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【海外暮らし】日本ってどうなん?と感じた日(車内トラブル編)

ドイツからこんにちは。エマです。

今回はドイツに住んでいて感じた日本との違いについて。

海外に旅行したり、少しでも海外に住んだりすると見えてくる、日本との違い。
私はそのほとんどが日本ってすごいなー!とか素晴らしいなーと思うことばかりですが、

今回は、日本も海外のこういうところ見習わないと!と感じた出来事を書いていきたいと思います。

日本で5年ほど会社員をしていた頃。
実は、都内暮らしではなく、片道1時間ほどかけて職場まで通勤していました。
通勤にかかる時間はおそらく社員の中で最長・・・
ちょっとでも残業していると、同僚から終電がなくなるよ!とか、東北に行く電車に乗るでしょ?!とか色々とイジられていましたが、当時は1時間ほどは許容範囲と思ってました、当時は、ですが。
慣れって怖いもので、今では、あんな満員電車に1時間も揺られるのは無理そうです・・・

長い通勤時間の間、朝から疲れた顔のお父様方、車内で綺麗な顔を完成させるお姉さま方、しっかり座って爆睡されている方、色々な人間模様も観察しながら通勤していたわけですが、

思った以上に車内での揉め事、言い合い、喧嘩している場面を目撃しました。

車内のアナウンスで聞く、「お客様対応・・・」もほとんどが乗客のトラブルらしいですね。

意外に(?)ドイツではあまりこのような騒動を目撃したことがありません。


ドイツで、かれこれ4年は電車通勤しています。
と言っても市内を走る電車に30〜40分ほど乗るだけですが・・・
コロナの前は月に数回、夜10時近い比較的遅い時間の電車に乗ることもありました。

これだけ電車利用をしてきて、乗客同士の揉め事を見かけたのは1回だけ。

その一回もとても印象に残っています。

仕事終わりで17時過ぎくらいの電車に乗っていた私。
車内は帰宅ラッシュで比較的混んでいました。
と言っても日本の満員電車ほどではありませんが。

私はドア付近に立って、好きな音楽をイヤホンでガンガン聴いていました。
すると、かなりの大声で「Heeeeey!!!」と男性の罵る声が聞こえました。

ビックリして音楽を止めたところ、私が乗った車両の後方で喧嘩が始まったようでした。

怖いな、どうしよう。と思ったのも束の間。
付近の乗客数名が、すぐに止めに入り、殴り合いを始めたり怪我をしないよう制御。
また少し離れたところに立っていた男性が(この方が緊急停止ボタンの一番近くに立っていた)、大声で「これからすぐこの停止ボタンを押して、警察を呼びますから!」と叫び、車内コールで車掌さんに「〇〇両目の車両の一番後ろでトラブルがある、次の駅で下ろすから対応してほしい」と説明。
無事、数分で次の駅に到着し、駅員の方に対応を委ねていました。
周りで心配そうにしていた他の乗客も、「対応してくれたありがとう」云々、喧嘩の仲介に入った人、緊急停止ボタンを押した人を称賛。


なんだこの迅速で美しいチームプレイ・・・
残念ながら日本で見たことないぞ。

日本にいた時、喧嘩や車内トラブル見かけても、見て見ぬふり状態だった私。
恥ずかしいなと痛感。

私が手助けしたところで・・・という気持ちは捨てなきゃと感じました。

ドイツは他者同士の距離が日本より近い印象。
電車の中でも、もちろん街中でも、知らない人同士が気軽に話している場面をよく見かけるし、外国人の私にも世間話をふっかけてくれる方もいます。

そう、こういうのが大事なんだ。

今思えば、日本では他者同士の距離感を厳密にとらなきゃいけないような、そんなルールがあるように感じます。
日本で、ドイツのように気軽に近くの人に世間話ふっかけたら、この人何?って思われそうですよね。

この点、ドイツと日本の大きな違い。
そして日本も見習わないと!って思ったポイントです。

喧嘩してたら止めに入るのが自然だし、気分が悪そうな人、何かあった様子の人がいたら、どうしたの?って聞いてあげられる、普通のことができる人になりたいと思ったドイツでの1日でした。



 #海外在住 #カルチャーショック #ドイツ暮らし #車内トラブル 


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