"子どもは"って言わないで。可愛いおやすみ前の会話。
21時45分。
小学五年生の息子に「こどもは早く寝たほうがいいよ」と声をかけると「えーなんで大人は早く寝なくていいの?」と言われる。
あーそれ私もこどもの時思った!
こどもは身体が成長している最中なので、
睡眠が大切。
そうは言っても、やっぱりこどもだって夜は起きていたいよね。
「こどもを狙った鬼が食べに来るよ」くらいのインパクトがないと、こどもは早く寝たほうがいいの説得力はない。
息子は続けて抗議してくるように言った。
「 "こどもは" っていうのが差別してるみたいで嫌だ。 "人は" とかならいいけど」と。
なあるほど。妙に納得した私は、口に出して言ってみた。
「人は早く寝た方がいいよ。」
言ってみて可笑しさが込み上げてくる。
そうだなあ。人類はかつて灯りのない時代には太陽が沈むと寝ていたんだよ。
そんな壮大な歴史が浮かび上がる。
人は早く寝た方がいいよ。そりゃそうだ。
こんなやりとりの後、「おやすみ」と声をかけると30秒後には寝息がしっかり聞こえてきた。
眠かったんじゃん。
このエピソードが、まるでプチトマトみたいに可愛い。
まだまだ可愛い小学五年生。