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【夫婦仲が深まる】子どもが寝た後におすすめのスキンシップ

先日、十数名の男性に「男性ならではのお悩み」について話を聞く機会がありまして。いろんな意見が出て、おお男性ってたいへんやな……って思ったのですけど、その中で話題にのぼったテーマが、産後のセックスレスでした。

今回出た意見をまとめると、

・産後の妻がセックスへの欲求が減るのは仕方ないもの、と理解する
・そのうえで、耐える(風俗も利用しつつ)
・たまにお互いの欲求が合った時に、逃さずバットを振る感じ

ってかんじでした。皆さん優しい方ばかりで、産後女性の「あんまりしたくない」を尊重してくださってたので、すごいなと思いましたね。

でも女性側としても、相手が自分を好きだと思ってくれてるな、というサインがあると嬉しいはずです。「好き」の延長線上に「相手に触れたい」がくるし、「触れられる」から「好き」だと感じることももちろんありますね。

だからこそ、パートナーのことをどんどん触っていってほしいんですよね。
しかも相手が気持ちよくなるように。
そうすればもう、必然的に相手はこちらのことを「好き」って感じます。

今日は、「パートナーに喜ばれるスキンシップ」について書いていきたいと思います。相手を喜ばせたいなって思ってる方、もうちょい夫婦のスキンシップを増やしたいなって思ってる方は、ぜひ読んでください。


スキンシップのタイミング

人に触れるという行為は、求められていなければ即座に嫌がられる可能性もはらんでいます。たとえば子どもにご飯を食べさせるのも、子どもがお腹いっぱいで口を閉じているのにむりやりスプーンを目の前にもっていって「ほらはやく食べなよ」と言ったところで、食べませんよね。

大事なのは、「相手がふれあいを求めた瞬間」を見定めることです。

では、相手がふれあいを求める瞬間とは、たとえばどんな時でしょうか。
ズバリ言うと、「気を張っていない時」です。
人は、何かに集中しているときや、頑張っている時は、自分で自分を満たせているので、他人の存在を必要としていません。その緊張が解けて、ほっとしたとき、あるいは退屈な時、寂しい時、なにか自分だけでは「足りない」と感じた時などは、誰かを求めやすいです。

相手がこういうタイミングであるかどうかを、まずは観察し、感じ取ることが必要なんですね。ずっと一緒にいる大切な人なので、相手のタイミングを感じ取ることもそう難しくはないと思います。とはいえ、万人に共通する、スキンシップにおすすめのタイミングがあります。

それは、子どもが寝た後。
「今日も疲れたね~。マッサージしよ!」
ってお互い、やり合ってほしいのです。どちらかが一方的にマッサージするのではなく、するのも、されるのも経験してください。

育児中は、子どもの年齢が小さければ小さいほど、親は神経も使うし、筋肉もこります。子どもに授乳をしたり、抱っこをしたりして、背中も腰もバキバキになっている母親も多いはず。もちろん父親も、肩こりやら、いろいろあるでしょう。

マッサージを受けると気持ちがいいですが、実は、誰かにマッサージをするとき、する側にはオキシトシンというホルモンが出ていて、「相手に対して優しい気持ち・好きだという気持ち」が高まることがわかっているのです。

だからこそ、マッサージは、するだけではなく、されることも超大事。
また、自分がされることで、どこをどうすれば気持ちいいかを伝えたり、自分でも感じたりするので、お互いにうまくなっていきます。

自分がどこをどうすれば気持ちよくなれるかを知っておくこと、そしてそれを素直に相手に伝えられること、このへんは、セックス中のコミュニケーションとしても大切ですよね。相手に気を遣って言いたいことを言えないよりは、正直に「もっとこっちのほうが好きかも」と言えるようになっておく関係性が望ましいです。

時間は短くてもいいので、お互いへの慰労のマッサージが習慣化できたら、ふたりで癒されるし、気持ちいいし、相手に触れること・触れられることへのハードルが下がるし、ほんとにいいことづくしなんですよ。


気持ちよさを追求する

リラクゼーションのお仕事をしている人たちは、人の身体に触れるプロですから、相手を気持ちよくさせるコツをたくさん知っています。しかし、そうでない人の方が多数なので、マッサージといってもどうすればいいのか、どこをやればいいのか、最初は戸惑ってしまうかも。

夫婦でのマッサージで大事なのは、

・自分の指や腰を痛めない(自分の身体が痛いのに無理してやらない)
・相手に、どこが気持ちいいか確認しながらやる
・揉む、押す必要はなく、撫でるだけでもOK

だと思っています。プロのように、指圧をしようとしたり、ゴリゴリ揉むと、すぐに自分の指を痛めたりしますので、無理せずに。意外と、撫でられるだけでも気持ちがいいものです。相手がしんどい箇所を聞いて、そのあたりに手を当てるだけで、相手はほっとしてくれると思います。

そして、触り方にもコツがあります。それは、「常に、受け手の感覚を想像しながら触る」ということ。触るときは、同時に、触られているような感覚をもちながらやると、うまくいきます。

先日、わたし美容院に行ったんですね。で、こんな感想をもちました。

これね、昔、島田紳助が「セックスって絶対男性よりも女性のほうが気持ちいいよな?」って言うてたんですね。

紳助が言うには、「入れるほうより、入れられるほうが絶対気持ちいい。だって、耳掃除するとき、気持ちいいのは耳側であって、耳かき棒側ではないやん」とのこと。昔のわたしは、これを聞いて妙に納得した覚えがあります。今回のわたしのこの感覚も、おんなじようなもんやなと思うんです。

かたちに沿って、触れられることの気持ちよさ。このお話では耳ですが、相手の身体の曲線に沿うことって、実はとても大事なんです。
なのでまずは、手のひらを相手の身体に当てて、どこに骨があるのか、どこが固くてどこがやわらかいのか、撫でながら観察してみてほしいです。

身体は立体なので、時には手の角度を変えたり、手のひらの母指球(親指側のふくらみ)を使って刺激したり、いろいろと変化をつけてみるといいかもしれません。そして、自分がもし、こう触られていたら気持ちいいかな?をイメージしてみる。外縁に沿って密着させると気持ちいいのは、挿入時でも同じですよね。


もうひとつ上のスキンシップを目指すなら

マッサージってすごく良いんですけど、いくつか問題もあります。

ひとつは、単純に、疲れる。手がしんどい。腕もしんどい。もっとやって~って求められるのはありがたいけど、正直疲れます。

あとは、手が乾燥していたり、切れていたりするとガサガサだし、人に触れるのはちょっと……って気を遣う場合があったり、ものすごく手のひらが汗かきだとか、手が冷たいとか、触れる側のコンディションがととのってないこともある。

そんなときにおすすめしたいのがお灸です。

お灸は、ライターと灰皿があればできる、手軽な健康法。

これだけ、火をつけて相手の身体に置くだけなので、腕も手も疲れません。背中や腰は、自分ではお灸できないので、誰かに据えてもらう必要があるのですが、夫婦でやりあいっこするお灸の習慣って、めっちゃいいんです。

背中のツボ

おすすめのお灸ポイントを、★印で示しておきました。場所は、そこまで厳密にこだわらなくていいし、ズレててもいいし、もちろんこの★印を無視してもらってもかまいません。

軽く指で撫でたり、かるーく押したりしてみて、「ここ気持ちいい?」「あ、そこしんどい」みたいなやりとりのあと、火をつけたお灸を相手の身体に置いてみてください。

もぐさの落ち着く香りとともに、じんわりあたたかくて、とってもリラックスできます。お灸は、自律神経をととのえる効果があるので、血行を良くして筋肉をやわらかくするだけでなく、イライラしやすい・よく眠れない・便秘・皮膚の乾燥などの症状にも効果的です。

熱いのを我慢する必要はないので、皮膚がピリピリするような感覚があったら早めにはずしてあげてくださいね。もちろんこれも交替すると、なおいいです。夫婦でお灸を据える習慣があると、相手の不調に気づきやすくなります。(毎日触っていると、皮膚の違いがわかるようになる)

身体は、しんどいとき、皮膚に不調が出るようになっています。
内臓の疲れや、メンタルの不調なども、皮膚を見ればわかってしまうんですね。わたしがしている鍼灸師って、そういうお仕事です。

いちばん大事な人だからこそ、ずっと元気でいてほしい。そして不調があるなら、早めに改善させたいですよね。夫婦で行うお灸は、スキンシップの効果もあるし、相手への気遣いが最上級になるので、お互いに愛しい気持ちがめちゃくちゃ高まります

さらに余談ですが、お灸は、据える場所によっては、性機能の向上もみられます。これ男女ともに嬉しいやつですよ。また機会があれば書きますね。

マッサージもいいけど、もっと他に、相手に気持ちいいって思ってもらう方法はないかな?とお考えの皆様には、ぜひお灸も試してみてほしいです。



マッサージにしろ、お灸にしろ、相手から「あれ、またやってほしいな」って求められたら、気持ちいい・心地いいと思われている証拠であり、タイミングもばっちりだったということですね。

人と人は、触れることで親密さを増していきます。

今はソーシャルディスタンスが必要な世の中だからこそ、夫婦はめちゃくちゃ、ひっついていてほしい。触れることでしか得られない安心感があります。

相手に触れる、ということは「わたしはあなたに興味があるよ」「わたしはあなたのことを気にかけているよ」というサインの証明でもありますしね。やっぱり仲良し夫婦は、スキンシップがさかんという特徴があると思います。

相手に気持ちよく触れること、相手に心地よい刺激を与えること、ということを念頭において、喜ばれるスキンシップを目指してみてくださいね(*^^*)



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