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心の整理のしかた、一緒に過ごせる時間のこと
日々生きていれば、
嫌なこと、
悲しいこと、
つらいこと、
モヤモヤすること、
納得いかないこと
そういうことが起きる。
むしろ、そんなことばかりかもしれない。
そんな時、誰かに話して聞いてもらいたくなることがある。
でも、誰かに話すということは、そのできごとの詳細をもう一度思い出して話すことになる。
それは、もう一度そのできごとを体験しているのと同じでは?とふと思った。
嫌だったのに、自らその場面をまた思い出して嫌な気分を味わい直すなんて。
それなら、あんまり深追いせずにサラッと流してしまった方がいいのかも。
よっぽどのことでない限り、少し時間が経てば冷静になって落ち着いてくるものだから。
人に聞いてもらって共感して寄り添ってもらうことで救われることってたくさんあるけれど、その人にも自分と同じ気持ちを味合わせてしまうと思ったら、前よりもずっと慎重になった。
自分の気持ちを聞いてくれる人って自分にとって大切な人達だから。
前に紙に書くと頭に残りやすい方だと書いたけれど、
ひとりで抱え込んでいられない時は、わーっと感情を書き出してから、底の方に眠っていた感情を掘り当てて、そのあとに状況を見つめ直して解決策を考える。
そのあとは紙は破いて捨ててしまう。
そうすると、「あ、大したことなかったな」と。
見返すことがないから、いいのかもしれない。
忘れはしなくても、そのうちどうでもよくなる。
事件や事故、災害のニュースに触れると、大切な人達とあとどのくらい一緒に過ごせるのだろう?と考えることがある。
その答えはわからないのだけど、それなら一緒に過ごせる今日という1日をできるだけ楽しく心地よくて素敵なものにしたいと強く思う。
"今この時を一緒に過ごせる幸せ"
それをちゃんと心に留めておきたい。
こういうことを思うようになったのは、ほんのちょっぴりだけ大人になれているのかもしれない。