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ワーママつらい、だけど…

「ワーママつらい」
友人からLINEでメッセージがきた。

私は友人達よりも早くに子育てが始まったので、子育てについての相談をされることがある。

「いつになったら楽になる??」

その言葉に思ったことは、中学生になってもまだまだ全然大変ということ。
小さな頃は身の回りのお世話と仕事の両立でいっぱいいっぱいだったけれど、今度は身の回りのお世話に手がかからなくなった分、メンタル面での心配事が増えてくる。
しかも、それは目に見えないものだから、一緒に過ごす日常の中で小さな小さなサインに気づかなければならない。
でも、働いていると子どもと過ごす時間が本当にない。
仕事で日中は自由に身動きが取れないし、子どもも部活に塾に友達付き合いで忙しい。
睡眠時間を除いたら、ちゃんと子どもと過ごせる時間って平日は2~3時間かもしれない。
目を見てじっくり会話して…なんて考えたら恐らくもっともっと少ない。
何かをしながら話す、何かをしながら様子を気にかける、悲しいけれどこれが精一杯。
できるだけコミュニケーションを取るように心がけても思春期真っ盛り。
ツンケンされてしまうこともしばしば。
「なんで仕事してんだろ…」
「うまくいかないなぁ、私はちゃんと子育てできてるんだろうか…」
自信を失くして落ち込むこともある。

でも、仕事と子育てを両立してきたことは、私たち親子を成長させてくれたとも思っている。
子どもは私達夫婦以外の人とたくさん接することで、様々な価値観に触れ合うことができ、年の違う友達ときょうだいのように過ごす時間を通して、思いやりの心が育った。
私たちだけでは体験させてあげられないことも、周りの人達のおかげでさせてあげられた。
私自身もひとりじゃなんにもできないこと、そんな自分をいつだって支えてくれる人たちがいることを知ることができた。

ワーママはつらい。
だけど…ワーママも悪くない。

色々あるけれど、その分だけ子どもと一緒に工夫して乗り越えてきた。

保育園で最後のお迎えになってしまって、外から見えたひとりぼっちの小さな小さな背中。
泣きながら抱きついてきた日。
初めてひとりで学童に向かっていく後ろ姿。

…思い出すだけで今でも胸がぎゅっと締め付けられるような苦しい時もいっぱいいっぱいあった。
子どもの小さな心には愛情なんかよりたくさんの寂しさが詰まっているんじゃないかと、そして今でもそうなんじゃないかと思うこともある。

だからこそ、子どもに恥ずかしくないように仕事を頑張って結果を出すようにしている。

迷いながらも走り続けてきた日々。
そして、これからも迷い立ち止まりながらも走り続ける。

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