褒めるのも褒められるのも苦手です
朝日新聞の夕刊に「猫派ですが、」と言うタイトルで
湊かなえさんのエッセイが連載されています。
先日には、カナダのバンクーバーで
見知らぬ若い女性から来ていた服を褒められて
とても幸せな気持ちになりましたと言う話でした。
(朝日新聞2022年10月26日)
日本人は他人を褒めるのも、
他人から褒められるのも
どちらかと言うと苦手なようです。
私も昔スーパーバイザー(米国人)に
「あなたは悪い事を指摘するととても反応するけれども、
褒めたときにはほとんど反応しないですね」
と指摘されて驚いたことがあります。
当然自分では全く気づいていなかったので、
褒められても聞き流していた自分の
無意識的行動への気づきがもたらされました。
日本人はあまりにも褒める習慣がないために、
少しでも褒められると戸惑って謙遜するか、
お世辞じゃないかと悪い方に取りがちです。
(これは良い事も悪く考えるマイナス化思考ですね)
もっと素直に喜んでもいいんじゃないかなぁと思います。
むやみやたらに褒めるのもどうかと思いますが、
自分が素直に良いと思ったことは
相手に「よかったよ」と伝えるのも大事です。
思っていても、声に出して言わなければ
伝わらないので。
かつての私のように
褒められても聞き流してそうな人には、
「褒めてるんだけど、伝わってる?」
と尋ねてもいいかもしれませんね。
グループワークで友達の良いところを紹介する
というエクササイズがあります。
相手の良いところを指摘するには
相手をよく見ていないとできないので、
良い人間関係を作り、
チームの雰囲気を良くするのに活用できます。