【パンジ -砂漠の王者とアルハの娘-】あらすじ
【あらすじ】
時は遥か未来、人類の終末期…科学文明はとうに廃れ、力こそが正義である無秩序な世界となっていた。 人類を進化させる力を持つアルハ族の娘ローズは、世界掌握を狙う砂漠の王・ドンボルジの根城に捕えられていた。
そこで出会ったケモノのような瀕死の少年を救うため、彼女は禁忌であるその力を使ってしまう。 一命をとりとめ獣人と化した少年・パンジと、世界一非力だが人を信じ続けるローズ。 世界の終わりを止めるためローズとパンジ、2人の旅が今、始まる!
【各話あらすじ】
season.1 (第1話~第12話)
第1話:はじまりのキス
アルハ族の娘ローズは、砂漠の王・ドンボルジの根城に捕えられていた。
そこで死にかけていた名もない少年の命を救うため、彼女は禁忌の力を使う。
第2話:バケモノ
禁忌の力により生き残り、野獣のような姿になった少年はドンボルジ王の砦から逃げ延びる。一方、ローズは王の怒りを買い処刑か力を使うかの選択を迫られる。
第3話:覚醒の力
少年を助けるためにやむなく『覚醒力』を使ったローズはドンボルジ王の怒りをかってしまう。王のためにその力を使うか、処刑されるかの選択を迫られるが…。
第4話:助けに来た子
力を使う事を断るローズは、高い塔から落下する。助けに来た少年によってローズは無事に着地。しかしドンボルジ王と少年の因縁が正面衝突してしまう。
第5話:覇王と獣
この砂漠で暮らしていた遊牧民族の生き残りである少年は、ドンボルジ王を恨んでいた。彼らは王の傘下に入ることを拒み続けたために皆殺しに会い、少年だけが生き残った。『覚醒力』を身に着けた少年は覇王に牙をむく。
第6話:消えぬ因縁
怒りと恐怖心で錯乱した少年の力はすさまじく、ドンボルジ王にも止めることは出来ない。誰もが死を覚悟したその時、ローズは少年に歩み寄る。
第7話:ありがとう
ローズは少年を止めた。そしてドンボルジ王に『覚醒力』の愚かさを語る。
第8話:名前はパンジ
身を挺して騒ぎを治めたローズ。彼女の強さを認めたドンボルジ王。
一夜明け、覚醒力の副作用から回復した少年にローズは問いかける。
第9話:ローズの探し人
1人でバザールへ戻ると言うローズに、身の危険を諭し止めるドンボルジ王。ローズはなぜ自分が下山してきたのか、その理由を静かに語りだす。
彼女はある人物を探していた…。
第10話:奔放息子の帰宅
ドンボルジ王の末息子・リューマが帰宅する。宝物庫の品を無断で売り、数か月砂漠を放浪していた息子。その上事情も知らずに『ローズをバザールへ連れてゆく』と軽口をたたくリューマに王の怒りは爆発する。
第11話:砂の上の父と子
自由気まま過ぎる愚息・リューマを叩きなおすために砂の上に立つドンボルジ王。ひ弱で根性なしのリューマはなすすべがない。しかし、父から放たれた母への侮辱により、発奮し…。
第12話:強者の提案
ローズの頼みにより、リューマがバザールまで案内することになった。旅の支度にざわめく北の砦。その時ローズは、一つの決断を心に秘めていた…。