
【映画】西部戦線異状なし @ Amazon Prime Video
【西部戦線異状なし】

監督:ルイス・マイルストン
脚本:マクスウェル・アンダーソン
デル・アンドリュース
ジョージ・アボット
原作:エーリヒ・マリア・レマルク『西部戦線異状なし』
音楽:デヴィッド・ブロークマン
上映時間:136分
ポール・バウマー:リュー・エアーズ
アルバート・クロップ:ウィリアム・ベイクウェル
ムラー:ラッセル・グリーソン
カチンスキー:ルイス・ウォルハイム
製作年度:1930年
製作国:アメリカ
原題:All Quiet on the Western Front
2023/01/10
※ネタバレ注意※
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子供の頃にTVで観て、ラストに衝撃を受けた事をずっと記憶していたのですが、今回観た『西部戦線異状なし』は、記憶と少し違っていたのであれ??と思ってしまいました。
どうやら、この映画『西部戦線異状なし』は、今回観た1930年版以外に、1979年版、2022年版と、何本かリメイクされているらしいです。そのうちの2022年版は、Netflix独占配信なので観れないですが、1979年版はチャンスがあれば観たいと思います。
とにかく、何も知らない血気盛んな若い学生達を煽って戦場へと向かわせる教師の、まるで戦争を他人事のように見ている様子には胸糞悪くなります。
更に、そんな生徒達を数日訓練しただけで西部戦線という最前線へと送り込む大人達。机上の空論とは、そんな大人達の事を言うのでしょう。
無知という怖さも、最悪の形で思い知らされます。
映像は白黒なのですが、戦闘シーンはカラーで観るより想像を掻き立てられて残酷です。
爆撃で亡くなる人々の様子もリアルで、戦争の過酷さをドイツ側から描く、アメリカ映画としても異色の作品として観ることが出来ます。
そして、ポールが蝶に手をのばすラストは、何度観ても空虚に襲われて辛くなる作品です。