見出し画像

理想のバイリンガル

私が思う、理想のバイリンガル。
もちろん、日本語も英語もネイティブレベルで、学術的な内容や専門的な内容も両言語で問題なく理解できて、TPOに合わせて言語を操ることができるのが理想中の理想。

でも、日本に住んで、日本で教育を受けるのだから、日本語が強くなってしまうことは致し方ないと思っています。

それでも、バイリンガル育児をするにあたって、譲れないポイントはあります。

①日本語でも、英語でも、どちらかの言語をモノリンガルと同様のレベルまでもっていくこと。

これはトッププライオリティ。

留学等を通し、バイリンガルを自称するハーフや帰国子女と交流する機会が多くありました。
そこで感じたのは、バイリンガルといっても「どちらの言語も中途半端」という人がかなりの割合でいるということ。

確かに、日常会話をする分には問題なく、自然に2ヶ国語を話せているのですが、どちらの言語でも内容が少し複雑になると単語がついてこなかったり、敬語をうまく使えなかったりと、俗に言う「ネイティブ」のレベルではないな、と感じることが多々ありました。

これって、非常に危険なことだと思うのです。
どの言語もマスターできていないということは、アイデンティティが確立されず、宙ぶらりんになってしまっているのではないでしょうか。

だって、軽口は叩けるけど、深い話はできないようでは、思考も追いつきませんよね。

例えば、英語と日本語がどちらも80%になってしまうくらいなら、私は英語が60%になっても日本語を100%にしてあげたいと思うのです。

どちらも80%できれば、そこそこの会話はできると思いますし、人から「すごい」と言われるレベルになると思うんです。

それでも、自信を持って話すことができる言語を1つは持つことが、アイデンティティの確立、ひいては心の安定にもつながると信じています。

②2ヶ国語を話す抵抗をなくすこと。 

これは、私自身が常々頑張っていることでもあります。

私は中学生で英語を学び始め、後天的に英語を身につけました。

そのため、「英語を話す」ということに壁があり、コミュニケーションが問題なくとれるレベルになっても、やっぱり英語を使用することが少なからずストレスになってしまっているのです。

これはもしかしたら日本人特有かもしれませんね。
発音がよくて笑われるとか、文法を気にして発言できないとか。
そういった学生時代の洗脳が、今も足を引っ張っています。

例え英語が思うようにマスターできなくても、我が子には下手くそでも抵抗なく「英語を話す」ことができるようになってほしいです。

私自身、英語がある種のコンプレックスにもなっているので、欲を言えば子供には英語をマスターしてもらいたい。
でも、綺麗な日本語も覚えてもらいたい。
時間は有限だし、あまり詰め込みすぎてもその他の部分の成長に影響が出そうで、どこまでやればいいのか、日々模索中です。

ひとまずは、ゆるりとおうち英語を頑張ります。
発語が待ち遠しい!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?