241025 あなたの気持ちに賭けてみたいのさ

おはようございます。今日もいい一日をお過ごしください。とまあ、珍しく筆が乗ったので朝に更新します。
鮮度が大事。寝かせて、なんかやっぱ違うわってなって下書き行きになる可能性が大いにあるからね。寝かせた方がいいこともあるけれど、今日のはなんか違う気がするから。


昨日夜中に何となくYouTubeを見ていて好きなYouTuberが「このグループなら人生を賭けてもいいかな、って思ったんですよね。」みたいなことを言っていたのを聞いたんですよ。
"人生を賭けてみてもいいかな"ってめっちゃいい言葉だなって思った。人生を賭けるぞ!じゃなくて賭けてみてもいいかな、って。それは賭けてもいいと思えるほど素敵なものに出会ったってことだと思うから。

それでね、人生を賭けるってどういうことなのかなーってちょっと考えてたんだよね。

デビューする前だったか、したすぐぐらいだったか
もう覚えてないけれど社長がよく言ってたんだよね。
「よく命懸けでやります!」みたいなこと言うアイドルいるけどあれダサいからやめろ、って。
まあそうですよね。命なんて賭けられるわけないもん。死ねって言われたら死ねるんか?って話だし。実際死なれても喜ぶ人間なんかおらんし。
だけど世間では命懸けでやります!って言葉、よく聞く。熱意のある若者はそういうこと言いがちだ。すごくやる気がありますよ!ってことを誇張してドラマチックに表現できるからだろうな。
だけど命懸けでやる、というのと人生を賭けるって言葉は似ているようで全然違うなあってわたしは思う。
まあそもそも漢字違うしな。命懸けってのは命を捨てる覚悟があることって意味なんだけど
人生を賭けるっていうのは文字通りギャンブルってことなんだよね。ギャンブルには必ず勝者と敗者がいて、
もし人生を賭けた挑戦に打ち勝ったとして手に入るものは一体何なんだろう。

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わたしには、なってみたい職業っていうのが沢山ある。
実際そのために勉強したり資格取ったりしたこともあったし、今でもこれにチャレンジしてたらまた違った人生があったかもなーと思うことも正直ある。

しかしわたしはいつも無気力で、怠惰な人間だ。ある程度人並みの努力は出来るかもしれないけれど継続は苦手だしすぐ飽きる。無気力であること。怠惰であること。この二つには本当に小さい頃から悩まされてきた。
だってそれらはなんだか悪いことのような気がするし。無気力で怠惰である自覚はあるけれど治し方なんて分からない。分かってたら苦労しない。わたしだって好きで無気力に生きているわけじゃない。だけどどうしても無理なんだ。起きた瞬間から体は重たいし、めんどくさい事は極力やりたくない。だらだらするのが好きだし何もせずお家にいる時はこれがずっと続けばいいのにって思っちゃう。
小さい頃から人並み以上に勉学に励んで成し遂げたことも沢山あったけどそれらを簡単に手放せるくらいには頓着もなかった。
正直、昔からすごくアイドルに憧れていてアイドルになりたかったんです!みたいな人間でもなかったし
アイドルじゃないと使えない魔法がある、アイドルじゃないと意味が無いことがある、と知ったのはアイドルになったからである。

だから今でもそうだなあ…たとえば配信者とか。声優とか。芸能系だけでも多岐にわたると思うけどアイドルっていう仕事に拘らずやってみたいことは意外とあるんだよね。
なんならぶっちゃけ未だに警察官に憧れてるし。

そんで、姫事絶対値はデビューしてから概ね楽しかったけど特に個人的には目標とかもなかったしメンバーが好きだとかお客さんが好きだとかライブが楽しいだとかそれだけで続けていけるほど甘い世界でもないって分かってたから
味園ユニバースのワンマンライブがふんわり決まりそうになった時くらいかなー
もうアイドルいいかな、って思ってたんだよね。もちろん「辞めたい」って思ってたわけではないよ!
でも、これからも続けていくのならなんかすごい崇高な動機とか高尚な目標がないと駄目なんじゃない?って思ってて、わたしには当時それがなかったからさ。

はっきりとは覚えてないな。病気になって活休して戻ってきたくらいか、はたまた味園が終わったくらいか。コロナ禍の時か、まあそんくらい。一般的にはあの頃所謂辞めどきだったんだと思う。ライブも全部なくなっちゃって普通だったらやってらんねーってなるだろうし。だけど不思議とそうはならなかった。なんとなく3周年まで続けたらいい感じに幕引き出来るだろみたいなこと思ってたくせにそんな考えはとうに消え去っていた。
上京してから今に至るまで当たり前だけど安定した生活ができたことなんてないし、違う選択をしていたらまた変わったかもしれないなって思う瞬間もある。だけどなんだろうな。どこかのタイミングでわたし思ったんだよ。

「これに、人生を賭けてもいいな」

って。別にいい波が来てた訳でもないし勢いが増してたタイミングでもない。だけどなんか思っちゃったんだよ。
人生っていうのは選択の連続だから、Aを選べばもうBは選べない。わたしがしてきた選択は胸を張って正解だったと言えるけれどそれでも選ばなかった方のルートも必ず存在している。選んだルートが正解だとしても選ばなかったルートが必ずしも不正解とは限らないからね。
それでもわたしが今までしてきた数々の選択が正解だったと思えるのは人生を賭けたからなんだと思う。

きっと人生を賭けるって、そういうことなんだと思う。何かを始めることに大義だとか高尚な理由とかって実は要らないんじゃないかな。どんなきっかけであれ始めてみて、少しずつ少しずつ自分の中で大事なものになっていく。大切なものになっていく。そんである日、これになら人生を賭けてみてもいいかもな、って思えるのかもしれないんじゃないかな。
そして、常に沢山の選択を迫られ続ける人生を歩んでいるわたしたち人間にとって
人生を賭けてもいいかもしれないって思えるものと出会えることはすごく幸福なことなんじゃないかな。

わたしはギャンブルあんまりしないから分かんないけどさ
わたしが今しているこのギャンブル。姫事絶対値に人生を賭けるってやつ。
勝敗があるとしてどういう状態が「勝った」って言えるんだろうね。
グループとしてはかなり大事な局面だと思うし、グループとして掲げている"この活動だけでご飯食べていく"っていうのもまた一つかもしれないね。
だけど、人生っていうのは「生きていくこと」だけではないからね。勝ち方も沢山あるんだろう。
わたしはごく一般的に幸福と定義されがちな事柄には基本興味が無いから少し特殊かもしれないけど。

今幸せだなーってわたしはよく思うけれどいい事もあれば悪いこともあるのが人生で、この人生そのものが幸福だったかどうかはきっと死ぬ直前まで分からないと思っている。だから死ぬ直前に
あーマジでこの人生最高だったなって思えたら、それが勝ったことになるんじゃないかなってわたしは思っててさ
これから先何十年も続いていく人生の先で、きっと死ぬ時に思い出すのは絶対姫事絶対値のことだと思うんだよ。勿論何が起こるか分からないのが人の一生ですから
まだ分からない。だけどなんかそんなふうになれると思うんだよね。

きっと何年か前のわたしはそう確信したんだと思う。
だから人生を賭けてもいいかな、って思って
続けることを決めたんだと思う。全然後悔なんてないし
もしもこの先マジで辛いことが起きてさすがに辞めたいかもって思う瞬間が出てきても、別にそれでもいいかなって思える。最後にはきっとわたし、笑ってると思うから。

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だからまあ、逆を言えばアイドルを辞めるとか芸能を辞めるとかグループを辞めるとかってのも何も間違っちゃいないと思う。悲しむ人は絶対にいるけどね。
わたしはただメンバーに恵まれてタイミングに恵まれて環境に恵まれて、それからきみに出会えた。
だから姫事絶対値に人生を賭けていいって思えた。この人生の主人公はわたしなんだもん。わたしがどうしたいか、で決めるべきだと思うし。

人は自ら首をくくるまで幸福になるために歩み続けるのだから沢山悩んで悩んで、それから選択して
その時は一瞬後悔したりやっぱこっちじゃなかったかなあって思うことはあったとしても
最終的にその選択を正解にすればいいと思う。
最後に笑ったやつがいつだってこのでかいギャンブルの勝者だと思う。

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ほんとはすごく寂しいけれどね。
だけどいつかあの子たちがどんなことであれどこれに人生賭けてみてもいいかなってものに出会えたり
幸せだなって思えることに出会えたりして
そんで最後死ぬ時にあーいろいろあったけど最高の人生だったなって思えたらいいなって
わたしはそう思うよ。

すごく、寂しいけどね!
あと2ヶ月、先輩でいさせてね!
わたしは2年間めっちゃ楽しかったしずっと忘れないし
なんて言ったらいいのかなあ。
しっくりくる表現としては自慢の後輩でした!かな!

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今日はやっと待ちに待ったライブだよ。
この日をどれだけ待っていたか~干からびるかと思った笑
きみに会えるのを楽しみにしているね。わたしが生き返る瞬間を見ててね。
渋谷REXさんかなり久しぶりで出られて嬉しいし、
生誕祭ってのも最高だよね(≡^.^≡)
お祝い人(んちゅ)の血が騒ぐぜ~

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一ノ瀬恵麻
最後まで読んでくれてありがとう♡ サポートもありがとう🌱 いつかライブハウスで会えますように🍀