【海外暮らし】本当に親切な国民とは・・・
日本にいた時、日本人はとても優しくて、
困っている人がいたらすぐに助けるし、財布なんて落としても必ず手元に戻ってくる素晴らしい国みたいな知識を植え付けられていたような気もする。
そんなことばかり検証しているTV番組もあった気が・・・
今、こうして日本を離れてみて、本当に我々って優しいのか、って考えることが最近あったので、そんな話を今日は少し。
冬の間、夫の両親が調子を崩し、夫が面倒を見るため、しばらく別居する日々が続いていた。
その間、意外と長く、2、3ヶ月ほど。(そしてその間リモート勤務の夫)
この間、私も職場の勤務形態が変わって落ち着かなかったり、
ドイツの冬はすこぶる天候が悪く、外出できない日々が続いたり、
そして頻繁に体調を崩したりもしていた。
結構メンタル的に辛い時期だったのだが、合間を見て、日本人の女子会みたいなのに参加してみたり、
職場の同僚と色々と話すようにして、気を紛らわすようにはしていた。
そして、こうして困っているときに、本当の親切さ、とか優しさって出てくるのだと実感した。
夫が親の看病のため、長らく別居中でさ、その間私は家にひとり。
犬の面倒見ながら、引きこもりだったり、寒さで調子崩して寝込んだりしてて、
体調もメンタル的にも不調だわ・・・みたいな話をすると、
「え、大丈夫?」
だけで終わる会話・・・とか、
「こんなところ(女子会)来てる場合じゃなくない?」と言われたり、
(別に体調が悪い状態で参加していたわけではなく、気晴らしに参加していたのだが)
同じドイツ暮らしのとある友人からはラインで、元気?みたいな連絡が来たので、
「夫が親の看病で長期家にいないし、私も体調崩したりして、メンタルやられるわー」みたいなことを返信したところ、
「えー知らなかった。大丈夫?ラインなんかしてる余裕なくない?」と言われた。
そもそもラインする余裕がなければ、返信はしないのだが。
実はこれは全て日本人の友人たちとのやりとり。
もちろん日本人でも「体調が悪い」と聞き、
「何を持っていこうか?家に手伝にいこうか?」みたいな具体的に今動きます!みたいな親身になってくれる友人もいた。
でも、同じように仲良くしていた友人たちの、困った時のこの距離感はなんだろうか・・・と感じてしまった。
他の国々の友人たちはと言うと、
夫がいないだの、私が調子を崩してるだの伝えると、
「⚪︎日と△日の何時〜だったら時間作れるから、すぐ家行くね」とか
「今何が必要?ご飯あるの?」とか
「大変でしょ?犬預かるよ」とか
そもそも手助けする前提の話をしてくれ、大丈夫?の先のことを考えてくれているように感じた。
これは国民性の問題ではなくて、私と相手との距離感とか仲の良さが問題だと思うかもしれない。
でもなぜか、困った時の距離感というか、我関せず感がなぜか日本人だけ顕著だなぁと思ってしまった。
ドイツの知人たちも、状況を聞き「大変ねぇ・・・」で終わる人もいれば、
近所に住む人は普段挨拶したり軽く話したりする程度の間柄なのだが、状況を聞き、
「ここにいるんだから、何か必要なことがあれば、いつでも言うんだよ!」と言ってくれたり、やっぱり人それぞれだとは思う。
でもどうしてだろう、日本人であるからか、日本にいるときに、日本人はすごい優しいんだ!みたいな知識を植え付けられたせいか、
日本人の友人・知人たちのこの距離感に結構ショックを受けた私。
多分、勝手に日本人に対する期待も大きかったのかもしれない。
どんな間柄の人に対してでも、「困った!」っぽい発言を受けたら、
大丈夫?の先のアクションが反射的にできるようになろう。
そう思った結構貴重な出来事であった。
ということで今日はこの辺で。Ciao
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