小児はりを行う施術者に求められる3つの要素
小児はりは、鍼灸施術のひとつでありながら、鍼灸の養成校ではほとんど学ぶことのできない技術です。つまり、小児はりを行おうと思ったら
・とにかく実際に子どもに施術しながら、いろいろな気付きを得る
・師匠に師事して、臨床現場を見学し、知識経験を蓄える
・外部の勉強会に参加して、スキルを身に着ける
といったことが必要になるかと思います。
わたしは、大人の治療と子どもの治療を「別物」として捉えているので、大人の治療がうまいからといって子どもの治療もうまいとは限らないと思っています。小児はり施術を行うには、やっぱり色々な知識をつけたほうがいい。でも、その知識は大人の治療にも活かせるものなんです。
子どもの治療がうまくなると、大人の治療もうまくなる。
これは、かなり真理だと思っています。
個人的には、将来、学校教育の中でも小児はりの授業が充分に取り入れられればいいな~と願っていますが、とりあえず今のところは、小児はりを施術する鍼灸師の数が増えることを願って、わたしの知識や想いを書き溜めていくことにします。
では、本題。
大人の治療とは別に、小児はり施術に求められるものとは何なのでしょうか。
①治療技術(皮膚を読む力、適切な刺激量の見極め、気持ちの良い手技)
②親への説明技術(子どもについての知識、病態把握、親への共感)
③子どもに好かれる人柄(笑顔、やさしさ、治療院を含めた雰囲気づくり)
一つずつみていきましょう。
①治療技術
小児はりはまず、子どもが「気持ちいい~」って思うことが大前提なんです。なので、子どもに気持ちよく施術できないと、逃げられてしまいます。
日々、鍛錬しましょう。(わたしももちろん精進します!)
これはもう、何人ものお子さんの皮膚を触らせてもらって、年齢や皮膚の状態によって微妙に変わる刺激強度や刺激方法をその都度学んで会得していくしかないと思っています。
サポートしていただいたお金を使って、たくさんお勉強します!また学んだことは皆様に還元できればいいなと思ってます(^^)