スパゲティ決戦マヨネーズvsケチャップ
おそらくどっちもイタリアではこんな食い方してないだろうなぁ・・・って、日本のスパゲティ事情として双璧をなす存在がある。
まず、ナポリタン!横浜生まれらしいこの食べ物だがこれが美味しい喫茶店っていうのは本物っていう気がする。だいたい中華鍋で作ってる人もいる時点でイタリアでは食されていないことは確定だろうとも思うが、美味しいことには間違いない。ただし今回検証するのはピーマンもハムやベーコン、玉ねぎのは行ってない悲しいやつである。
次にスパゲティサラダ、塩もみしたキュウリやタマネギ、ハムなんかと一緒にあえてあるやつでスーパーのお総菜コーナーでポテサラと『うーんどっちもいいなぁ』ってなるやつです。マカロニの場合あり!
あっ、ついでに書いておくとフジッリで作るとめっちゃマヨネーズが絡むのでマヨラーにはオススメだぞう!
さて、この二つを具なしで作るとどっちが美味いのかということを個人的に検証してみた。
先手マヨネーズ
キュウリやハムがいないだけで恐ろしく殺伐として食べ物になる。ハムをかんだ時の『いちおう肉を食ってる感』もなければキュウリから感じるネーミングの『サラダ感』も感じられない、特にキュウリのあのシャキシャキ感がアクセントになっている食べ物であるということが分かる。
マヨネーズとスペゲティの相性はいいがかなり貧しい台所事情ということをしみじみと感じることのできる一品である。
後手ケチャップ
いわゆる具なしナポリタンであるが、こっちは弁当の付け合わせにたまにいるという実績がある。弁当で食うたびにほんのちょっとのピーマンやハムのことが脳裏に浮かぶが一口分しかないのですぐに忘れさせてくれる。ところが今回はガッツリ1人前作ってみるという悪魔の計画だが、さてその実力とやらはどうだろうか?
麺を茹で、一旦ざるにあけここまでは一緒、マヨの場合はここから冷やしてマヨネーズと胡椒を合わせるだけだが、ケチャップの場合は一応バターとオリーブオイルをちょいと加えてからケチャップと併せていく。そうそうコンソメも少々加えた。
という調理過程で生まれたすっぽりナポリタンだが、存外に美味しかった。季節的なものもあろうかと思うが、まず温かいのがよかった。そしてそれは反則だといわれるかもしれないがハバネロソースや粉チーズでチューンできる点も評価できる。もっともそれがなくてもマヨネーズで感じた具の不在感よりもすっぽりナポリタンから得られるもう一口早く食べたいという食欲が勝った感じを得ることができた。
まさに圧勝である。
というわけで具がなにもなければ、ケチャップを選ぶことにする。ハムだけあっても然り。ただしキュウリがあったらマヨネーズを選ぶだろう!そんな実験結果であった!