エンタメ屋がエンタメをつぶすということ
twitterのトレンドを眺めていてふと目に入った
「サ終」の文字
あーそっか、また何かがサービス終了するのか
それ自体は、もはや何も珍しいことではなく
毎月たくさんのサービスが浮かんでは消えていく
新陳代謝が激しい世界だ
なんて思いながらトレンドをクリックしたのだけれど
今回はどうやら様子が違うようだった
コナミがサイゲームズを
ウマ娘。を訴えたとのこと。
ゲームシステムにおける特許の侵害。
なるほど。
そっか…たしかに、ウマ娘はパワプロに似てるって
昔から言われてたもんなぁ…
そんなことを思いつつ
コナミ側の要求を読んで驚いた。
損害賠償金……40億
まぁ、これはコンテンツの規模間からすると妥当か
そして、ゲームの差し止め要求。
つまり、「サ終」の要求。
これを読んであー…と、うっかり頭を抱えてしまった
コナミはエンタメ屋である。
エンタメを作る会社である。
対する ウマ娘。もエンタメである。
サービス開始してからそれなりの時がたち
一大市場としてそれなりに名を馳せているエンタメである。
自分たちの権利を侵害しているコンテンツの差し止めを行う
ことじたいは正直理にかなってるし、問題はないのだけれど
私たち「外」から見た構図としては
コナミがひとつのエンタメをつぶしている
つぶそうとしている
それとしか見えない。
エンタメ屋がエンタメをつぶすということは
それを楽しんでいる人たちからはその正義性がどうであれ
恨まれることにつながってしまう
エンタメの恨みは深い
せめてまだコンテンツの買い上げとか
特許使用料の継続的な請求とか
そういったところで落とし前はつけられなかったのだろうか
これから、裁判を経てそういった落としどころに落ち着くにせよまずはサ終を要求していたという事実がユーザーにはこれで残ってしまった。
何が言いたいのか自分でもよくわからなくなってきてしまったがとりあえず
今後の行く末を遠巻きに眺めていたいと思う
裁判の結果 ではなく
ユーザーの印象がどう変わっていくのか
とても気になるものだ