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概念を体に取り込む #勝手にコルクラボ

昔のネタですいません。

私が入っている #コルクラボ というコミュニティにはクローズドな掲示板があって、毎週そこにお題が出される。自分を見つめて回答するもので、内省が好きな私は大好物。

コルクラボ以外でも答えたい人がいたら #勝手にコルクラボ のハッシュタグをつけて、Twitterやnoteで答えてみてね。

2018年5月のお題に私が答えたものが、自分で読み直してけっこう面白かったのでこちらにも投稿してしまう。

Q.「わかった!」という原体験を聞かせてください。

当時、掲示板に書いたのはこちら。

これ難しいんだけど、いいのが思いついたら再度書く前提で、ひとまず今の段階で思いついたのを書くね。

『概念を体に取り込む』

中学生3年生の時に転校して群馬の学校へ(それまでは東京のはずれ)。
もともと算数とか数学とか好きだったんだけど、中3の時の数学の白石先生はますます好きにさせてくれる人だった。

数学を白石先生に習うのは初めての学年だったんだけど、「数学苦手な人も多いと思うけど、僕が教えればすごい簡単だから安心するように」とニコニコ言うの。
黒板に大きく「ルート2」を記号で書いて、これはこれこれこういう意味です。はい、簡単ですね。それだけだから。という。
「ん? 簡単なのかな?」って思うじゃん。でもルート2って言われても、これまでと違って全然大きさとか長さとかでイメージできないし。それはルート2もルート3もルート5も全部同じで。だけど、簡単だというから簡単だと思おうとしていて(だってそれまで得意だったから)、数学というのは、新しい概念を当たり前になるまで体に取り入れることなんだなーと思ったし、そこで「そういうものなんだ」とわかった。

最初のうちは「ルートってどういうことだっけ?」と思い返さないとならないんだけど、何度も計算していくうちに見るだけで次の計算が想像できたり、どういうことかわかる。それは私の体の中にルートという概念が当たり前のものとして形成されたということで。「新しい概念を取り入れるってこういうことなんだ」がわかったんだとおもう。

だから今でも、聞いた時に「はて?」って頭に星がチカチカするような新しい概念が大好きで、それをよく読んだり聞いたりして体に取り込むってことが大好き。大学の時にプログラミングで整数型とかに並んで配列型、ベクター型とか習ったときにも「うそーんナニコレ」って思った。新しい概念ってすごくいい。

最近で言うと「ギブするとはどういうことか」という概念を取り込んでいる最中。当たり前の人にとっては当たり前なんだけど、私は「どういうことだっけ?」と立ち返らないとまだうまく使えない。

最後に書かれているのが「ギブ」の話で面白い。なぜなら、今まさに「GIVEの実験室」というサロンで「ギブ」について深めているから! 先日も同サロン内で『GIVE&TAKE』の読書会をしたばかり。読書会中に気づいたのだけど、こんな名前のサロンに入るくらいなんだから、みんな「ギバー」という認識がある(またはギバーになりたい)のだろうねという話になった。そんな場所もなかなか珍しいのかも。

概念の話については、同じことをはてなブログ「Low Kick」でも書いているので貼っておく。


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栃尾江美(とっちー)
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