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わたしの不妊治療(経緯編*後編)

今日も前回のお話の続き
わたしの不妊治療 経緯編の後編です。笑
(前編はこちら)


さて、通っていた病院に不満があった私たち夫婦は
同じく市内の不妊治療専門の1番評判のいい
クリニックへ転院することにしました。


初診前に必ず夫婦揃って説明会を受けなければ
診察してもらえないところ。

最初にここを選ばなかったのは当時
旦那と休みを合わせるのが難しかったからです。
無理してでも最初からここにすれば良かった
と思ったけど、それはあとの祭りでした…

説明会の予約もすぐに埋まってしまうような
人気クリニック。
人気の理由は説明会に行っただけでもわかるくらい
かなり意識の高いクリニックでした。


この病院で治療することを決めて
すぐに初診の予約をとり、受診しました。


説明会でも予告がありましたが初診は問診、診察、
そして検査から始まります。

前の病院での基本的な検査から
1年以上経っていたし、
これといって原因がわかっていなかったため
必須項目に加えて着床スクリーニングという検査も
受けることにしました。

覚悟はしていたけど検査だけで8万円。泣

結果的にこの検査でわかったことは
甲状腺のプロラクチンが高いとのことで
週1で薬を飲み続けることに。
(カバサールという薬。この副作用に当分苦しめられることになります)


それから初診の内診で驚愕の事実発覚。


うーん。
小さいポリープっぽいものがあるかも…
子宮内がボコボコしてると着床の妨げになるから
一度子宮鏡検査してみてしっかり診た方がいいかも

と先生。


え…

ついこの前まで違う病院で何十回と内診受けたけど
そんなの初めて言われたんですけど!!


後日、子宮鏡検査を受けてみたら
本当に子宮内ボコボコしてました。
自分でみてもわかるくらい。
先生すごいです。初診で見抜いてくださった。

健康上問題はないけど着床の邪魔になってしまうので
手術した方がいいと思うと言われたので
子宮内膜搔爬術という手術をすることになりました。

子宮口からボコボコした面を掻き出す手術。
日帰り1万円程度でできる比較的簡単なもの。

なんなく手術も終了。
術後の痛みはあったけど耐えれる程度でした!


淡々と書きましたがこの時点で
説明会から4ヶ月以上が経過しています。


検査や手術は体内周期に合わせてやるので
いつでもいいわけではなくて
待ち時間も多くてなかなか本題に入れず。。
でも準備は大事!
ここからやっと本題の治療が始まります。


前の病院で人工受精を2回しているため
こちらの病院でも人工受精からスタート!

しかし卵巣が腫れて生理がおくれたり
途中、精神的に疲れてしまい
一周期だけ治療をお休みしたりして
またしてもうまく進まない治療。


さらに4ヶ月かけて
こちらの病院で人工受精2回行いましたが
またしても反応なし。。



そして体外受精を受けることを決意。


最初の採卵をしていくことになります。
卵をたくさん育てるため、
薬は内服薬、点鼻薬、そして連日の筋肉注射。

今までとは比べ物にならないほど
体もお金も気持ちも大変でした。

そしてやっと採卵の日。旦那にも付き添ってもらい
(こちらの病院では)全身麻酔で採卵しました。

麻酔から覚めた時のお腹の激痛…吐き気…
それに苦しむ私をみた旦那の焦り具合
忘れないと思います(笑)


採卵の結果は25個!
そのうち成熟卵が21個!
とりあえずまずまずの結果だったと思います。


それから受精の仕方を先生と相談して
顕微授精を5個、その他は体外授精にすることに。
21個中 計11個が受精成功しました。

さらに培養と移植のお話。
3個は初期胚という2、3日培養したもの
その他を5日ほど培養して胚盤胞に育ててもらいます。

そして最終的に移植できる状態まで成長できたのは
8個の受精卵


1周期に一個ずつ移植するとして
チャンスは8回ということになります。


採卵の負荷で卵巣腫れてしまい重度のOHSSで
1週間、自宅で絶対安静を余儀なくされ、
仕事にも迷惑をかけたりしました。


そして次の周期で初めての移植。
移植する周期も薬での調整をすると
またしてもたくさんの薬を服用することになります。



初めての移植の結果は。陰性。
体外受精でもダメなのか…とただただ落ち込み
それでも前を向いて、次の移植に臨みます。


1回目は初期胚の移植だったので
2回目は胚盤胞を移植することになりました。
胚盤胞の中で1番の優良胚。
期待が高まる反面、これでダメだったら…という
ハンパないプレッシャーがありました。

それから1回目は薬での調整周期だったのを
敢えて体の自然な周期に任せて移植してみることにしました。
薬へのストレスがなくなったので
これだけでずいぶん楽でしたが…



移植から判定日までの間
不安で押しつぶされそうで
今まで治療してきた中で1番苦しかった1カ月。

仕事休んでベッドに塞ぎ込んでた日もありました。

そして判定日前日。
薬を使ってないので、普通に生理が来てしまい
絶望感で号泣。

次の日、判定日だったので一応受診しました。
ひとりで話を聞くのが怖くて、
旦那に仕事を休んでもらい付き添ってもらいました。


生理が来ていたので心の準備はしていたけれど
先生の話を聞きながらまた号泣。


そんな中でも次回をどうするかというお話。

先生曰く
優良胚を複数回試しても結果が出なかった人がやる
検査があるとのこと。
TORIO検査というもので
1回でとった検体で3つの検査ができるけど
費用はおおよそ18万円

夫婦で相談して、決まったらまたおいで、
といわれてその日は帰りました。


帰りながら旦那と相談して検査を受けることを決意。

後日、病院に行ってその旨を伝えると
さっそく次周期に検査をすることに。


3つの検査結果が出たのは検査から3週間後。
なんと全てひっかかっていました。

そのうち2つはサプリメントと薬で
1ヶ月程度で治療できるものでした。

そして3つめが1番の原因であったと思います。
それは着床したい卵と着床させたい子宮側の
タイミングが30時間以上もズレていたこと。


最近の医療はそんなことまで分かるんですね。

これの対処法としては
移植するタイミングを子宮側のタイミングに
合わせてあげること、ただそれだけです。

というわけで
サプリメントと薬で治療した1ヶ月後、
今までとは30時間ずらして移植することに。


そして念のため、初期胚と胚盤胞のふたつを
同周期に移植する二段階移植も行うことにしました。


この周期は判定日まで生理も来ず…
またしても旦那に付き添ってもらい判定日、病院へ。

血液検査での判定になるので
着いて早々採血し、結果がでるまで約1時間。

不安で泣きそうになりながら待ちました。


そして、判定は。

初めての陽性。

思わず旦那と顔を合わせて手を握って泣きました。


長い長い不妊治療が終わった日。



わたしの不妊治療 経緯編(完) です笑




書いてみたらかなり長くなってしまいました(笑)
これでもだいぶ端折ったんですけど。
読んでいただき、ありがとうございました❋

次回からはもうちょっと短くしたいです(笑)

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