【映画】LAMB/ラム @ Amazon Prime Video
【LAMB/ラム】
監督:ヴァルディマル・ヨハンソン
脚本:ヴァルディマル・ヨハンソン
原作:
音楽:ソーラリン・グドナソン
上映時間:106分
マリア:ノオミ・ラパス
イングヴァル:ヒルミル・スナイル・グドゥナソン
ペートゥル:ビョルン・フリーヌル・ハラルドソン
製作年度:2021年
製作国:アイスランド、スウェーデン、ポーランド
原題:LAMB
2023/01/01
※ネタバレ注意※
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映画館へ観に行きそびれていた『LAMB/ラム』が、新年早々、アマプラで観れると知り観てみました。
最近の人気作は、配信までの期間が短くて驚きます。
それにしても、思ったより映画レビューの評価が低い映画だったので、多分、賛否両論ある映画なのかと思って観てみましたが、びっくりする所でエンディングなので、ここが評価を低めたのではないでしょうか。
羊飼いのマリアとイングヴァルの夫婦が暮らす山小屋では、ほぼBGMが流れない静かな映画になっています。そこに、イングヴァルの弟ペートゥルが現れて、どうやら昔、マリアと何か秘密の関係があったようです。
色んな事象に関しても、殆ど画面の外で行われる事なので、今一つ要領の得ない所にモヤモヤします。
とにかく、半分羊の姿をして生れた娘アダの成長が、穢れなく純真な所だけが救いです。テーブルで猫を小脇に抱えてこちらを見てるシーンなどは、表情の無いはずの羊の顔に色んな表情が感じられて可愛いです。
最初は忌み嫌っていたはずのペートゥルも、気付けばメロメロになっていました。
ラストで、イングヴァルがアダに家への帰り方を話すのは、何か深い意味があるのだろうかと勘繰ってしまいました。
また、マリアが最後に見上げるのも山で、マリアは山を目指し、アダは家を目指すということでしょうか。
とにかく、まるで尻切れトンボのようなラストシーンなのです。
一番の見所は、マリアがアダの母親を殺すシーンかもしれませんが、このシーンは予告に使われているので新鮮味がありません。
この『LAMB/ラム』に関しては、予告が全てです。予告がネタバレし過ぎてる、とても悪いパターンだと思います。
ホラーというより、山での日常や静寂、風景を楽しむファンタジー映画のように思いました。