海外かぶれとは生き残った結果
こんにちは。パリに1年間交換留学をしているEmmaです。
今日は、「海外かぶれ」について思ったことを書いていこうと思います。
「海外かぶれ」とは「生き残った結果」
日本にいる頃、よく「海外かぶれ」と聞いたことがあります。
「海外かぶれ」とは、振る舞いや服装などを海外に似せる、あるいはそのように振る舞うという意味です。
よくSNS等で悪い意味として捉えられている「海外かぶれ」ですが、私は「郷に入り郷に従って、生き残った結果」として考えています。
「郷に入れば郷に従え」という言葉があります。私は留学をしている以上、現地の文化を理解し染まらないといけないと考えます。なぜなら、集団に馴染むことで疎外感を感じず、文化に馴染むことができます。また、身の安全を守ることができます。
以下に「海外かぶれ」の例を2つ挙げさせていただきます。
①前髪をなくす
1つ目は、前髪をなくすことです。
アメリカや西洋に留学をすると前髪をなくす人が多いですが、これには向こうの文化が関係していると考えます。私が交換留学をしているフランスでは、前髪がある人がほとんどいません。アルジェリア人の友人は、前髪を作るのは大きなおでこを隠すためだと話していました。結果、前髪がある人は周囲にからかわれることが多いようです。
また、前髪があると子供にも見られます。フランスなどの西洋圏では、前髪がない大人っぽいセクシーな容姿が好まれます。
そのため、留学生は前髪を留学中になくすのだと思います。
周囲にからかわれたり、前髪があることでいじめられることはありません。
しかし、前髪をなくすことで、現地の文化に馴染みやすくなると思います。
②はっきりとものを言う
2つ目は、はっきりとものを言うことです。
フランスのパリでは、お金をねだられたり、金銭的に助けてほしいと話しかけられることがあります。しかし全てが詐欺であり裏が必ずあるため、現地人でさえも無視します。そのため、私も無視するかはっきりと「Non(No)」と言っています。
日本では困っている人がいれば見知らぬ人でも助けていました。
しかし、パリではその優しさに漬け込む人や、その優しさを裏切る人が多いので、はっきりと断ります。
「郷に入れば郷に従え」
留学を通して、日本人としてのアイデンティティーとフランスの文化が衝突することが何度かあります。
日本人としては困っている人を助けたいです。見知らぬ人にも扉を開けたり、道を譲ったりしたいです。ですが、フランスにいる以上、現地の文化に浸らなければいけません。そうでないと周囲から浮き、身の危険になることもあるからです。また身体的・精神的に居心地良く過ごすためにも、現地の文化に染まることが一番的確で楽です。
私が聞いた話では、日本人のフランス留学生がメトロ内で私物を盗まれたり、見た目がフランス在住に見えないためか携帯やお金を盗まれたり、狙われる標的になった話をよく聞きます。その上では、見た目はフランス在住のアジア系に似せた方がいいです。
「海外かぶれ」とよく悪い意味でからかう人が日本では多いですが、私としては「郷に従い、生き残った結果」だと考えています。
以上が、私の考える「海外かぶれ」でした。
ここまで読んでくださりありがとうございます。
素晴らしい1日になりますように。
パリから
Emma
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