見出し画像

【配信】ナイトメア・アリー

久し振りに『ナイトメア・アリー』を観ました

劇場で観た時は、凄く期待して観に行った分、何だか肩透かしを食らった記憶があります
ラストは納得させられましたが、そこへ辿り着くまでに150分も必要な映画だったろうかとも思いました

とりあえず見世物小屋の部分は、トッド・ブラウニング監督の映画『怪物團 (フリークス)』を観た人には物足りないと思います
更に、マイケル・グレイシー監督の映画『グレイテスト・ショーマン』より劣ると思います

浮浪者のスタン・カーライルが見世物小屋に紛れ込み、そこでモリーという女性と出会い、手に手を取って逃げ出します
そして2年後、二人は富裕層を相手にしたサイキック・アクトという手品のショーを披露して成功を収めていました
そのショーを見に来たリリス・リッター博士は、謎めいた笑顔でスタンを騙し、自分と手を組むことが大金を手に入れるチャンスだと思い込ませてしまいます

何度観ても、『因果応報』という言葉が頭をよぎる映画です

改めて観直すと、主人公スタンの選択する運命の輪が閉じている所が、性悪な詐欺師へ皮肉を込めたギレルモ・デル・トロ監督のダーク・ファンタジーだったのかと思いました

▶2025.01.17. Amazonプライム