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なぜ英語がこんなにできるのに生徒が集まらないのか?



皆さんこんにちは。

今日は、多くの優秀な英語の先生がお教室で生徒集めに苦労されている悩みについて書きたいと思います。「なぜ英語がこんなにできるのに生徒集めに苦労するのか?」という問題です。

現状分析

多くの「英語を教えたい」と思っている先生は、英語を話すことも書くこともできます。TOEICでは満点近くを取得し、海外での生活経験もあったりします。

しかし、そんな優秀な方でも生徒を集めるのに苦労しているという方は結構多いです。

なぜ生徒が集まらないのか?

マーケティングスキルの不足:


多くの英語教師は英語のスキルには自信があっても、それを効果的にアピールする方法を知らないことが多いです。

先生業と言われる方たちは自分のスキル磨きには多大なお金をかけても、マーケティングはさっぱり。。。ということも多いです。

競争の激化:


オンライン学習プラットフォームやAIを活用した学習ツールの台頭により、従来の対面式レッスンの需要が減少しています。

また、週に1回通ったところで英語力アップができないことが色んな人に周知し出しています。

ニーズとのミスマッチ:


先生が提供したいレッスンと、生徒が求めているものにズレがあるかもしれません。

読むことを強化したいのに、英会話だったり、
英会話を学びたいのにTOEICの先生についたり、
学校での成績を伸ばしたいのに英検コースに入ったり、とズレがあることも多いです。

先生のキャリアや資格が素晴らしくても、学校で英語が苦手だと思い込んでいる生徒にとっては先生の華々しい資格なんて興味がありません。

生徒の英語力がアップするだけなら、先生は「誰でもいい」のです(笑)

ブランディングの欠如:


個人でレッスンを行っている先生はホームページを持っていないことが多く、インスタのようなSNSで活躍されている方も多いです。
でも、特にお子さんの英語教室を探されている保護者の方はSNSをやっていない方もかなり多いです。

そんな状況でいくらインスタグラムやTick Tockで宣伝しても「知らない」ということは十分にあります。店舗ビジネスの場合は、圧倒的に「口コミ」と「googleマップ」あるいは「ブログ」からの流入が多いです。

店舗ビジネスの場合、SNSだけでは個人の教師として、大手英会話スクールのような強力なブランドイメージを持つことが難しいです。

結果を速く求める傾向:


生徒&保護者は短期間で劇的な上達を期待しがちですが、語学習得には時間がかかります。

この期待と現実のギャップが、生徒の継続を難しくし、退会に繋がります。

英会話偏重による読み書き能力の低下

会話力向上に重点を置きすぎるあまり、読解力や作文力が不足し、結果として生徒が総合的な英語力を求めて塾へ流出してしまうケースがあります。

AIツールとの競合:


ChatGPTなどの高度なAIツールの登場により、従来の英語学習方法の価値が相対的に低下しています。


改善策

  1. マーケティングスキルの向上: SNSの活用やウェブサイトの作成など、自己PRの方法を学ぶ必要があります。

  2. 差別化戦略: オンラインツールにはない、対面レッスンならではの価値を明確にアピールしたいところ。

  3. ニーズ調査: 潜在的な生徒のニーズをしっかりと把握し、それに合わせたサービスを提供することが重要です。

  4. 個人ブランドの構築: 自分の強みや特徴を明確にし、それを一貫してアピールすることで、個人ブランドを作り上げていきましょう。

  5. 現実的な期待値の設定と進捗の可視化: 生徒に対して、語学習得には時間がかかることを丁寧に説明し、小さな進歩を可視化して やる気の向上を手助け することが重要です。短期的な目標と長期的な目標をバランスよく設定し、継続的な学習をサポートする必要があります。

  6. AIの積極的な活用: AIを脅威ではなく、教育を補完するツールとして活用しましょう。

    • AIを使った宿題の添削や、会話練習のパートナーとしての活用

    • AIが苦手な、文化的なニュアンスや実際のコミュニケーション場面での応用力の指導に注力

    • AIツールの効果的な使い方を教えることで、付加価値を提供

  7. バランスの取れた英語教育の提供

  • 会話力だけでなく、読解力や作文力も含めた総合的な英語力の向上を目指すカリキュラムを設計する

  • 実用的な英語力(学術英語など)の習得を支援するプログラムを提供する

  • 定期的に4技能(読む、書く、聞く、話す)をバランスよく評価し、弱点を補強する指導を行う

ざっとメモしただけなので、後日書き足していけたら、と思います。

終わりに

英語力があるだけでは生徒は集まりませんし、集まっても辞めてしまうことも少なくありません。
英語力や教授力を高めるだけでなく、ビジネスパーソンとしてのスキルも磨く必要があります。

さらに、AIの台頭を恐れるのではなく、むしろそれを味方につけ、人間の教師にしかできない価値を提供することが、これからの英語教育の鍵となるでしょう。

そして、英会話だけでなく、読解力や作文力を含めた総合的な英語力の向上を支援することで、生徒の長期的な成長と満足度を高めることができます。これにより、生徒の定着率を高め、塾への流出を防ぐことができるでしょう。

この記事が、悩みを抱える英語教師の皆さんの参考になれば幸いです。

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