているのです。
そういえばVo.の小田ちゃんは月刊PAMのジャケットやワンマンのチケットデザインも手掛けていましたね。そうしたクリエイティヴな側面もとても魅力的です。
バンド自体の歴はそこまで長くないものの、そこに確かな貫禄と実力があります。マジでもっと知られてほしいバンドなので呼びました。
クールだけど確かな情熱を持ったバンド、その目に焼きつけてその冷ややかな熱を感じてみてください!
校庭カメラガールフィーア & 校庭カメラギャルツヴァイ
グループ名長すぎて半角カナ使ってもた。
この2組はあえて一緒にお話しします。何故なら2組ともできたばかりなので。
ライヴアイドル界のアンダーグラウンドの伝説的ユニット、校庭カメラガール。このグループはもともと、もるももるという女の子が、tapestok records(現TAPESTOK INK.)のプロデューサーVivid Jasさんに「ラップをやりたい」と訴えて出来たグループだそうです。
何度もメンバー変更や改名、派生グループの誕生などを経て、7月に【校庭カメラガールフィーア(以下コウテカ4)】【校庭カメラギャルツヴァイ(以下ウテギャ2)】の2組のデビューが決定しました。つまりはできたてほやほやの赤ちゃんグループなわけです。
では、何故そんなできたてほやほやグループを呼んだのか?それはこのTapestok Recordsの楽曲、そして現在のコウテカ4、ウテギャ2のメンバーに思い入れがあるからです。
私が彼女達を知ったのは昨年とだいぶ遅咲きだったのですが、10年近く続くTapestokの歴史を紐解き、楽曲の沼に溺れるのにさほど時間はかかりませんでした。「踊る」ということに何より注力された彼女たちの楽曲は、音楽そのものの持つエナジーに満ち満ちています。そんな楽曲達は、コウテカ4にもウテギャ2にも受け継がれているそうです。
また、現在コウテカ4に在籍しているNoki No、ウテギャ2に在籍しているRamy T Talataの2名には、彼女達が以前在籍していたSZWARCを通じて関わりを持ちました。彼女達のステージに対するストイックな姿勢を知っていたため、オファーに至ったというわけです。
そして何より、そのエナジーに対するコウテカのオタクの熱量、これも半端じゃない。この動画を見ていただければ結構わかってもらえるかなと思います。
その熱量をSZWARC時代に肌身で感じ、校庭カメラギャル2018+のライヴを観てより確信に変わったのです。TAPESTOKアイドルの爆発力は、NOCAPMATEにあまりにも必要な要素である、と。
ステージとフロアで作る爆発力。それは前回のNOCAPMATEに来ていただいたお客さんならわかることだと思います。
その空気感を作りたい。そのための起爆剤として、彼女達の存在は絶対に欠かせないものだと感じました。
ウテギャ2のオリジナル楽曲はまだ公開されておりませんが、コウテカ4のオリジナル楽曲はトレイラーが公開済み。今月にはまとまった音源が出るとのことで、楽しみにせずにはいられません!
今回はコウテカ4とウテギャ2で1ステージとなります。短い間に詰め込まれまくったフレッシュな2組の魅力を是非堪能してください!
長瀬有花
あの…なんで出てくれるんですか????
NOCAPMATE、Vol.02にしてヴァーチャルアーティストにも(3次元のすがたで)出演していただきます。
友達にお勧めされて見たライヴ動画に圧倒されてから、狂ったように音源を聴いていました。彼女のゆるゆるな声質に癒やされつつも、楽曲はポップだがどこか変テコなものばかり。その変テコさが普段飲み慣れないような高いお酒を飲んだときのように、心地のよい酩酊感に誘ってくれます。
すぐさま大阪でライヴやらないかなって調べたら、なんと大阪駅の時空の広場で行われるVTuberのイベントでミニライヴを行うとのことで。実際に行ったのですが、思ったことはひとつ。「ライヴハウスで彼女のライヴが観たい」という気持ちでした。
イベントに呼びたい気持ちが押さえられず、過去にどれくらいの規模で大阪のライヴをしたのか調べてみるも、大阪駅のイベント以外に該当する公演は無し。
つまり「長瀬有花が初めて大阪のライヴハウスでライヴするイベントがNOCAPMATE」になります。やべえだろこれ。
翌週に大阪での初ワンマンも控えている中、彼女の世界観を覗いてみたいという方も多いはず。気を抜けばすぐに酩酊してしまう彼女の脱力的ポップネスに、是非酔いしれてほしいと思います!僕もとっても楽しみ!
VANQULLWAR'S
バンクルワス、と読みます。地元関西、大阪のバンドです。
去年彼等のライヴを観て、どの初見のアーティストよりもブッ飛ばされました。マジで意味不明なくらいに楽曲、パフォーマンス、音すべてが良い。
彼等のライヴを最初に観たときに、「NOCAPMATE Vol.02をやるならVANQULLWAR'Sは絶対呼ぶ」と断言したほどの惚れっぷりでした。一生酒飲んでたし一生踊ってたし一生声出てた。
特殊な経歴の持ち主であるVo.目下奴言水(モッカドゴンスイと読む、ソロでは立川dancingとかいうふざけた名前で活動中)の落語がベースの独特な角度から形成されるマスロックや80’sテクノを中心とした音世界は、マジモンのオリジナリティに溢れてます。
楽器隊もそのオリジナリティに食らいつくどころか、ステージの上で静かに他メンバーとつばぜり合いを繰り広げているような印象すらあります。こうした緊張感は初めておとぼけビ~バ~を観たときに覚えた感覚に近いかもしれません。こんな化け物達がまだ見つかっていないのか、と初見時はたいへん驚きました。
ちょうど彼等は7/31付でEP「穢キスパート」をリリースしたばかり。怒濤の展開の連続に開いた口からヨダレが垂れ下がること間違いなし。数ある素晴らしい演者の中でも特に無名な彼等が、本物の「番狂わせ」を起こす様が今から待ちきれません!
Jinmenusagi
おれ達アラサーのメッカ、ニコニコ動画の#ニコラップ出身、当時風当たりの強かったインターネットラップの世界からその圧倒的なスキルで頭角を現し、現在ではSEEDAやKREVAのような圧倒的大御所達からも称賛の声が降り注ぐ凄まじいラップ職人です。
そして僕がHIPHOPにハマるきっかけを与えてくれた人で、今でも一番大好きなラッパーです。
僕がふとしたきっかけで「BAZOOKA!!! 高校生RAP選手権」第1回を見て、そこで知った「MC妖精」というラッパーがいたのですが、その子が参加していたWHITE JAM「HEYLAS Remix」で、他者を圧倒するレベルで高次元のラップをしていたのがJinmenusagiでした。
彼の存在を知り、すぐさまTSU●AYAに彼の作品を借りに行きCDを聴き込みました。特に出たばかりの「LXVE-業放草-」は何度通して聴いたかわからないほどで、今でも自分の中での邦HIPHOPにおける大名盤として燦然と輝く存在です。
パーティミュージックとしての側面のみにスポットが当たるもの、とHIPHOPに偏見があった僕にとって、ネットミームや漫画のネタを随所に入れ込んだり、自己嫌悪を隠さずスピットし続ける彼のラップがとても新鮮でした。
「根暗(オタク)のためのHIPHOPが存在する」という事実をここで味わえなければ、僕がHIPHOPにハマるのはもっと遅くなっていたと思います(今の世代だと今年のラップスタアのTOKYO世界に同じことを思った人も居ると思います)。
初めて彼を知ってもう10年の時が経ちます。彼の作品に対する僕の愛情は今もずっと消えずに残っているし、今でも僕にとって日本最高のラッパーだと思っています。
つい先月リリースされた「DONG JING REN (DELUXE)」も彼のビートメイクやラップのアプローチの幅広さを感じられる大名盤でした。
思えば人生初のHIPHOPパーティーに足を運んだのも彼がきっかけ。緊張しながらアルバムにサインが欲しいと話しかけたことを今でも覚えています。彼も初めてお会いしたときのことを覚えていてくれました。
かねてから「【NOCAPMATE】にJinmenusagiを呼ぶ」ことは自分の中でのひとつの目標だったのですが、これほど早く実現出来ることに対しての驚きと喜びが止まりません。
一人のオタクが夢を叶える瞬間、是非見届けに来てください。
P.S.
前回ありえん盛り上がりを作り出し、Vol.02でも出演が決定したKVGGLVですが、彼もまたJinmenusagiに憧れてラップを始めたそうです。マジで夢あるぜ。
うららか麗
前回「NOCAPMATE Vol.01」で累計60杯のテキーラショットを出したモンスター酒魔神。
KVGGLVと同じく2大会連続出場です。おめでとうございます!
彼女ももう実質準レギュラーというか、準スタッフみたいなものです。酒スタッフ(治安)。
今回も連絡一本であっさり快諾してくれました。なんならメンツの相談もせず告知準備の段階でメンツ教えたらめっちゃ楽しみにしてくれていました。
前回のお写真見ていただいたらわかると思うんですが、おっぱいに多数の野口英世や福沢諭吉が挟まれたりしてましたね。Vol.02も是非景気良く北里柴三郎や渋沢栄一を挟んでってくださいね。もちろん津田梅子も可。
おわりに
長々とご覧いただきありがとうございます。マジ読むの大変だったでしょ、実はこれ書く方が大変だったりするんです。でも愛があれば全然苦に感じないから不思議。みんなにもあるでしょ、きっとこういうの。
各出演者のプレイリストをアーティストごとに6曲ずつまとめております。気に入ったアーティストがいればもっとdigってみたり、ライヴまでに予習して当日ブチ上がってみたりしてみてください。
あなたと一緒にブチ上がります。1人にしません!
また、まだ発表できていないのですが9/14(土)にも大阪でNOCAPMATEにまつわる面白い企画を計画中です。
遠征で来られる方も是非この3連休は大阪、関西で過ごしてみてください。後悔させません。
こうした以前とは異なる動きができるのも、前回Vol.01から支えてくださっているタカミネ、いくみんという素晴らしいスタッフ陣が居てくれるからです。
いつも背筋を正してくれてありがとう、これからもきっといっぱい迷惑かけます。その時はたまに叱ってたまに笑ってやってください。
また、9/14の企画を通じて新たにNOCAPMATEに携わってくれている方達もいます。その方達にも大いなる感謝を。僕に出来ないことを特に見返りも求めずやってくれること、本当にありがたいことです。
スタッフを含め、今回こうして沢山の方々が企画のコンセプトに呼応してくださったのも、第1回の成功の賜に他なりません。どんどん規模をデカくして、関西のオルタナティヴシーンをより大きなものにしていけたらと思ってます。
つまりは第2回の成功も、NOCAPMATEがより飛躍するためにマスト、ってこと。
すべてに意味があります。すべてに意味を見つけましょう。
宜しくお願いします!!
eu zen
【TICKET】
https://tiget.net/events/327889
【公演日程】
2024/9/15(日)
OPEN 16:30 / START 17:00
【会場】
LIVE SPACE CONPASS (コンパス)
〒542-0083
大阪市中央区東心斎橋1-12-20 心斎橋ダイワビルB1F
TEL:06-6243-1666
【公演に関する注意事項】
※出演者の変更、キャンセルやお客様都合に伴う払い戻しは致しませんので、予めご了承下さい。